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共働きなのになぜワンオペ︖ワンオペ育児を楽にする⽅法

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子育てや家事など、些細なことで夫婦間の言い争いが起きていませんか?

そんな日々の生活のなかでモヤっと感は家事・育児の偏りが原因かもしれません。

今回の記事では、共働き夫婦が抱えるワンオペ育児への悩みに焦点を当ててお話していきますので、少しでも心当たりを抱えている方は参考にしてみてくださいね。

共働きなのにワンオペ育児になってしまう原因

2022年9月に厚生労働省が発表した調査では、「仕事を持ちながら児童を子育てする女性」の割合は75.9%と過去最高を記録しました。

そんな現代で家庭の大きな問題になっているのが家事・育児を担うバランスです。
共働き夫婦の割合が増加する一方、仕事をしている母親がワンオペで家事・育児を担っているという家庭は少なくないのです。

では、なぜそういった問題が起きてしまうのでしょうか?

まずは家事・育児のバランスが夫婦間で偏ってしまう理由を探っていきましょう。

⽗親の仕事の勤務時間が⻑い

母親がワンオペ育児になってしまう原因として、最も多くあげられる理由は父親が務める会社の働き方に関するものです。

子どもたちを寝かしつける時間まで旦那が帰ってこない
外回りが多い勤務形態のため緊急時に帰宅してもらえない
拘束時間が長いため、家にいる時間が長い女性側が自然とワンオペ育児を担っている

働き方改革が叫ばれている日本ですが、働き盛りの年代である子育て世代の労働時間が長くなってしまう職場はまだまだ多いようです。

このような状況だと、家事・育児のピークタイムである夕方から夜にかけて家にいる時間が長い方がワンオペになってしまうことは必然的といえるでしょう。

⺟親のシフトが自由

男性だけでなく、女性の働き方もワンオペ育児の大きな要因となっています。

女性が活躍できる機会増えている一方、出産は女性の身体を大きく変化させるため、出産や子育てといったライフステージに合わせて多くの女性が働き方を変えている場合が多いです。

専業主婦やパート、アルバイトなど、働く時間に融通の利くポジションに移ると、家事や子育ての“調整役”を担うことも多くなるでしょう。

女性の身体や育児を支えるための業務形態ですが、場合によっては家事・育児のバランスが女性側に大きく偏ってしまう原因にもなってしまうのです。

夫婦に収入格差がある

女性が正社員からパートやアルバイトに働き方を移すと、夫婦間で収入の格差が生まれてしまいます。

もちろん収入が多い方が偉いなんてことはないのですが、
夫婦ともに正社員だけど、夫は私よりも給料が高く責任ある仕事をしている
出産を機に一度仕事を辞めたことで旦那より給料が低くなった
夫は正社員だが私はパートなので稼ぎが違う

