住まいリング させぼ

佐世保で聖地巡礼!佐世保が舞台の映画、ゲーム、アニメ、ドラマなど

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佐世保が舞台のアニメやドラマ、映画、小説などを見て、知ってる場所が登場すると景色を思い出し、登場人物の一員になった気分になりますよね。

海も山も川も美しく雄大、港町特有の文化や歴史が色濃く残っている佐世保。
どこを切り取っても絵になるので、物語の舞台にピッタリ。ハリウッド映画「ラストサムライ」のオープニングに佐世保の九十九島が使われ、世界中で話題になったこともありました。

最近でも話題の映画や映像、ゲームなど、佐世保が舞台になっているものが目立ちます。今回は、佐世保がロケ地となった作品を紹介します。

坂道のアポロン

佐世保市出身の漫画家・小玉ユキ先生による「坂道のアポロン」。1960年代の佐世保を舞台に、ジャズを愛する少年たちが織り成す青春群像劇です。当時の佐世保の様子や社会の動きが再現され、郷愁を感じるという声も。ジャズ音楽も素晴らしく、全世代を虜にするストーリーです。

「坂道のアポロン」は、2018年3月に映画が公開されました。原作漫画やアニメの世界観をそのまま再現したキャスティングは話題を呼びましたね。登場人物たちが使う佐世保弁は、佐世保っ子が聞いてもそう違和感は無かったのではないでしょうか。

佐世保のあちこちで重要なシーンが撮影されていて、まさに佐世保が舞台の物語だと実感。

佐世保北高校

佐世保北高の坂道薫と千太郎、律子が出会った佐世保東高校。作者・小玉ユキ先生の母校である佐世保北高等学校がモデルで、ロケも行われました。校門までの坂道も印象的。主人公の薫が「忌々しい坂だ」と呟いています。

亀山八幡宮

小百合と淳一の関係を知った千太郎が、自棄になって不良たちと喧嘩するシーンと、それを止めに入った薫と千太郎が仲違いをするシーンは、亀山八幡宮の境内で撮影されました。亀山八幡宮内宮佐世保ロケが始まる時に、三木監督はじめ関係者が映画成功祈願を行ったのも亀山八幡宮です。

カトリック三浦町教会

律子と千太郎はカトリック信者で幼なじみ。千太郎の生い立ちはカトリック教会と深い関係にあります。映画ではいくつかの教会がロケ地になっていて、そのひとつがカトリック三浦町教会

眼鏡岩

千太郎が百合子の絵のモデルになった場所です。布を巻き付けた半裸の千太郎が眼鏡岩の前でポーズをとり、百合子が絵を描くシーンが撮影されました。
眼鏡岩03百合子は千太郎をギリシャ神話のアポロンのようだと言い、「アポロンは音楽の神様」と教えられた千太郎が喜ぶ場面が印象的です。

黒島天主堂

薫と律子の前から姿を消した千太郎。大人になった3人が再会したのは黒島天主堂でした。ステンドグラスが幻想的な光を放つ黒島天主堂の中で、薫と千太郎がジャズを奏でるラストシーンは胸を打ちます。

艦隊これくしょん

ビッグマン本店の艦隊これくしょんパネル2「艦隊これくしょん」とは、第二次世界大戦時に活躍した日本の艦船を「艦娘」として美少女に擬人化し、育成していくオンラインゲーム。「艦これ」と呼ばれ親しまれています。艦船の細部まで忠実に再現された美しい映像、魅力的な美少女たち、豪華な声優陣が人気です。

2019年は佐世保鎮守府開庁130周年で開催された「艦これ・佐世保鎮守府巡り」に、全国から2万人もの提督が佐世保に集結しました。「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」2020年版には「艦これ」の聖地・佐世保も選ばれています。

2023年6月9日(金)~11(日)まで人気オンラインゲーム「艦隊これくしょん(艦これ)」にちなんだ市中心部の商店街や各所を回るスタンプラリーの実施や佐世保鎮守府の駆逐艦隊「時雨」をモチーフにした艦娘の紙バッグの配布など佐世保では3度目の大規模イベントが開催されました。

旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館

「艦これ」ファンの聖地。大正12年に第一次世界大戦の凱旋記念館として開館したクラシカルで重厚な建造物で、今は佐世保市⺠⽂化ホールと呼ばれてます。
旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館艦これ・佐世保鎮守府巡りイベントの中心的存在でした。艦隊「雪風」の模型や、旧帝国海軍に関するパネル展示などを見ることができます。

