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⼩学⽣がお留守番をする時の注意点や安全・防犯対策︕

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近年、共働きの家庭が増え子どもが一人で留守番をしないといけない場面は昔に比べて多くなりました。共働き家庭の8割以上が子どもだけで留守番をさせたことがあるというアンケート結果もあり、決して珍しいことではありません。

しかし小学生が一人で留守番をする場合、急なトラブルが起こったり事件に巻き込まれることが無いとは言えません。

この記事を参考に、子どもが危険な目に合わないようにしっかりと対策をとって留守番させましょう。

⼩学⽣の留守番には不安はつきもの

小学生の留守番と聞くと共働きの家庭をイメージする方が多いかもしれません。しかしママが専業主婦の場合や祖父母と同居している場合でも、急な用事ができたり通院などで子どもに留守番をさせる状況はあります。

一人で留守番をさせていると、安全に過ごしているかな、危険なことをしていないかな、と親の不安は尽きません。危険がないように事前に対策を取っておくことでトラブル回避できることもあるので、子どもに話をしたり防犯対策などをしておきましょう。本を読む子ども

普段大人と過ごしている時は危険だと思わない状況でも、子どもが一人で過ごしていることで危険な状況に変わることがあります。たぶん大丈夫だろうという考え方はせず、どのような危険があるのかを知って後から後悔することがないようにしっかりと対策をとっておきましょう。

⼩学⽣が留守番をする時の注意点

初めて留守番をさせた子どもの学年は小学1年生が最も多いようです。小学生になったとは言え、留守番の時に注意することをしっかりと理解できているかと言われると心配になる年齢ですよね。

子どもに留守番中の注意を話したり対策をとることもせず留守番をさせてしまうと思わぬ怪我や事件に巻き込まれる可能性があります。小学生が留守番をする時にどのような危険があるのかを確認しておきましょう。

怪我をするかも

家の中にいると怪我の心配はないような気がしますが、慣れた空間でも怪我をしてしまう可能性はあります。

遊びに夢中になっておもちゃで手を挟んでしまった
床に置いているもので滑って転んで頭を打った
はさみで指を切ってしまった

など、大人が側にいれば止血したり冷やしたりすることで簡単に処置ができる怪我でも子ども一人ではどう対処していいかわかりません。何かあったらママやパパ、祖父母に電話をするよう話しておきましょう。

事故や災害が起こるかも

事故や災害が起こる可能性はいつでもあります。普段通りの生活を送っていると、なんとなく大丈夫だろうと考えてしまいがちですが、万が一に備えて対策をしておくことが大切です。

地震などの災害が起こった時近所の人を頼る場合はどの家に行くか、避難場所はどこにするか、などの話し合いをしっかりとしておきましょう。子どもは覚えておくことが苦手なので、地震が起こった時どうするかをわかりやすく紙に書いておいてもよいでしょう。

また、火を使わなくても火事が起こってしまうこともあります。火が見えたらすぐに逃げるように伝えておきましょう。家から逃げ出したら大人に伝えること、近所の人なら誰に伝えるのかも話しておきましょう。

犯罪に巻き込まれるかも

子どもが一人で留守番をしていると知られると、何者かが家に侵入してきたり配達員を装って家の中に入ろうとするような事件が起こる可能性もあります。

玄関のインターホンを無視していても、電話をかけて言葉巧みに誘導し玄関の鍵を開けさせて侵入するという手口もあるので注意が必要です。どのような可能性があるのかを子どもと話して、むやみに電話に出ないことや一人で留守番していることを公言しないように伝えましょう。

窓から中の様子が見える場合は子どもが一人でいることがわかってしまうので、窓を開けないことや外から見えないカーテンをしておくことを徹底しましょう。

先輩ママの経験談

家の近くに不審な人がいる場合は、近所の知り合いの人の家に行くように伝えています。その方へも事情を話し、もしもの時はお世話になることがあるかもしれませんとお願いをしています。また、その家が留守の場合は学校へ引き返して先生へ話すように伝えています。

