こんにちは、住まいリングさせぼです。
皆さんは、大都市で「佐世保」が注目されているのはご存知ですか?
以前の全国成長可能性都市ランキングでは、10位になったこともありますね。
*出典:2017年07月05株式会社野村総合研究所 公表)
それだけでは、ありません。
「田舎暮らしで野菜をつくってみたい!」や「海が見える家に住みたい!、釣りをしたい!!」「ゆっくりと創作活動したい!」。価値観を享受したり、
自分の幸せ “*ウェルビーイング” を実現する場所としても注目されています。
*ウェルビーイングとは
身体的、精神的、社会的にも満たされた、幸福な状態であること。
実際、佐世保に移住してこられた方にお会いしたりすると…なんだか嬉しくなりますよね。
また、どこかの街に移り住んだ時は、佐世保のことが「恋しく、すぐに帰りたくなってしまう街」だと気づきます。
それが、佐世保の魅力!故郷なのでしょうか。
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今回、その「佐世保」の魅力を伝え、西九州させぼ広域都市圏・12市町の移住に関する窓口「西九州させぼ移住サポートプラザ」に行ってきました。
港町らしく、新みなとターミナル内にあります。
「西九州させぼ移住サポートプラザ」での活動や“佐世保の住まい”に関するお話を聞いてきましたよ。
あらためて佐世保・西九州っていいところ!ですね。
(以下 西九州させぼ移住サポートプラザ を「サポートプラザ」と言います。)
目次
佐世保の移住のこと、教えてください。
佐世保市企画部地域政策課
西九州させぼ移住サポートプラザ
移住マネージャー
久保 佑介(くぼ ゆうすけ)さん
佐世保市の移住促進については、これまで国、長崎県または西九州させぼ広域都市圏と連携しながら移住者のニーズに沿ったきめ細やかなサポート体制を構築してきました。コロナ禍である現在においても移住者が増え、県内トップクラスの実績となっています。
2021年(令和3年度)の移住者数は、取組み開始した初年度、2016年(平成28年度)から比較すると、移住者数は約4倍の144世帯の244人と過去最高となりました。
編集部:5年間で約4倍ですか。そこには佐世保市の魅力の発信と、サポートプラザの活動があってのことですね。
また、移住された方の約80%は40代以下。若い人たちが「移住」に興味や関心を持たれ、行動されています。
3年ほどコロナ禍で移動制限などがありました。佐世保へ移住される方の影響は。
新型コロナウイルス感染症は2019年(令和元年度)の春から現在も続いています。いま振り返ると、2020年(令和2年度)は皆さんもご存知の通り、何をするにも大変だった年でした。サポートプラザの活動では、窓口対応が制限された時期もありました。
佐世保に来られない方のために、県主催のオンライン相談会への参加や佐世保市単独でのオンライン相談の受付など、
リモートで話す機会を増やしましたが、2019年(令和元年度)、2021年(令和3年度)と比べると、2020年(令和2年度)の移住者は微減となりました。
しかし、移住に関する「相談件数」は変わらず横ばいに推移していたこともあり、大都市から地方移住への機運は高まっていた印象でした。2016年(平成28年度)から比較すると2021年は932件では約3倍に。
大都市に住む方とのオンライン相談会などでお話を聞くと
コロナ禍による移動制限(買い物や子育て)にストレスを抱えているとの意見が寄せられ、「移住」の役割を考えさせられた時期でもありました。
皆さん移住の準備はいつ頃から。
就業状況や住むための住宅取得によって期間は様々ですが、コロナ禍では2〜3年後の移住を目指してお問い合わせをいただくことも多かったですね。今もそうですが。
編集部:「移住」となるとライフプランの中では、大きな変化になりますからね。子供の成長とともに、少し時間をかけて進められているようですね。
移住された皆さんは、どちらに住まれていますか。
佐世保駅近く、もしくはその周辺エリアへの移住が約95%、吉井、世知原、小佐々、江迎、鹿町、又は離島の宇久などの郊外エリアが約5%・10人程度となりました。
移住者の住まいについての傾向は。
賃貸? 持ち家?