海上自衛隊佐世保史料館

艦これファンのメッカともいえるのが、海上自衛隊佐世保史料館。セイルタワーとも呼ばれ、海軍や海上自衛隊の資料が数多く展示されています。

旧佐世保水平社の歴史ある建物とモダンなビルが一体となっていて、護衛艦の錨を触ったり、自衛艦の制服を着るコーナーもありますよ。

アルバカーキ橋

ニミッツパークからのアルバカーキ橋佐世保市街と佐世保公園、その先にある米軍の公園ニミッツパークをつなくアルバカーキ橋。艦これイベントでは、アルバカーキ橋もスタンプラリーのコースでした。

旧佐世保海兵団跡

佐世保海兵団跡の建物古いレンガの建物やモニュメントで往時をしのぶ旧佐世保海兵団跡。佐世保公園の中にある知る人ぞ知る穴場スポットです。艦隊に乗る下士官など水兵さんの教育訓練や補充を行った場所で、艦これファンには胸が熱くなる場所のひとつですね。

四ヶ町アーケード

四ヶ町アーケード佐世保市の中心、直線で日本一長い商店街全長516mの「四ヶ町アーケード」艦これイベントの重要拠点で、スタンプラリーの島瀬公園が隣接しています。

多目的スペース「くっけん広場」

くっけん広場の艦隊これくしょんパネルくっけんカフェでは護衛艦カレーを注文でき、休憩や佐世保や自衛隊関連のお土産を買うこともできます。艦これイベントでは、艦娘の等身大プレートやフィギュアの展示が大人気でした。認定書が展示され、アニメツーリズム公式の御朱印コーナーもありますよ。

とんねる横丁・戸尾市場街

とんねる横丁は、防空壕を利用して作られた商店街で、昭和レトロな雰囲気のお店が並び、その奥に防空壕が広がっています。戸尾市場は2012年の火災により当時の風情ある建物が焼失してしまいましたが、現在も佐世保市民の台所として親しまれています。

東⼭海軍墓地

佐世保東山町・東公園2東山海軍墓地には17万柱余りの英霊が眠っています。軍艦の慰霊碑も数多く、艦これファン必見の場所。お気に入りの艦娘のモデルとなった艦艇の慰霊碑に手を合わせましょう。春には海軍の象徴であるソメイヨシノが咲き誇り、桜の名所としても知られています。

佐世保重工業

SSKとクレーン群
佐世保重工業(SSK)は、佐世保海軍工廠として艦船の建造や修繕を行いました。現在は造船業は辞め、海上自衛隊やアメリカ海軍の艦艇修繕・保守を実施。

干尽弾薬庫跡

レンガや石造りの弾薬庫跡は軍港佐世保独特の雰囲気があります。
干尽町の岸壁からは停泊している護衛艦を見ることができ、艦これファンだけでなく映えスポットとしても人気です。

実験映像『URVAN(ウルヴァン)』

長崎国際大学と東映アニメーションがコラボした約5分の実験映像で、佐世保の街並みが「異化作用」というアニメ表現によって不思議なサイバーパンクの世界に変化します。

ウルヴァンとは「お盆」などを意味する「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の由来となった古代の言葉で、「霊魂」という意味なのだそう。作品の中では佐世保コマの形の光が佐世保各地で漂っており、まさに霊魂のように見えます。二人の登場人物に注目です。

針尾送信所

長崎国際大学で発生した佐世保コマの光が、真っ先に飛んでいくのが針尾送信所です。135mと137mの高さを誇る巨大な3本のコンクリート製電波塔を光が囲み、内部にも入って行く様子がアニメーション化されています。
針尾送信所

JR佐世保駅

佐世保コマの光は、JR佐世保駅と、駅の東口に隣接する商業施設「えきマチ一丁目」にも出現。妖しいオレンジ色の異世界が、いつもの風景に一変します。佐世保バーガーのキャラクターである佐世保バーガーボーイが顔を出しているので探してみて下さいね。

四ケ町アーケード

佐世保市の中心、直線で日本一長い商店街全長516mの「四ヶ町アーケード」。登場人物の女性がアーケードを走り、くっけん広場の前で立ち止まります。
くっけん広場その映像を作るため、長崎国際大学の学生さんが何度も走って撮影したそう。普段は行くことができず見上げるだけだった「アーケードの屋根」でもロケが行われ、映像に活かされています。

眼鏡岩

眼鏡岩は普段から異世界にいる感じの場所なので、佐世保コマの光や不思議な登場人物たちにも違和感ありません。本当に光が漂っているのではないかと確かめに行きたくなるでしょう。

