

こんな悩みをお持ちの方に、保育園入園の平均年齢や年齢別のメリットなどをご紹介していきます。
保育園には何歳から⼊園できる︖
結論からいうと、保育園は0歳から入園することができます。
ただ、0歳といっても出産してすぐの子どもを預けることはできません。
労働基準法により、女性は出産の翌日から生後57日以上が経過するまでは職場復帰できないと決まっていますので、保育園での受け入れも早くて生後57日以降となっています。
しかし、生後57日以上経っている場合でもその月齢の子どもを預かってもらえる保育園が多いというわけではありません。
実際に保育園の平均的な受け入れは生後6ヶ月以上。
生後3ヶ月以上、生後半年以上というように、入園基準は園によってさまざまです。
入園を希望する園がある場合は事前に確認しておく必要があるでしょう。
保育園への入園年齢の平均は?
では、実際に保育園へ入園する年齢の平均はどれくらいなのでしょうか?
【入園した月齢・年齢の割合】
生後0~6ヶ月:約21%
7ヶ月~1歳:約35%
1歳1ヶ月~1歳6ヶ月:約30%
1歳7ヶ月以降:約10%
参照:https://kidsline.me/magazine/hoikuen/911
保育園に入園する時期の平均としては、1歳児クラスになる生後7ヶ月~1歳までのタイミングが一番多いようです。
逆に、1歳7ヶ月を過ぎたタイミングは1割強にすぎません。
その背景には、共働きの家庭が増えたことや育休期間を1年間としている会社多いことなどがあげられるでしょう。
保育園に入れるなら何歳がいい?年齢別メリット
入りやすさで考えると0歳
母乳育児を優先したい方は離乳が完了する1歳
子どもとの時間を大切に多くすごしたいという方は3歳
などがあげられます。保育園に入るベストな年齢は一概にはいえませんが、入園する理由はそれぞれなので、家庭事情や教育方針などを基準に考えるとよいです。
では入園する年齢を0歳児・1歳児・3歳児に分けてメリットやデメリットをご紹介していきます。
0歳から
保育園に入り入りやすいこと、職場復帰がスムーズに進むことが大きなメリットとしてあげられます。
最速の生後2ヶ月から預ければ産休のみで済む場合もあるでしょうし、稼ぎたい家計にとっては助けにもなります。また、前年度の持ち上がりがない0歳児は、受け入れ人数のすべてが入園児に振り分けられるため入園できる確率がぐっと上がります。
1、2歳児になって入園確立が低いなかで保活を行う自信がない方は、0歳児から早めの入園を検討してみるものよいでしょう。
メリット
すぐに社会復帰ができる
保活がスムーズに進むことが多い
保育園の環境や保育士に早く馴染むことができる
基本的な生活習慣の能力を段階的に習得できる
小さなうちから生活リズムが整いやすい
友達や保護者との関りが深まる
保育のプロに相談しながら子育てをしていける
デメリット
産後の体調を考えると母親の負担が大きい
朝や帰宅後の時間がバタバタする
妊娠中から保活が必要な場合がある
月齢によっては受け入れてもらえない園もある
母乳育児を継続する際は搾乳が必要(完全母乳は難しい)
感染症にかかるリスクが高まる
子どもとゆっくりすごす時間が減る
1歳から
多くの会社では育休が1年程度とされているため、育休明けの1歳から保育園を利用するのがベストだと考える家庭は多いです。
また、1歳では離乳食がほぼ完了していたり、授乳の心配がいらなかったりとある程度母親から離れても安心できる条件が整いはじめます。
メリット
育休が終わるタイミングで入園できる
離乳がほぼ完了しているため授乳の心配がない
友達や保育士との交流で早くから社会性が身につきやすい
基本的な生活習慣が身につきやすい
デメリット
育休が明けるタイミングなので入園の競争率が高い
すでに自我が芽生えているので園に慣れるまで時間がかかる場合もある
3歳から
幼少期の子どもとすごす時間を大切にしたいという方は、幼稚園にも通うことができる3歳から入園する場合が多いです。
子どもの自己肯定感を高めるのは幼少期、特に3歳までの期間が大切だともいわれているので、安心できる家庭で家族との時間をすごすことは子どものその後においてもよい影響を与えらえるといえるでしょう。
また、3歳児からは保育士1人に対する子どもの受け入れ人数が増えるため、0歳児と同様に入園できる確率があげることもメリットとしてあげられます。
メリット
受け入れ人数の増加により入園しやすい
環境に慣れるまでの時間が1歳児と比べて比較的短い
友達とのコミュニケーションが取りやすい年齢になっている
デメリット
持ち上がりの子どもたちと関係性を築かなくてはならない
3歳まで育休を取得するのは難しい
まとめ
保育園は0歳(生後57日以降)から入園できますが、入園のタイミングは家庭の事情や教育方針、子どもの性格などを考慮してそれぞれで判断することが大切です。
子どもにとっても保護者にとっても貴重である幼少期をどのようにすごしたいか、今一度家族でよく話し合ってみるとよいかもしれません。
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