⼩学⽣が留守番をする時の安全対策

家のベランダ子どもが一人で留守番をする可能性を加味して、自宅の安全性をもう一度確認しておきましょう。大人にとっては全く危険性が無いものでも小学生の子どもにとっては危険になることはたくさんあります。一つひとつチェックしておきましょう。

物を片付けておく

部屋が散らかっていると転倒などの危険性が増してしまうので、整頓して転倒や怪我のリスクを減らしましょう。

またキッチンの包丁や刃物は手の届かない場所にしまっておくことが大切です。故意に取ろうとしなくても、肘や肩などに当たって落下し大怪我をしてしまうという恐れがあります。

洗剤などの体に入ると危険なものも手の届かないところや鍵付きの扉にしまうようにしましょう。子どもが触って誤飲したり洗剤を触った手で目をこすり目に入ってしまうなどの危険性があります。

浴槽の水は抜く

留守番中にお風呂で遊んで溺れてしまう危険性があるので、浴槽のお湯や水は必ず抜いておきましょう。

子どもは頭が大きいのでお風呂を覗こうとしただけで転落してしまうこともあります。少しの水でも窒息することがあるので大変危険です。泳げるから大丈夫と過信しないことが大切です!浴室は滑りやすく転倒して怪我をする可能性もあるので、大人がいないときは入浴しないように話しておきましょう。

またドラム式洗濯機は子どもでも中に入りやすい造りになっています。しかし中に入って蓋が閉まってしまうと窒息の可能性があるので絶対に入らないように話をし、留守番させる時はチャイルドロックをかけておきましょう。

ベランダには⾏かせない

残念ながら高層階からの転落事故は今までにも起こっています。命を守るために絶対にベランダに行かせないこと、窓を開けないことを子どもにしっかりと話しておきましょう。何度話しても忘れてしまうこともあるので、窓の高い位置に補助錠をを付けると安心です。

それができない場合は、ベランダや窓の側に踏み台になるものを置かないようにしましょう。移動ができない室外機などは子どもが上ることができないように柵を取り付けると安心です。高層ではない2階建てなどでもベランダや窓から転落すると大怪我をしてしまうので気を付けましょう。

留守番中に友達を呼ばせない

一人で留守番をしていると退屈に感じ友達を家に上げてしまう子どももいます。しかし大人のいない家でトラブルが起こった時に子どもだけで対処することは難しく、保護者間で問題となることもあるので仲のいい友達でも呼ばないように話しておきましょう。

子どもが怪我をした、家の中の物が無くなった、何かを壊された、勝手に何かを食べたなどのトラブルが予想されます。

火を使わせない

火遊びはもちろんですが、コンロの火も子どもが使うには大変危険なので留守番中に火を絶対に使わせないようにしましょう。

お昼のカップ麺を作るためのお湯を沸かすくらい…と考えてしまうかもしれませんが、火を使っている時に地震が起こったり火が布巾などについて燃え広がる可能性や、火を使っていることを忘れて出かけてしまうという心配もあります。

マッチやライター類も危険なので手の届かないところへしまっておきましょう。仏壇のある家はライターなどが手の届く場所に置いてあることが多いので確認をしておきましょう。

先輩ママの経験談

コンロの火を使わないことはもちろんですが、レンジでも危険な場面がありました。レンジで温めて食べるようにお昼ごはんを準備していたのですが、加熱時間を間違えてセットしたようで食材が黒く焦げ煙が出て火事になる直前でした。それ以来サンドイッチやおにぎりなどの加熱しなくても食べられるものを準備しています。

家の鍵を人に見せない

家の鍵はランドセルに着けている子がほとんどだと思いますが、鍵は使う時だけ出すように伝えましょう。鍵をちらつかせながら帰ると、これから留守番をすることがわかり犯罪に巻き込まれる可能性があります。また鍵を出して下校すると落としてしまうリスクや、友達などに見せることで知らないうちに情報が洩れてしまうというリスクがあります。

