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子ども入浴いつから

子どもがお風呂に1人で入るのはいつから?始め方と注意点

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子どもと一緒にお風呂に入るのは幸せな時間ですが、慌ただしくてゆっくりできないのも事実。早く1人でお風呂に入ってくれるようにならないかなー、とついつい考えてしまいますよね。

女性
1人でに入ってきれいに洗えるかな
女性
溺れたり転んだりしないかな

など、心配も尽きません。

子どもは何歳ごろからひとりでお風呂に入れるのでしょうか?
適切なタイミングは、個々の発達段階や能力や家庭の環境によって異なるため判断が難しいですよね。

今回は、そろそろ子どもを1人でお風呂に入れたいとお考えのママやパパのために、1人でお風呂に入るためのステップと、必ずおさえておきたい注意点についてまとめてみました。

子どもはいつから1人でお風呂に入れる?

子どもの自立を促すためにも、そして親の負担を減らすためにも、子どもにはなるべく早く1人でお風呂に入ってもらいたいもの。しかし時期を見極めなければ、事故にもつながってしまうため注意が必要です。子どもの一人入浴いつから1人でお風呂に入るきっかけはあるのか、何歳くらいから1人お風呂が可能なのか、おおよその目安についてまとめました。

1人お風呂のきっかけ

子どもが1人でお風呂に入り始めるきっかけは、環境の変化や友達の影響、発育による自然なもの、親の声掛けなどが挙げられます。

環境の変化として挙げられるのは、小学校に上がった時や進級のタイミングです。また、お兄ちゃんやお姉ちゃんと同じタイミングで1人お風呂に挑戦したくなったり。すでに1人でお風呂デビューを果たした友達から「まだ一緒に入ってるの!?」と言われたのがきっかけとなることも意外と多く聞かれます。

第二次性徴が始まったことで、自然に1人で入浴するようになる子どもも多いでしょう。親は子どもの成長を見ながら、早めに「そろそろ1人でお風呂に入ってみようか」と声掛けするようにしてくださいね。

 1人お風呂の年齢の目安

何歳くらいから1人でお風呂に入るべきか?
子どもの成長には個人差が大きく、家庭環境の違いもあるため一概には言えませんが、10歳くらいまでに1人でお風呂に入れるようになるのが望ましいと言われています。

1人でお風呂に入るには、身体的能力と認知能力がしっかり備わっていなければなりません。具体的には、滑ったり転んだりしにくいよう足腰が十分強いこと、自分で洗えるように手先がうまく使えること、お風呂のルールを理解できること、安全意識があり自己管理能力が備わっていること。「髪をひとりでしっかり洗えるようになった頃が1人お風呂のタイミング」とする声も多いようです。

しかし、いくら身体能力と認知能力が十分に発達したとしても、いきなり1人で入浴することは難しいもの。適切なタイミングを見極め、小さなステップから始めていきましょう。

子どもの1人お風呂の始め方

子どもは、おおよそ4歳か5歳ごろから自分のことを自分でしたがるようになります。その頃から少しづつ身体の洗い方などを教えていけば、10歳になる前に1人でお風呂に入ることができるようになるでしょう。

まずは親と一緒に入って練習し、週1回くらいから1人で入るようにし、徐々に慣れさせていきましょう

親と一緒に入って練習

子どもと一緒にお風呂に入る時、まず重要なのは「お風呂は楽しく気持ちの良いところ」と感じさせること。そして、子どもの成長に合わせて、少しづつ自分でできることを増やしていくことです。

最初に、身体を優しく洗う方法を教えましょう。手足などから始め、顔やデリケートゾーンも自分で洗えるように指導してください。髪の毛を洗うときに目が染みるのを嫌がる場合は、シャンプーハットを使えば大丈夫。きちんと洗えたかをチェックし、褒めてあげましょう。

次に、身体の拭き方や着替え方、ドライヤーで髪を乾かす方法も教えましょう。同時に、お風呂で暴れると滑ってケガをすること、湯舟で溺れることもあるので潜ったりふざけたりしないこと、など入浴のルールも教えて安全意識を高めるようにしてください。

まずは週1回など1人で入る

1人でお風呂に入れそうだな、と思ったら一度試してみてください。
心細く感じる子どもも多いので、親はすぐそばで見守り、必要に応じて手助けしましょう。まずは安全第一で、できないことがあっても無理強いしたり叱ったりせず、少しづつ慣れるように配慮してください。

慣れてきたら週1回は1人で入る日を設け、頻度を徐々に増やしていき、時々様子を見に行ったり声掛けするなど事故が起きないよう注意してください。洗い残しやすすぎ残しがないか、チェックすることも忘れずに。

