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喧嘩中の夫婦

産後、旦那にイライラする原因は何︖いつまで続くの︖

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女性
出産してから無性に旦那にイライラするんです!
住まいるナビゲーター
産後、旦那さんにイライラしてしまうママは多いですよね。
産後うつや産後クライシスという可能性もありますよ。

今回は、産後旦那さんにイライラする原因をまとめました。

「このイライラはいつまで続くのだろう」と先が見えないと不安になりますが、1年ほどでおさまるママが多いようです。しかしイライラが収束するための要因は夫婦の関係性にもよるので、ママが旦那さんへの望みをはっきりと伝えることも大切です。

旦那が育児に参加してくれない

産後、ママは自分の体が回復していない中で慣れない育児を始めることになります。ママがおむつ替えやミルク作りをしている横で旦那さんがスマホ片手にゴロゴロしていたらママはイライラしてしまいますよね!

赤ちゃんの様子がいつもと違って心配なときも、「俺に聞かれてもわからないよ」などと返答されると、一緒に育児をしていないように感じます。

ママは出産前から赤ちゃんが産まれた後の生活をイメージしていたり、おむつ替えや授乳の仕方を産院で教えてもらいます。しかし旦那さんは学ぶ機会が少ないので赤ちゃんが目の前にいても「何をしていいかわからない」と思うことが多いです。

産前に本や両親学級で赤ちゃんが産まれた後の生活を旦那さんにもイメージしてもらったり、産後はママも上手にお世話ができない時から旦那さんにも協力してもらうことで遅れを取ることなく育児に参加できます。

旦那はこれまで通りの生活をしている

男性の飲み会ママは出産直後から赤ちゃんのお世話中心の生活が始まり、昼間はおむつ替えや授乳、抱っこでゆっくりご飯を食べる時間もなく、夜中も夜泣きや授乳で継続的に寝ることができません。それなのに旦那さんが赤ちゃんが産まれる前と同じように、ゆっくりご飯を食べたり好きな時間に寝ている姿を見ると、ママはイライラしてしまって当然です。

しかし旦那さんは会社から帰ってきてゆっくり過ごせないことに不満を感じていたり、ママは昼間はゆっくり過ごしていると勘違いしていることもあります。

旦那さん自身が”赤ちゃん中心の生活を送らないといけない”と切り替えができていないと、悪意なく今までのような生活を送ってしまいます。

ママが「昼間は赤ちゃんと二人でこんな風に過ごしていて大変」「たまにはゆっくりご飯を食べたい」など、言葉で伝えて旦那さんに知ってもらうことが大切です。

先輩ママの経験談

私は家でもゆっくり食事をとることができないのに、旦那が「今日飲みに行ってくる」と気軽に言ってきてイライラしました。

妻の体調を気遣わない

ママは慣れない育児で体が辛く感じたり、夜中の授乳で睡眠不足になることがよくあります。赤ちゃんが産まれると産前の生活と一変するので、心身ともに疲労が溜まるのは当然のことです。

そんなママの疲れに全く気が付かず、「部屋が散らかっているね」「体型が戻らないね」などのデリカシーに欠けた言葉をかけてくる旦那さんもいるかもしれません。そのような気遣いのない言葉を言われると、ママは不満を感じてしまいますよね。

女性は男性に「察してほしい」「見ればわかるでしょう」と思ってしまいますが、体の疲れや心の中のことは目に見えないので察することが苦手な男性は気づくことが難しいかもしれません。

「体がきついからできない」「眠れていないから寝かせてほしい」等、喧嘩になる前にはっきりと伝えることで旦那さんも気遣ってくれることが多くなります。

家事の不平等さへの不満

「昼間仕事に行っているから、家ではゆっくりしていたい」という旦那さんは多いですよね。しかしママとしては、旦那さんから「家事育児はママの仕事」と言われたり、家にいる時に家事を全く手伝ってくれないと不満が溜まりイライラしてしまいます。

旦那さんが、ママは昼間は赤ちゃんとのんびりと過ごしていると勘違いしていることはよくあります。休日赤ちゃんと過ごすことがあっても、それはパパとママ二人で育児をしているので平日赤ちゃんと二人きりで過ごすママの生活はわかりませんよね。赤ちゃんと二人きりで過ごすママの昼間の生活は”のんびり”とは程遠く、”授乳や抱っこに追われてトイレに行く時間やコーヒーを飲む時間を取ることさえ難しい”ということが多いです。

パパが積極的に家事をしてくれるならば感謝して頼むことが一番ですが、そうでない場合は家事代行を利用したりファミリーサポートを利用して赤ちゃんを預かってもらい家事をするなど、工夫してイライラを減らしていきましょう。

夫婦関係の冷え込み

ママは赤ちゃんが産まれた時から赤ちゃん中心の生活になります。そうなると旦那さんとのコミュニケーションの時間より赤ちゃんのお世話に時間をかけることは当然のことですよね。しかし旦那さんはその切り替えが上手くできず、”妻が自分に関心を向けてくれない””ないがしろにされている”と不満を感じることもあるようです。

また産後のママはホルモンバランスの変化で身近な旦那さんへイライラするようになり、愛情がなくなってしまったり触れ合うことに抵抗を感じる時期もあります。それを旦那さんは”妻の愛情が冷めている””自分は嫌われた”と思うこともあります。