九十九島パールシーリゾート

九十九島・西海パールシーリゾートからの夕日5分余りの映像の中で、最も多くの時間が割かれたのが九十九島パールシーリゾートです。ロケハンも長時間行われたそう。水族館海きららには、非公認の佐世保市観光大使「碧波(あおば)みなと」ちゃんも登場し、不思議な異世界を演出。遊覧船の映像も内部までしっかり描かれています。

神崎鼻公園

神崎鼻公園モニュメント日本本土最西端の地、神崎鼻公園。映像のラストシーンに使われています。モニュメントや展望台が効果的に使われ、佐世保各地を漂っていた光が集結していきます。精霊流しのシーンも美しく、タイトルに「お盆」や「霊魂」をあらわす「ウルヴァン」が使われた理由がわかります。

17才の帝国

2022年にNHKで放映されたドラマ「17才の帝国」は、AIが活躍する近未来のお話です。経済が落ち込み「サンセット・ジャパン」と呼ばれる日本を救うため、AIが17歳の真木亜蘭を実験都市ウーアの首相に抜擢。若者たちがどのように統治していくのかドキドキしてしまいます。青春SFエンターテイメントに政治ドラマを掛け合わせたストーリーは、大きな話題を呼びました。

多くの重要なシーンで佐世保ロケが行われています。佐世保市の未来はウーアなのではないか、と思ってしまうほど。佐世保の街並みや歴史的建造物が近未来を表現できるなんて、何だか誇らしいですね。

針尾送信所・針尾無線塔

「17歳の帝国」といえば針尾送信所と針尾無線塔ですね。巨大な3本の電波塔はドラマのシンボル的存在になっていて、ドラマのタイトルバックにも使われています。
針尾送信所電波塔はAIソロンの塔として、電波塔に隣接している針尾送信所電信室はウーアの首相官邸として登場しています。美しい自然の中にそびえ立つ無機質なコンクリートの巨塔は、近未来SFドラマにピッタリ。真木亜蘭が塔の上に立つシーンをはじめ、様々なアングルから撮影されました。

西海橋

23春の西海橋とうず潮西海橋公園の駐車場がオープニングで登場。ウーア開通記念テープカットのシーン、茶川サチと家族を載せた車が橋を走るシーンなどが撮影されました。西海橋は轟音を立てるうず潮や急流が有名な針尾瀬戸にかかっており、真木亜蘭がうず潮を眺めながら「飲み込まれないようにしないと」と言った印象的な場面もありました。

とんねる横丁・戸尾市場街

「狸穴横丁商店街」として登場するのがとんねる横丁・戸尾市場街
とんねる横丁・戸尾市場街真木亜蘭と茶川サチが視察に訪れたという設定です。今は閉店してしまった本田蒲鉾店もしっかり映っています。狸穴商店街では再開発反対派も登場。シャッターが閉まった夜のシーンやすぐ近くにある京町の歩道橋も2話のエンディングで放映されました。

佐世保朝市

【佐世保朝市】あさイチマルシェ14ドラマの中で「青波市の市場」と紹介されているのが佐世保朝市です。青波市が実験都市「ウーア」になるのですが、市の様子を紹介する映像のなかに佐世保朝市のシーンがありました。

天神山公園

天神山公園の佐世保市街地の眺望佐世保の街並みが一望できる天神山公園は、佐世保市南東に位置する小高い山の上にあります。ここからの眺めは、ドラマの中では官僚宿舎屋上からの景色として登場します。弓張岳の方向に3本の電波塔が合成されています。

69 sixty nine

佐世保市出身の作家、村上龍さんの自伝的小説が青春映画になりました。佐世保北高等学校に通っていた村上龍さんが実際に起こした、学校のバリケード封鎖などが題材になっています。佐世保で撮影したシーンが数多く登場するので見逃せませんね。

舞台は1969年の佐世保。世の中はベトナム戦争や学生運動が問題になっており、それに影響された主人公ケンがマドンナの気を引くために仲間を集って学校のバリケード封鎖を実行。停学処分を乗り越えてマドンナと仲良くなり、フェスティバルを開催させるというストーリーです。脚本は宮藤官九郎さんで、男子高校生たちをコミカルに表現した楽しい映画となっています。