家に入る時に一人でもただいま!と大きな声で言うことで、誰かが家にいると思わせることができるので防犯対策になります。

留守番を嫌がる場合は無理をさせない

中には留守番に慣れなかったり、不安な目にあって一人で留守番することを嫌がる子どもいます。そのような子どもに無理やり留守番をさせ続けると精神的に不安定になったり親子の信頼関係が崩れてしまうこともあるので、我慢して留守番をさせるのではなく何か別の方法がないか考えてみましょう。

祖父母やママ友などの頼る人が身近にいる場合は頼り、無理ならば学童保育や習い事で一人で留守番をしなくていい状態をつくってあげましょう。キッズシッターやファミリーサポート事業などのサービスも子どもが一人で家にいる場面が無くなるので安心です。

⼩学⽣が留守番をする時の防犯対策

大切な子どもが下校中や留守番中に犯罪に巻き込まれることは絶対に避けたいですよね!そのための色々な防犯対策があるのでご紹介します。インターホン繰り返し伝えることが大切なこともあるので、留守番をする可能性があるなら事前に話しておきましょう。

施錠の徹底

留守番をする時は家に入ったあとすぐに玄関の鍵を閉めるように徹底しておきましょう。つい忘れてしまうこともあるので、普段のお出かけから帰った時や留守番ではないときでも玄関に入ったらすぐに鍵を閉めるよう話して練習させることが必要です。

帰宅後、不審者の侵入経路となってしまう窓を開けないことも大切です。
暑さ対策は窓からの風ではなくエアコンを使用するようにしましょう。また、子どもが一人で留守番をしている家だと知られると昼間のうちに無施錠の窓から家に侵入される可能性もあります。朝出かける時に大人が全ての施錠をしっかりとして出かけるようにしましょう。

もしもの時の連絡先と連絡⽅法

何かトラブルが起こった時にいつでも大人に連絡ができるように、連絡先と連絡方法を伝えておきましょう。話をしたり紙を渡すだけでは、いざ連絡をしたい時にできないこともあります。事前に電話のかけ方などの練習をしておきましょう。

ママやパパの仕事の都合上スマホが使えず職場へ電話をしないといけない場合は、子どもが祖父母へ電話して祖父母から親の職場へ連絡をとってもらうなどの工夫が必要です。どのような方法が一番いいか子どもと話しておきましょう。

いざという時に頼る人を決めておく

地震などの急な災害が起こった時や怪我をして血が止まらないなどのトラブルが起こった時に、近所に頼るべき人がいると子どもも親も安心です。

近くに住むママ友や隣人など信頼できる人を教えて「どうしていいか分からない時はこの人を頼ってね」と伝えておきましょう。その場合頼る可能性のある方へも、何かあったとき子どもが頼りにするかもしれませんと話しておきましょう。

いざという時に頼ることができるように子どもも大人も普段から挨拶をしたりコミュニケーションをとっておくことが大切です。

訪問者への対応

留守番中にインターホンが鳴った時の対応はきちんとルールを決めておきましょう。できることならインターホンが鳴っても全て無視して対応しないと決めておくと安心です。子どもが対応してしまうと警察のふりをして言葉巧みに誘導して玄関の鍵を開けさせたり、宅配業者を装って鍵を開けさせて侵入されるリスクがあるからです。

先輩ママの経験談

祖父母だったら鍵を開けていい、他の人は開けないというルールを作っていたのですが、ある日祖父と雰囲気の似た男性が訪ねてきたとき間違えて開けてしまったことがありました。それからは祖父母には合鍵で入ってもらうようにし、インターホンは全て無視するというルールに変更しました。

