「子どもとちょっと離れたい…。」と思った経験はありませんか?一生懸命子どもに向き合っている方こそ、どうしても子育てに疲れてしまうことがありますよね。そんなときは無理を重ねず一人になってみると、また気持ちをリフレッシュすることができますよ。この記事では、一人時間の具体的な取り方について紹介します。
目次
一人になれる環境をつくる
頻繁にプチ一人時間をつくる
子育て中は自分のペースを守ることができません。特に赤ちゃんが一緒だと、片時も目を離すことができないと感じ、ストレスが溜まってしまいます。工夫して、短時間でも自分の時間を持つことが大切です。
10~15分程度の短い時間、別部屋に移るだけでも、一息つくことができますよ。お昼寝でぐっすり寝ている間や、お気に入りのテレビ番組を見ているとき、一人遊びに夢中になっているときなどが狙い目です。
完全に目を離すときは、ベビーベッドやベビーサークルなどで守って危険なものに手が届かないようにし、子どもの声が聞こえる範囲にいるようにしましょう。
子育てに対する考えを見直す
「子どもに対してイライラしてしまうなんて。」「一人になりたいと思うのは親失格ではないか。」と、悩んでいませんか?子育て中に子どもから離れて自分の時間がほしいと思うのは普通のことです。
どんなに子どもを愛していても、理不尽に泣きわめかれれば精神は擦り減り、睡眠時間が取れないと体力は削られます。特に、普段ワンオペ育児になりがちな方は、自分だけで抱え込まず、他の人の手を借りる方法を検討しましょう。
夫の育児力をあげる
ママが主に子どもの面倒をみている家庭の場合、パパも一緒に子育てをすることでママの一人時間を確保できます。しかし、「夫に子どもを見ていてほしいけど、自信がなさそうで預けられない。」「パパが抱っこすると泣いてしまう。」という場合もあるでしょう。
まずは30分や1時間といった短い時間からパパと子どもの2人で過ごしてもらいましょう。最初は泣くかもしれませんが、絶対に慣れていくので大丈夫。パパも子どもとの絆を深めることができ、一石二鳥です。おむつ替えやミルク・おやつ・ごはんのあげ方に不安がある場合は、事前に伝えておいてくださいね。
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母親業は○時までと区切りをつける
ある程度子どもが大きくなって、親の言うことを理解できるようになった時に使える方法です。
「今日は夜9時になったら、『お母さん』はお休み。」「何か用事があったらそれまでに教えてね。」と伝えておきます。時間がきたら、母親業はおしまい!子どものお世話や家事は置いておいて、自由に過ごしてしまいましょう。
もし子どもから「おかあさ~ん!」と呼ばれても、「今はお休みしてるから、また明日やってあげるね。」と優しく伝えて、区切りをつけてくださいね。
早めに寝かしつける
子どもを早く寝かせてしまって、夜に自由時間を取る方法です。「今日の夜は一人時間を楽しむ!」と決めたら、子どものお昼寝を短めにし、体を動かす遊びをたっぷりさせて、寝つきやすい状況を整えておきましょう。
好きなテレビ番組の録画や、ちょっと贅沢なおやつなどのプチご褒美を用意しておくと、充実した一人時間を過ごせますよ。
一人になれる場所を探す
家の中
家の中であっても、子どもから離れて1つ扉を隔てた別の部屋にいるだけで、意外とリフレッシュできます。
トイレ
どんな間取りのお宅でも、必ず一人になれる個室と言えます。短時間ではありますが、狭い空間で落ち着けば気持ちを切り替えられるでしょう。スマホや本を持ち込んで、ちょっと長めに休憩することもできますよ。
寝室
ベッドや布団に横になり、休憩することができます。子どもが大きくなって事故の心配がなければ、「ママは30分お昼寝するから、起こさないでね。リビングでテレビつけておもちゃ出しておくよ。」などと正直に伝えて、一人時間を取るのもおすすめです。
お風呂
心身ともにリラックスできるバスルームは、育児疲れのママにおすすめ。子どものお風呂をパパに任せて、ゆっくり一人で湯舟に浸かりましょう。大好きな香りの入浴剤を入れたり、とっておきの美容ケアをしたりすれば、さらにくつろげそうです。
ベランダ
外に出たいけれど子どもが小さくて難しいという方は、ベランダにでて深呼吸してみませんか?外の空気を吸って遠くを眺めるだけでも、気分が切り替わります。観葉植物や椅子を置いて、自分だけのお気に入り空間を作るのもいいですね。
家の外
育児疲れをリセットしたいなら、やはり外出するのが効果的です。
美容院
子どもが小さいと、髪を伸ばしっぱなしにしているというママは少なくありません。鏡に映ったボサボサ髪の姿を見ると、さらに気分が落ち込むことも…。子連れで行けないサロンを予約すれば、リフレッシュしながらキレイになれますよ!
