

多くのママは子どもにお手伝いをして欲しいと思っているのではないでしょうか?
今回は、子どもに上手くお手伝いをさせることができず困っているママのためにも、小学生の子どもができるお手伝いやお手伝いのメリットをまとめました!
目次
小学生でもできるお手伝い
小学生ができるお手伝いには様々なものがありますが、代表的なものに料理や掃除があります。料理の中の簡単な工程や時間のかからない掃除など、子どもが続けることができるお手伝いを選ぶことがポイントです。
紹介するお手伝いの他にも、ポストへ新聞や郵便物を取りにいくことやカーテンの開け閉めなども小学生ができるお手伝いです。
かんたんな調理
料理は作る工程が工作のようで楽しかったり、作ったものを自分が食べることができるので人気の手伝いの一つです。しかしキッチンには包丁やガスなどの危険なものも多いので、子どもに自由にさせるのではなく必ず親が見守りましょう。
使う食材や調理器具を準備する、材料を混ぜる、卵を割る、野菜を洗うなどから始めましょう。徐々に慣れてきたら、米を研ぐことやピーラーを使って野菜の皮を剥くお手伝いもお願いしてみましょう。ピーラーや包丁などの刃物は危険が伴うので、気を付けて使うように教えることも必要です。炊飯器のスイッチを入れる工程まで教えると一人でご飯を炊くことができるようになります。
⾷事の準備・片付け
調理は心配だからさせたくないという場合は、食事の準備や片づけのお手伝いがおすすめです。使うお皿や箸を食卓に並べたり、家族のお茶をコップにそそぐなども立派なお手伝いの一つですね。他にも食卓で使うしょうゆやマヨネーズなどを冷蔵庫から出して使う場所へ置くことも簡単にできるお手伝いです。
食事の後は、自分が使った食器だけでなく家族みんなで使った台布巾や大皿、お茶のポットなどをキッチンへ片づけるお手伝いをさせてみましょう。重いものややけどの危険性があるもの、割れやすいものなどは高学年になるまで避ける方がよいでしょう。
掃除・ごみ捨て
掃除やごみ捨ては危険がなく難しい作業も少ないので頼みやすい手伝いの一つです。食事の後の食卓のごみ捨てや床に落ちた食べこぼしなどの掃除をしてくれると、ママは洗い物に専念できて助かりますね。
ペットボトルや缶をつぶす手伝いや分別の手伝いは、環境問題に興味を持つきっかけにもなります。夏休みの自由研究などの題材にもできるので、家族で取り組んでみても良いでしょう。
他にも玄関のたたきの掃除と靴ならべの手伝いを一緒に頼んでもいいでしょう。きれいな玄関だと気持ちがいいということを学ぶこともできます。
先輩ママの経験談
我が家ではティッシュペーパーやトイレットペーパーの交換は最後に使った人が交換する、食卓の台拭きは最後に食べ終わった人が拭くと決めています。始めは面倒くさがっていましたが、簡単な手伝いなので慣れてくると負担なくできています。
嫌々されることが気になって自分でしてしまおうかと思うこともありましたが、子どもが慣れるまでやらせ続けることも大切だと思いました。
洗濯
洗濯は毎日やらないといけない家事の一つですが、干す、たたむ、収納するなどいくつかの工程があります。どれか一つだけでも手伝いをしてくれるとママはその時間を他のことに使うことができるようになりますね。
低学年の子どもには靴下やハンカチ、下着などの小さなものをたたむお手伝いがおすすめです。そのまま自分の物は自分の収納場所へ片づけさせることで、自分のことは自分でするという意識も芽生えます。
洗濯物干しは、ハンガーへ上手に干すにはコツがいります。まずはお手本を見せて、始めから上手にはできないという気持ちをママも持つようにしましょう。
先輩ママの経験談
お手伝いで洗濯物をたたんでもらっています。私も一緒にたたむので、学校の話をするきっかけにもなりよいコミュニケーションの時間になっています。子どもとの時間も取れて家事も進むのでおすすめです。
植物やペットの世話
庭の花や野菜の水やり、草むしりも小学生ができるお手伝いです。草むしりは根から抜くことが難しいので、上手に抜いてほしい場合は高学年になってからのお手伝いがよいでしょう。水やりは簡単にできるので低学年からすることができますが、ホースなど足にひっかかるものの取り扱いは注意が必要です。
また、ペットのゲージの掃除やえさやり、散歩なども生き物を大切にする心を養うことができるのでおすすめのお手伝いの一つです。生き物のお世話や土や植物に触れることは情緒の安定にもつながります。親子で取り組んでもよいでしょう。
小学生がお手伝いをするメリットは︖
子どもがお手伝いをしてくれるとママの家事が減るというメリットがありまが、子どものお手伝いはママにとってのメリットだけではなく、自信が付いたり自主性が芽生えるなど子ども自身にとってのメリットもたくさんあります。
自分に自信がつく
お手伝いをすることで、家族の一員として役に立っているという達成感を感じることができます。その達成感や家族に喜ばれることから自己肯定感が上がり、自分に自信をもつことができるようになります。育まれた自信は、お手伝いで発揮されるだけではなく勉強やスポーツなど様々な場面で役に立つでしょう。
家事には段取りや工夫が必要です。
スムーズにやるためにこういう流れで進めるとよさそう、早く済ませるためにこれを使おう、などの自分の考えを元に工夫することができるようになります。そのように成功体験を繰り返すことで自分の考えに自信を持つことができたり、失敗しても次はこうしようと思えるチャレンジ精神が育まれます。
自主性が芽⽣える
家事は家族の毎日の生活の中に欠かせないものです。