電話への対応

電話がかかった時のルールもしっかりと決めておきましょう。子どもが一人のときに電話に出てしまうと、警察のふりをして恐怖をあおり玄関を開けさせられ犯罪に巻き込まれたりパニックになって家を飛び出してしまうリスクがあります。できればナンバーディスプレイにしてパパやママ以外からの電話には出ないと徹底しておくと安心です。

また何かあったときにすぐに子どもから電話ができるように電話機の側にパパやママの電話番号を書いておきましょう。トラブルが起こってパニックになっているとかけることができないこともあるので、事前に電話をかける練習をしておきましょう。

先輩ママの経験談

祖父母は遠方に住んでいますが仕事をしていないので、小さなことでもいいからいつでも好きな時にかけていいよと話しています。子どもも親も安心ですし、祖父母も孫に頼られるのが嬉しいようです。

防犯グッズの持たせる

子どもに留守番をさせていると、ちゃんと家に帰っているか、放課後どこで遊んでいるかなどの心配は尽きませんよね。

GPS付きのキーホルダーは子どもの居場所が親のスマホなどでわかるのでどこにいるのか把握することができます。家に帰ったとわかったタイミングで電話をかけておかえりと伝えたり鍵を閉めたか確認をしてあげると子どもも安心できそうですね。

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不審者から子どもの身を守るための対策と対応!

⾒守りカメラの設置

スマホやパソコンから遠隔操作が可能な見守りカメラがあると、我が子が家でどのように過ごしているのか見ることができるので安心です。


安価で手に入れられるものや、通話ができる機能があるカメラもあるので一度検討してみてはいかがでしょうか。通話ができるタイプの見守りカメラなら低学年で留守番が心配な子どもも安心して家で過ごすことができそうです。

セキュリティサービスの利⽤

以前はセキュリティサービスは会社や店舗が利用するものというイメージがありましたが、最近は安全のために設置している一般家庭も増えています。

窓や玄関などに設置してセンサーで不審者や侵入者を検知したり、そのまま警備会社へ通報されるシステムのサービスなどがあります。簡単に設置でき安価なものや業者に設置してもらう厳重なものなど様々な種類があります。

スマートロック

スマホのアプリから家の玄関の鍵の開け閉めができるものです。外出先でも鍵が開いているのか確認することができスマホの操作で鍵を閉めることができるので、子どもが登校後、帰宅後など気になる時に確認することができて便利です。

モーションセンサー

家の中にモーションセンサーを取り付けておくと、カメラ映像の中で動きがあったり留守の間に誰かが入ってきたときにスマホに通知がきます。誰もいるはずの無い時間帯に侵入した者がいるとすぐにわかるので安心です。

ドア・窓センサー

ドアや窓にタグを張り付けるだけで利用できる商品もあり、場所を取らず取り付けも簡単なものが多いので手軽に取り入れられる防犯対策です。音や振動を感知するので子どもの留守番中だけではなく外出している時でも安心です。

監視カメラ

玄関に付けるタイプや室内に置くタイプなど様々な種類があります。外出先から映像を確認できるものもあり、中には通話ができるタイプもあるので子どもに安心して過ごしてもらうためにも役立ちそうです。

まとめ

きょうだいが急に怪我をして下校時間に病院へ行かなくてはいけない、どうしても行かないといけない葬儀が入ったなど、仕事以外の用事でも子どもに留守番をさせる場面は突然訪れることがあります。急に留守番をさせるのは危険が大きいので、普段から話をしておくことや防犯対策をしておくことが大切です。

見守りカメラのような子どもの様子を見ることができるサービスは親も安心ですし、子どもも不安に感じた時に離れていてもママと繋がることができて心が安定するのではないでしょうか。特に留守番を始めたばかりの時期は親子とも心配なので利用できるサービスは取り入れて安全に過ごさせることが第一です。

また普段から留守番をして慣れている子どもでも、急なトラブルや事件が起こることもあるので今回ご紹介した対策をもう一度確認しておきましょう!

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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