こんにちは、住まいリングさせぼです!
夏も近づく八十八夜。
新茶の季節がやってきました。
ゴールデンウィーク。
佐世保にホットで、忙しくしている場所がありました。
世知原の茶畑です。
収穫真っ盛り、あちらこちらで作業をされている人の姿がみられます。
そんな合間に、茶摘みを体験させていただきました。
目次
佐世保の旬!2022年の一番茶です。
初めてのことでドキドキ!
芽が出てる部分をひとつまみ、今年の一番茶です!
一番上から数えて、2から3枚目までの葉っぱを摘み取ります。
これを一芯二葉と、教えていただきました。
5分もすれば、ちいさなザルがいっぱいに。
ほのかにお茶の香りが漂います。
茶摘みってこんな感じなんだと、しんみり。
茶摘みを始める前は、部分的に黒いシートがかかっていました。
これは、収穫する一週間から十日ほど前にシートを被せ、お茶をさらに美味しくさせるためにかかせない作業だとか。
現在、世知原ではほとんど機械で収穫作業されています。
そうですよね・・・広大な茶畑での収穫作業、手で摘むとなると、ちょっと。
改めて、農家さんの苦労を知ることができました。
以前もお話ししましたが、世知原では1番茶、2番茶までしか摘みません。とても希少なんです。
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収穫作業は6月末まで続きます。
世知原で摘んだ茶葉、煎ってお茶にしてみました!
その日の夕方、さっそく新茶のお茶を飲むため、茶葉を煎ってみました。
新鮮な葉っぱはすぐに萎れてしまいます。摘んだらすぐに蒸す作業をしないといけません。
まだ青々しているうちに、
らっぷに包み・・・
1.レンジで蒸す。
見た目、はっぱがやんわりしています。
2.はっぱを揉みます。
3.繰り返し水分を飛ばす作業をします。
4.更に、もみもみ。
繰り返し、フライパンで水気を飛ばす作業を5回ほど繰り返し続けると・・・
5.できあがり
茶葉が丸まってきました。できあがりです!
6.できあがりをいただきました。
こんな感じ!なかなか見た目は美味しそうにできました!
口に含むとお茶の香りが広がります。
が・・・
葉っぱの旨味を引き出せていない?!
渋さが口に残ってしまう結果が待っていました(涙)
茶摘みの後、製茶工場を見学させていただきました。
午前中に摘んだ茶葉は
その日に製茶工場へ運ばれ、
蒸す作業に入ります。
しんなりしてきました。
蒸す時間の長さによって
お茶の味・色・香りがかわります。製茶にする作業でとても大切な行程です。
次は、茶葉を小さくしていきます。
蒸した葉っぱは、大きな機械でかき混ぜ、揉んで揉みこんで葉っぱを小さくしていきます。
その際に、何度も熱を加えて水分を減らします。
茶葉の水分を均一にします。
茎からも水分を飛ばす作業をします。水分の均一をはかるらしいです。グルグル回る・・・すごい機械。
さらに、中揉作業をします。
次に、更に葉っぱを細かく撚りながら乾燥させます。お茶らしくなってきました。
世知原茶の製茶ポイント・特長
全国ではここで葉っぱを真っ直ぐに整える工程「精揉(せいじゅう)と呼ばれる」作業が入りますが、
世知原茶は整えません。
これが世知原茶特有の、ぐりぐりっとしたお茶になります。
日本でもめずらしい形のお茶「ぐり茶」「玉緑茶」と呼ばれ、九州北部でしかつくられていません。
茶葉を完全に乾燥させます。
葉っぱが完全に乾くまで乾燥させます。ここまでくると保存もできるそう。「荒茶」と呼ばれます。
最後は茶葉に火入れをします。
大きい葉っぱ、小さい葉っぱ、くきなどに分けて
火入れして味の調整をします。
皆さんご存知、袋詰めされている状態。できあがりです!!
お湯を注ぐと、新茶のいい香りがしてきます。
お茶の美味しさは製茶行程にあり!
てまひまをかけた分、美味しくなるんですね!!
納得です。いまこそ、佐世保・世知原茶を飲んでみましょう!
取材協力:農業組合法人 グリーン世知原/佐世保がじら合同会社
もっと、世知原の新茶を愉しもう。
てまひまを知れば、新茶をさらに美味しくいただけること間違いなし!
世知原では5月の28、29日に「世知原じげもん市」が開催されます。
たくさんのお店で美味しい新茶が並びます。その他地元じげもん・特産品が盛りだくさん!楽しみですね。
詳細はホームページでご確認ください。
HP:世知原じげもん市
そうそう、以前紹介した、世知原の榊(さかき)農家さんもすごいです!
▶︎世知原からサカキを届けたい、農業のチカラ。
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