図書館
静かな空間で、ゆっくりと過ごせます。子どもが寝た後用に、本やDVDを借りて帰ることもできますよ。お金がかからないのは嬉しいポイントです。
映画館
子連れで行ける映画館もありますが、子どものお世話に気を取られて集中できませんよね。ストーリーに入り込んで、泣いたり笑ったり感動すれば、日々のストレスから解放されるでしょう。
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子どもを預けて「一人になる」
ここからは、子どもの預け先について紹介していきます。
双方の両親に預ける
近所に夫婦の実家がある場合は、子どもを預けることができます。子育て経験があるおじいちゃんおばあちゃんですから、安心してお願いできるのではないでしょうか。
ただし、昔とは子育ての常識が変わっていることもあります。あまり細かいことまで指図しない方が良いですが、「おやつは持ってきたものの中からあげてね。」など、最低限の注意点は伝えておいてください。
預かりサービスを使う
近所に親戚が住んでいない場合は、預かりサービスの利用がおすすめです。
一時預かり
保育園・幼稚園・こども園では、一時預かり事業を行っているところもあります。園に通っていなくても利用可能です。プロの保育士さんに面倒を見てもらえるので、安心して子どもを預けることができます。
事前に申し込みが必要ですので、一時預かりを行っている施設に直接連絡してください。近所にいくつか施設がある場合は、見学してみて雰囲気を確認し、子どもに合っているところを選ぶと安心です。
参考:佐世保市 一時預かり~小学校就学前のお子さんを一時的にお預かりします!~
ファミリーサポート
近所のファミリーサポート提供会員の方に、子どもを預けることができます。事前の登録が必要ですので、ファミリーサポートセンターに連絡してみてください。
ファミリーサポートセンターとは、子どもを預けたい人と預かりたい人が会員となり地域の中で助け合う仕組みです
引用:ファミリーサポートセンター/佐世保市役所
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ベビーシッターに預ける
ベビーシッターに依頼すれば、自宅で子どもを見てもらうことができます。一時預かりよりも慣れた環境で子どもを預けられ、フレキシブルに対応してもらいやすいところがメリットです。
ただし、ベビーシッターサービスを選ぶときには注意が必要です。事業者・シッターの住所・連絡先・口コミなどについての情報収集を行いましょう。トラブルや事故発生時の保険の有無も重要です。シッターとは事前に面談をし、身分証明書を提示してもらうなど、信頼できるかしっかり見極めてください。
サービスを利用した後は、何をして遊んだのか、変わった様子はなかったかなど、子どもの状態の報告を受けることも大切です。WEBカメラを設置して、いつでも様子を見られるようにしておくとさらに安心ですね。
参考:ベビーシッターなどを利用するときの留意点|こども家庭庁
参考:ベビーシッターなどを利用するときの留意点|厚生労働省
まとめ
育児休暇中や専業主婦の方は、子どもと離れることに抵抗がある方もいるかもしれません。特に人見知りをする赤ちゃんは、ママ以外では泣いてしまうこともあり、罪悪感に拍車がかかります。
しかし、理由の分からない泣き声や、片時も目を離せないというプレッシャーからくる育児疲れは、子どもから離れなければ解消されないでしょう。
赤ちゃん(特に1歳未満)は、大きくなったら大泣きしたことを忘れます。1回大泣きさせてしまったとしても、その後の毎日の暮らしで親がニコニコしていた方が、きっと楽しい子育てライフを送れますよ。
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