など、収入の差に引け目を感じてしまう女性は少なくないようです。

このような感情が渦巻いていると、家事・育児の負担が偏っていても「仕方ない」「変えようがない」とワンオペ育児を自分のなかで正当化することに繋がってしまうでしょう。

そもそも夫が育児をしない

最後は、ワンオペ育児の根本的な原因である家事・育児における夫婦の役割分担意識についてです。

旦那側の仕事の都合によってもさまざまですが、
休みの日でも自分の予定を詰め込んで育児をしてくれない
男は仕事、女は家庭という固定概念を強要してくる

など、家事・育児に非協力的な夫への不満を抱えている方も多いようです。

共働きなのにワンオペ育児の悩み

家庭によってさまざまな原因はありますが、共働き夫婦でも家事・育児の負担割合は女性の方が多い傾向にあります。

女性が抱えるワンオペ育児の悩みにはどんなものがあるのでしょうか。

家庭の現状を見つめ夫婦で解決に向かっていくためにも、ワンオペ育児の悩みでよくあるケースをご紹介しておきます。

仕事・家事・育児の負担が不公平

内閣府の「令和元年度家庭等と仕事のバランスに関する調査」によると、家事・育児両面における夫婦間のバランスは妻の負担割合の方が多くなっています。

逆に夫は妻に比べて職場での拘束時間が長く、仕事面においても夫婦間で不平等が生まれていることがわかります。

こういった不公平さが
なんで私ばかりが…
同じようにフルタイムで働いているのに

といった不満を生んでしまうのです。

残業ができずに仕事が中途半端になる

子どもが保育園や幼稚園に通っている場合は、お迎えの時間が決まっているため残業ができないというケースも多いです。

自分の満足いく仕事時間が確保できず「周りに迷惑をかけてしまう」と感じる人も少なくありません。

子どもの急な対応に仕事を早退

また、子ども送迎や急病時に対応するのも女性の割合が多いのが現状です。

子どもは体調を崩しやすいため、急な早退や欠勤を余儀なくされることもあり「肩身が狭い」「働きづらい」と感じてしまうこともあります。

ワンオペ育児を楽にする方法

ワンオペ育児を楽にする1番の方法は、夫婦間で協力・分担してワンオペを脱却することです。

ただ、仕事形態や家庭の事情により協力体制をつくるのが難しいという場合もあるでしょう。

ワンオペ育児を楽にする方法はいくつもあるので、ご紹介する内容を参考にしながら家庭に合った方法を見つけてみてください。

家事を必要最低限にし分担

1日は誰にでも平等に24時間しかありません。
そのなかで家事・育児に充てられる時間はさらに限られていることでしょう。

そこで、まずは毎日行っている家事や育児について一度見直してみることがおすすめです。

例えば、買い物は週1回にまとめる、スーパーの総菜を買う、掃除の場所や回数を減らすなど、無理のない範囲でできる量に調節してみましょう。

一人で抱え込むと自分のできなさ加減を感じてしまうことが多いですが、完璧を求めずに必要最低限でいいという意識を持つことが大切です。

仕事の勤務形態の変更

仕事と育児のバランスが崩れていると感じたら仕事の勤務形態を見直してみる必要があります。

夫婦ともにフルタイムで働いている家庭は一時的にでも勤務形態の変更を検討してみてください。また、近年では男性の育児休暇取得も進んでいるので務め先に確認してみましょう。

一時保育の利⽤

共働きだったり、実家が遠くて子どもと離れる時間が取れない場合は外部の一時保育を利用してみましょう。

子どもを預けて自分の時間を確保することに罪悪感を抱く方もいるかもしれませんが、上手に息抜きをしてストレスを解消することは子どもとの関係においても大切なことです。

何かあったときのために地域の一時保育施設を調べておくだけでも心強いですよ。

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子育て⽀援センターの利⽤

また、子育てに行き詰まりを感じている方には子育て支援センターの利用もおすすめです。

子育て支援センターはどの自治体にも存在する支援場所で
育児相談や援助
親子の交流の場の提供
子育て関連情報の提供
子育てに関する講習やイベントの実施

などの活動が行われています。

特に、転勤で新しい土地に来たばかりの方には、地域とのつながりやママ友との交流は図る貴重な機会を提供してくれることでしょう。

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家事代⾏やベビーシッターの利⽤

幼い子どもを抱えると育児にかかりきりになり、身の回りのことが手につかなかったり育児にうんざりしてしまうことがありますよね。

そんな場合は、家事・育児を外注することを検討してみてください。

家事代行やベビーシッターなど、行き詰まりを感じたときだけでも外部サービスに頼ってみると心持ちがかなり変化します。

無理に自分だけでこなそうとすると精神的なストレスになってしまうので、少しでもいいので自分の負担を減らすという意識を持つようにしてみてください。

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⾷材宅配・料理キットの利⽤

子どもが小さいうちは手料理を用意してあげたいと思いがちですが、食事は準備や調理、片付けなどたくさんの手間と時間が伴います。

そこでおすすめなのが、料理を簡単にサポートしてくれる食材宅配・料理キットです。

一口に宅配サービスといっても
カット済の食材を炒めるだけ
使う食材が毎日届いてレシピ通りに調理するだけ
お店のようにクオリティの高いミールキット

など、さまざまな形態のものがあるので楽しみながら利用できます。

食事の準備は毎日必要な家事なのでこういったサービスを上手に利用してみましょう。

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宅配弁当の利⽤

また、さらに食事準備にかかる時間を短縮したい方には宅配弁当の利用がおすすめです。

宅配弁当にも常温ですぐ食べられるものからレンジや湯煎で温めるだけのものまで、さまざまな種類があるので好みのものを注文してみましょう。

小さな子どもがいると外食に行くだけでも大変なので、美味しく栄養のあるものを気軽に食べられる宅配弁当は子育てママにとって強い味方になってくれますよ。

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便利家電の活⽤

毎日の家事をすべて自分たちでやる必要はありません。

最近では、新種の神器として
ロボット掃除機
食器洗い乾燥機
ドラム式洗濯乾燥機

があげられるなど、利便性の高い時短家電が多く登場しています。

少しでも家事や育児の負担を減らせるように、助けとなる家電を積極的に取り入れてみましょう。

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夫婦間の協力で家事・育児を乗り切ろう

現代夫婦が抱えるワンオペ育児問題はいかがでしたか?

働き方や家族の形が変わってきているからこそ、夫婦間での協力や周りの力を頼ることが不可欠になっています。家庭それぞれの問題を見つめ直し、悩みに合った解決方法を探していきましょう。

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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