手伝いを任されることで、自分がその手伝いをやらないと家庭の中で困ることが起きるということを学ぶことができるでしょう。もちろんやりたくないと思う時ややる気が起きないこともあるので、このような時は時間をずらしたり方法を変えてみるなど自分なりの考えで行動ができるようになり自主性が芽生えます。
家族の一員として手伝いを任されることで、何でも親にやってもらうことが当たり前ではなくなり自分の身の回りのことを自分でできるようになるというメリットもあります。
家族とのコミュニケーションが増える
手伝いを頼んだりやり方を話したり教えたりする中で会話が増え、子どもとのコミュニケーションの時間にもなります。
ただ会話をしようとしても子どもはゲームやテレビに夢中で上手くいかないかもしれませんが、一緒にキッチンに立っている時や洗濯物をたたんでいる時などは自然と会話が生まれ学校での出来事などを話すきっかけにもなります。
また手伝いをすることで家族から褒められたり感謝されることは嬉しいことだとわかり、誰かのために行動をすることが自然とできるようになります。成長してからの周りの人とのコミュニケーションにも役立ちますね。
命の大切さがわかる
お手伝いでペットのお世話や植物の世話をすることで生命について学ぶことができます。自分がお手伝いの掃除をさぼったことによりペットが不衛生な環境で生活をすることになってしまった、えさをやり忘れてしまったことにより魚が死んでしまったなど命を預かる責任を学び命の大切さを理解するきっかけにもなります。
また、夏の暑い時期の植物は一日水やりを忘れただけで枯れてしまうこともあります。手伝いをすることが面倒だからとやらずに過ごしてしまうと、大切なものを無くしてしまうこともあるという経験にもなります。
小学生にお手伝いをしてもらう時の注意点
子どもがはじめから上手にお手伝いができるわけではありません。しっかりやってくれるようになるまでは、教えたり声をかけたりとママも根気が必要です。
褒めてあげることで子どものやる気がでたり感謝されることで自己肯定感が育まれるので、上手にできていなくても褒めたり感謝の言葉を伝えるようにしましょう。
イライラしても余計な口出しはしない
小学生がやる家事はママにとっては不十分だったり、手際が悪く不満に感じてしまいます。ついイライラして、もっとちゃんとやってよ!と怒ったり、もういい!ママがやる!と手伝いを取り上げてしまうこともあるかもしれませんね。ですが家事をやり始めたばかりの小学生は完璧にできなかったり時間がかかってしまうことは当然のことです。
一生懸命がんばっているのにママにイライラされてしまっては、子どもにとって手伝いは嫌なものになってしまいます。はじめから上手くできるわけがない、いずれは上手にできるようになる、とママも長い目で見て手伝いをさせるようにしましょう。
やる気にムラがあっても褒める
手伝いを頼んではじめの1~2日は楽しそうに取り組んでいても、しばらくすると面倒くさそうにやったり嫌がることもあります。手伝いをしてくれないと家族が困ってしまうことを伝え、やる気のあるなしに関わらずやってもらうようにしましょう。いつでもやる気満々で手伝いをしてもらうことが目的ではなく、やる気がなくても手伝いをしてくれたということを褒めてあげましょう。
上手くできるようになったり手伝いが習慣化すると、家事が当たり前になったり自分なりに工夫をして進めることができるようになります。
時間がかかってもきっちり感謝する
子どもの手伝いを見ていると手際が悪かったり途中で余計な動きをすることで時間がかかっていて、ママは”自分でやった方が早い!”と感じてしまいますよね。
はじめは上手くできずどうしても時間がかかってしまいますが、時間がかかっても完璧にできていなくても手伝いをしてくれたことに感謝をするようにしましょう。
子どもにとってママが喜んでくれることはとても嬉しいことなので、大変だけどまた次も頑張ろうとやる気に繋がります。はじめは長い時間がかかっても徐々にスムーズに進めることができるようになるので、根気強く待ちましょう。
雑だなと思ってもやり⽅は任せる
子どもはママが教えたやり方で進めず、自分なりのやり方でお手伝いをすることもありますよね。それがママにとって雑だと感じるとつい口をはさみたくなることは当然です。
しかし自分なりに考えてやっている子どもにとっては、頑張ってやっているのに褒めてくれない、一生懸命やっても文句ばかり言われて手伝いは嫌だと感じてしまいやる気が損なわれてしまいます。
危険な場合以外は子どものやり方に任せるようにして、すぐに「そのやり方は違うよ!止めて」と言わないように気を付けましょう。どうしても気になるというママは、子どもが慣れるまでは一緒にやりながらやり方や進め方を伝えるようにしましょう。
まとめ
手伝いをさせた方がいいとは思っていても、手伝いをしている姿を見ているとイライラしてしまったり寝るまでの時間に教える時間が取れないというママは多いと思います。私自身もつい口出しをしたりイライラしてしまい、子どもから「お母さんがいない時に手伝いをしたい」と言われたことがあります。
手伝いが上手にできるようになるまでは根気が必要ですが、上手にできるようになるとママ自身も家事が減って助かったり子どもにとっても自立や自己肯定感が高まるメリットが多くあります。
はじめは休みの日の時間のある時にゆっくりと手伝いを教えたり、平日も子どもとのコミュニケーションの時間として一緒に家事をやることをおすすめします。
上手にできるようになるまでは、完璧では無くてもいいとママ自身が気を抜いたり手抜きをすることも大切です。