1人お風呂の習慣化

1人でお風呂に入れたら、とにかく褒めて自信をつけさせること。1人で頑張ったことを評価し、洗い残しがあっても怒らず正しい洗い方を優しく教えてください。

そして1人でお風呂に入る日数を増やしていき、成功体験を積み重ねます。すると、やがてそれが習慣化できるようになるでしょう。しかし、何らかの理由で1人でお風呂に入ることを拒否するようになるなど、順調にいかない場合もあると思います。親は焦らず、長い目で見るようにしてください。

子どもが1人でお風呂に入るときの注意点

お風呂場は危険がいっぱい。滑って転んだり、内鍵がかかって閉じ込められたり。誤飲、火傷、溺れる恐れもあります。一歩間違えば大きな事故につながります。また、1人できちんと洗えているのか、変なものを口に入れてないか、湯舟にきちんとつからず身体が冷えてないかなど、心配も尽きません。
子どものひとりお風呂いつから子どもが1人でお風呂に入るとき、どのような点に注意すべきか?
住環境や設備、子どもの成長などによる違いはありますが、ここでは安全面と衛生面、自立面など3つの観点から主な注意点をまとめました。

溺れる事故や転倒などの対策/安全面

まず確保しなければならないのは子どもの安全です。子どもが小さい時から、一緒にお風呂に入るたびに風呂場での安全な立ち振る舞いについて教えていきましょう。

溺れる事故を防ぐには、お湯に潜って遊ばないよう指導することと、浴槽内に滑り止めシートを敷くこと。転倒事故に関しても、足元に注意して歩くこと、急いだり走ったりしないことを教えましょう。そしてお風呂場の床にはなるべく物を置かないなど整理整頓も必要です。熱湯を出して火傷しないように蛇口の使い方を伝えたり、内鍵がかかってしまった時に開錠する方法も教えてください。

ポイント

特に最初の頃は脱衣所のドアを開けて入浴させ常に様子を見るようにし、また1人でお風呂に入ることに慣れた頃でも定期的に様子を見ましょう。

身体や髪をしっかり洗わせる/衛生面

安全面と同時に気になるのは、きちんと洗えたかどうかの衛生面です。これも一緒にお風呂に入っている時期から、1人で洗えるよう少しづつ訓練していくことが重要。また、すすぎ残しが無いよう、手順などをしっかり指導しましょう。それから、お風呂の前にトイレに行くことを習慣づけるのも大切です。

子どもが1人で上手に身体を洗えるよう、シャンプーリンスやボディーソープは泡タイプで、刺激の少ないマイルドなのものをおすすめします。子どもでも使いやすいサイズのボディーブラシやシャンプーハット、子どもの手に合う洗面器など道具にこだわるのも良いでしょう。

ポイント

最初の頃はきちんと洗えているかチェックしてあげてください。上手に洗えていたら褒め、洗い残しやすすぎ残しがあっても叱らず、優しく教えたり洗ってあげるようにしてください。

子どものタイミングで1人お風呂を始める/自立面

子どもが1人でお風呂に入るタイミングは、子どもが決めるのがベター。親の都合などで強引に始めてはいけません。子どもとのコミュニケーションを大事にし、子どもの意見や気持ちを尊重しましょう。自然に自立心が芽生えるのを待つ気持ちも必要です。

しかし、いつまでも依存して1人でお風呂に入れなくなってしまうことの無いよう、自分ひとりでお風呂に入ることの重要性や楽しさを伝えていくのも親の役目。1人でできることを少しづつ増やしていくなど段階を踏み、できたことを褒めてください。子どもが自信をもって1人でお風呂に入れるよう励まし、サポートしていきましょう。

まとめ

子どもは自分1人でお風呂に入れるようになると、自分で成長を感じ自尊心が高まります。初めの頃は心細く不安も感じますが、段階を踏んでサポートすることで乗り越えていけるでしょう。子どもが安全に入浴できるよう、お風呂の環境を安全で衛生的に整えてください。子どもの意志を尊重し、無理強いしないことも大切です。

子育てしているママやパパは、子どもが1人でお風呂に入れるようになると負担が減ってホッとすると同時に、だんだん手を離れていくんだな、と寂しさも感じるかもしれませんね。しかし、これは子供が成長し自立していく自然な過程であり、親と子供の絆が深まる新たな段階への一歩でもあります。

余談ですが、令和4年10月から公衆浴場の混浴制限年齢が7歳以上となりました。できればそれまでに男の子はパパと、女の子はママと一緒に入浴することが望ましいでしょう。温泉や銭湯を親子で楽しむことができるよう、7歳までにある程度は1人で洗えるよう訓練し、お風呂のマナーを教えてくださいね。

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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