ハウステンボス

女子のことばかり考えているケン。妄想のなかで登場するのがハウステンボスのホテル・ヨーロッパです。高級感のある豪華なスイートルームで撮影が行われました。

観潮橋

2022早岐・観潮橋

急流で有名な早岐瀬戸にかかる薄いブルーの美しい観潮橋。ケンが橋から飛び降りるシーンの撮影が行われました。

烏帽子岳

佐世保富士とも呼ばれる烏帽子岳では、ケンの妄想シーンが撮影されました。草原でフルートを吹くケン、そこに白馬に乗ったマドンナが登場します。早朝に撮影されたため、霞がかかり幻想的な場面となりました。
烏帽子岳

峰坂

峰坂の坂道担任の先生がケンの家を訪問する様子や、ケンが走るシーンなどは峰坂で撮影されました。江戸時代から街道として利用されている歴史の深い坂道で、昭和にタイムスリップしたような街並みが特徴です。「坂道のアポロン」のロケ地でもあります。

シューズセンター通り

シューズセンター通り四ケ町アーケード近くの「シューズセンター通り」もロケ地のひとつ。ケンが全速力で通りを走るシーンが撮影されました。昔は靴屋が並んでいた通りで、今でも路地裏の風情が残っています。

立神音楽堂

レンガ造りの立神音楽堂は、旧海軍時代に弾薬倉庫として利用されていました。映画の中では「ブラックローズ」として登場し、撮影のセットとして壁画が描かれステージ部分の壁画は現在も残っています。

SSKバイパス

SSKバイパスM米軍フェンスに爆竹を投げ込み、ケン達が全力疾走で逃げるシーンなどが撮影されました。SSKのドックやクレーンなどが映し出され、佐世保ならではのダイナミックな映像が取れました。

白浜海水浴場

佐世保白浜海水浴場へ美しい夕日のシーンが撮影された白浜海水浴場。映画を美しく彩りました。白浜海水浴場は佐世保で一番大きな海水浴場。白い砂のビーチとマリンブルーの水平線が魅力的で、夕日の美しさはまた格別です。

こはく

佐世保市出身の映像作家・監督の横尾初喜さんが手がけた映画「こはく」。幼いころ離れ離れになった父親を中年に差し掛かった年齢の兄弟で探すうちに、家族の愛を再発見するというストーリー。横尾監督の実体験が元になっています。
こはく横尾監督が幼少期を過ごした佐世保で映画全体の6~7割が撮影されました。主人公の広永亮太は父が借金と共に残したガラス細工の工場を受け継いだのですが、その職場風景と居住地は長崎市、母と兄が暮らす実家は佐世保市がロケ地となっています。この映画に映る佐世保の風景は、何だか懐かしい気持ちにさせてくれます。

矢岳町・今福町

矢岳町にあるトンネル横の公園では、亮太の子供時代の思い出が撮影されました。今福町では実家に続く坂道のシーンなどがカメラに収められました。斜面にびっしり建つ家や細い路地、遠くに見える佐世保港の景色など、郷愁を誘います。

さるくシティ4〇3アーケード

させぼキラキラフェスティバル島瀬公園「さるくシティ4〇3アーケード」とは、四ヶ町アーケードの「4」、佐世保玉屋の「〇」、三ヶ町アーケードの「3」の総称です。亮太が兄と一緒に父を探すシーンがアーケードやその周辺で撮影されました。約700名のエキストラが動員され、活気ある佐世保が表現されています。兄との待ち合わせシーンに島瀬公園が登場。外食するシーンでも、アーケード内のレストランや近くのラーメン店などが使われました。

まとめ

最近話題となった佐世保が舞台のアニメや映画についてまとめてみました。見慣れた佐世保の風景が物語に溶け込んでいるのを観ると、ちょっと照れ臭いような、誇らしいような気持ちになりますよね。

佐世保出身の作家さんによる自叙伝的な物語として「坂道のアポロン」「69 sixty nine」「こはく」をご紹介しました。ご覧になった方は、佐世保弁を使う主人公や登場人物たちを、より一層身近に感じたのではないでしょうか。

アニメーションの世界でも佐世保が登場します。佐世保に関係する軍艦を艦娘に見立て育成するゲーム「艦隊これくしょん」では、佐世保の軍港としての歴史がクローズアップされました。新たな切り口で佐世保が表現された実験映像「URVAN(ウルヴァン)」は、未来への可能性を感じます。

豊かな自然と歴史的建造物が入り交じっている佐世保は、近未来SFドラマの撮影にも適していることが「17才の帝国」で証明されました。奇想天外な物語でも、いろんなものが入り交じっている佐世保なら表現できるのではないでしょうか。

クリエーターの想像力を掻き立てるとも言われている佐世保。今後もロケ地として活躍しそうですね!

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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