旦那さんへ無理に気を遣う必要はありませんが、「今はこういう時期で赤ちゃんのお世話中心になる」「イライラするのはホルモンのせいらしい」と話をすることで旦那さんも理解して見守ってくれるようになります。

先輩ママの経験談

1日中赤ちゃんのお世話で疲れ切っていて、夫婦の会話がほとんどありませんでした。もっと旦那を頼って一緒に育児をしていたらコミュニケーションもとれて夫婦の関係もよかったかもしれません。

旦那との⼦育て方針の違い

子どもが誕生する前は二人だけの生活で折り合いをつけながら生活していた夫婦でも、子どものことで意見が分かれると「どうしても譲れない」と思う人は多いです。パパとママは育ってきた環境が違うので、子育ての方針が違っていてもそれは当然のことですよね。

日常での子育て方針が相違していても、”子どもに幸せに育ってほしい”という根底にある願いはパパもママも同じはずです。たくさんの意見やたくさんのやり方の中で育まれていく子どもの成長もあります。「絶対にこっちじゃないと嫌だ!」という気持ちを緩めて、夫婦で話し合いながら子育てをしていきましょう。

産後のイライラはいつまで続く︖

思い悩むママ産後は急激なホルモンバランスの変化や慣れない育児によってイライラすることが増えます。また夜中の授乳によって睡眠不足になり、体の疲れが取れず心に余裕がなくなってイライラしてしまうこともあります。

産後すぐ~産後2か月頃からイライラが増えるママが多く、全体の約7割のママが産後にイライラしていたという結果もあるので「どうして私はこんなにイライラするの!?」と自分を責める必要はありません。

産後1年以内に「いつの間にか無くなっていた」というママが多いですが、1年以上経っても続いていたという人もいます。人によっていつまで続くかは違うので、焦らず余裕を持った生活を送ることが大切です。イライラが落ち着く要因には、”赤ちゃんのいる生活に慣れた””パートナーとの関係がよくなった”等があります。

先輩ママの経験談

私が体調を崩した時、旦那が一人で家事育児をしてくれて私の体調も心配してくれる姿を見て感謝の気持ちが湧きました。それからひどいイライラは無くなりました。

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産後うつかも︖

「イライラがひどい」だけならば次第におさまることが多いので過度な心配はいりませんが、産後うつによるイライラの場合は病院での治療が必要です。産後うつは悪化すると命を絶ってしまうこともある病気なので、早期発見・早期治療するようにしましょう。

産後うつは不眠や食欲不振、無気力、身だしなみに気を遣わない、などの症状があります。少しでも「おかしいな」と感じることがあれば、産院や精神科、自治体の相談窓口へ相談するようにしましょう。また、育児に参加している旦那さんも産後うつを発症する可能性があるので、旦那さんの様子がおかしいと感じる時も注意が必要です。

”一人で頑張り過ぎない””「辛い」と周りに口にする””休めるときは休む”などを意識するようにしましょう。

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産後クライシスかも︖

「産後クライシス」とは、産後2年以内に夫婦の愛情が急激に冷え込む状況を言います。身近な存在である夫に対して強い不満を感じたり、ちょっとしたことでイライラしてしまうことから夫婦関係が変わってしまい、愛情が冷めてしまう状況です。

夫への愛情を感じる割合は、出産前に比べて子どもが2歳の時の方が大きく下がったというアンケート結果もあります。

ホルモンバランスの変化や子どもに1番の関心があることから夫への愛情が冷めてしまう場合もありますが、旦那さんの家事育児への協力不足やママへの気遣いの無さから産後クライシスになることもあるので夫婦間の関わり合いによって改善することもあります。ママの気持ちに気が付いていないことからすれ違うことが多いので、「こうしてほしい」とはっきりと言葉で伝えるよういしましょう。

顔を見るだけで嫌気がさすような時はカウンセラーや専門家に相談をしましょう。

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まとめ

産後イライラしている時は、これまで経験したことが無いような感情になりますよね。「ホルモンバランスの変化のせい」と言われても、イライラがおさまるわけではないですし自分ではコントロールすることができない感情に悩んでしまうママは多いと思います。

私も出産までは感情の起伏があまりなかったのですが、産後はイライラが止められなかったり、愛情があった夫に対して好きという気持ちが持てくなったりしました。そのせいで夫は私のことが理解できなかったようでどう接していいかわからず、余計に関係がこじれてしまいました。その状態は1年ほど続き、それはちょうど私自身が「育児が辛い」と思っていた期間と同じでした。

今思うことは、ホルモンバランスの乱れのように自分でコントロールできないことは仕方がないので正直に「今までは感じたことがないような感情になってしまう」「あなたのせいではないけど、イライラしてしまう」と伝えることで夫自身も安心したでしょうし、私へ対してどう助けたらいいか考えてくれたかもしれません。また、育児を一人で頑張らず「どうしていいかわからない」「一人では負担が大きい」とはっきりと伝えて夫と二人で育児をすれば、愛情もすぐに戻ったかもしれません。

まじめでしっかり者のママは特に「イライラしてしまってダメな私」「私が頑張らないと」と一人で抱えてしまいがちです。旦那さんや専門家へ相談して口から出してあげるだけで楽になり変化が起こることがあるので、無理をせず周りに話すようにしましょう。

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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