サポートプラザで把握している範囲では
令和3年度の実績で、賃貸住宅に住む世帯が多い傾向にありました。
・賃貸家賃補助/26世帯
・新築住宅の購入・改修補助/13世帯
編集部:住まいリングさせぼ編集部でも5月末に佐世保や郡部の不動産会社へ問い合わせしてみました。
賃貸物件を「直接探してる!」との移住者の話も聞かれましたよ。
潜在的に、移住活動をされている方が多くいらっしゃるみたいですね。
移住者が求めている住まいの周辺環境、インフラ設備は。
Uターン者と、Iターン者で住まいに求める環境が、違います。
Uターン者
・交通の利便性や近隣商業施設の有無
・子育て環境と、学校や病院などの施設充実
・実家に近い など
Iターン者
・佐世保ならではの環境 海や自然環境、アメリカ文化を近くに感じられる場所
・自宅での趣味(例えば、家庭菜園や創作活動)が可能な間取りや、立地 など
編集部:Iターンの方は、佐世保・西九州に魅力を感じて移住されて来られるわけですから、一人ひとりのライフスタイルや価値観によっての理想があり、住まい方が変わってくるのかもしれません。
そして、皆さんから仕事や住まい以外の問い合わせとしては、
「ペットの相談」「ゴミ捨て方法・市指定か民間業者回収か」「駐車場の有無」などが挙げられます。
編集部:そうなんですね。不動産などを管理する側は、インフラ設備の情報発信。そして、しっかりとした物件設備も整えなければいけませんね。
佐世保には3エリアの「させぼ暮らし」を体験できる施設・お試し住宅があります、稼働はいかがですか。
5月末現在、「まちなか・島地町/サセボトコネクト」「郊外・江迎町」「離島・宇久町」の3エリアの住宅全てが約3ヶ月先まで予約が埋まっています。
利用された方のアンケートの一部抜粋になりますが
・滞在期間中に仕事や住居探しなど、移住先で確認したいことが全てできた!
・WIFI環境なども整っていた!
・利用料が無料で驚いた など
使い勝手のよさも、大変好評をいただいています。
そして、これまでの実績では
利用者の約40%が佐世保への移住につながっていますよ。
編集部:佐世保に魅力を感じられたってことなんですね。お試し住宅をたくさんの方に利用していただき、佐世保をもっと知ってほしいです。
【参照URL】
お試し住宅:https://sasebokoiki.com/
2023年(令和4年度)の活動は?
今年は、withコロナ で行動制限も緩和されつつあります。
サポートプラザでは、特に「*ワーケーション」に力を入れ準備を進めています。
*ワーケーションとは
「仕事/ワークwork」と「休暇/バケーションvacation」を組み合わせた造語になります。リゾート地・休暇地などで、休みを取りつつ(または引越しして)、テレワークをする働き方を目指す。
〔総務省サイトより・リンクはこちら〕
2022年(令和3年度)からは将来的な移住につながる *関係人口 の創出を図るため、西九州させぼ広域都市圏でワーケーションを推進しており、ガイドブックの作成やお試し住宅「サセボトコネクト」のワーケーション拠点としての活用開始などを実施しています。
*関係人口とは
移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と地域の人々と多様に関わる人々のことを指します。
〔総務省サイトより・リンクはこちら〕
今年度からは「ワーケーションツアー」を作成・パッケージ化し、実際に西九州させぼ広域都市圏に来てもらう取組みを実施する予定にしています。
編集部:ワーケーションを通じ、佐世保を含む西九州させぼ広域都市圏・12市町をまずは体験してもらうこと!それが移住につながる一歩に。
佐世保市民として、町民として、地域として、全国の皆さんをいつでも「おもてなし」できるように。そして、若い人たちの個性や多様性があふれる街になれるといいですね。
皆さんも自分の幸せ “ウェルビーイング” を実現できる場所、探してみてはいかがですか。
貴重なお話ありがとうございました。
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西九州させぼ移住サポートプラザ(西九州させぼ広域都市圏移住サポート事務局)
移住コーディネーターが相談内容にもとづいて、移住先や最適なエリアをコーディネート。
実際に、その場所の生活圏などもご案内しています。
西九州させぼ移住サポートプラザ (西九州させぼ広域都市圏移住サポート事務局) | |
住所 | 〒857-0855佐世保市新港町8-1(新みなとターミナル内) |
電話番号 | 0956-25-9251 |
ファクス | 0956-25-3311 |
相談時間 | 平日 08:30~17:15 |
(土曜・日曜・祝日・夕刻は要予約) | |
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