赤ちゃんの睡眠についてお悩みはありませんか?
今回はネントレについての紹介です、1歳までに一生モノの生活リズム・睡眠リズムを整えましょう!
目次
ねんねトレーニング(ネントレ)とは?
ねんねトレーニングとは、抱っこや添い寝などのサポートがなくても赤ちゃんが自分のだけで眠れる力をつけ習慣化させるトレーニング。
日本では一般的に親子一緒に寝ることが多いですが、生後間もない段階から子どもを一人で寝かせる欧米のネントレが紹介されたこともあり、日本でも実践する人が増えてきました。
ネントレには、子どもがお昼寝や夜の睡眠時間に一人で入眠できる力だけでなく、夜中に目を覚ましても再び自分の力で眠りに戻る方法も含まれており、子どもが自力で生活リズムを整えるのはもちろん、ママやパパの負担も減らすことができるのでぜひチャレンジしてみてください!
ネントレを始めるなら生後5ケ⽉頃からが良い︖
ネントレを始める時期として望ましいのは、生後4~6ヶ月頃です。
生後4~6ヶ月に入ると起きている時間が長くなり、平均睡眠が13~14時間ほどになりしっかりと昼と夜の区別がついてくる時期なので、ネントレを始める目途にしましょう。
ただ個人差もあるので、子どもの成長や睡眠時間の状況を見ながらネントレを始めるのが適切です。
無理のないネントレのやり方
ネントレには、
欧米式に赤ちゃんが泣いてもほとんど放置する
寝るまでそばにつきそう
身体に触れながら寝かせる
などの方法があります。
どれが正解ということはなく、一番大事なのは子どもと保護者が無理なくトレーニングを進められることです。
ネントレのやり方を紹介しますので、取り組んでみて家庭に合った方法を見つけてください!
就寝・起床時間を決める
ネントレは生活リズムを整えるプロセスであり、重要になってくるのは就寝時間と起床時間を決めて規則正しい生活を送ることで、毎日決まった時間にお布団に入れるようママやパパが赤ちゃんのスケジュールに生活を合わせてあげましょう。
また、生活リズムを整えるためには、就寝時間だけでなく起床時間も一定にすることが大切で、体内時計を調節させるためカーテンを開けて太陽の光で起こしてあげてください。さらに、夜の睡眠を安定させるためにお昼寝の時間も固定できるように気を配ってください。
寝るまでのルーティンを決める
赤ちゃんが自分で「寝る時間がきた!」と気づけるように、寝るまでのルーティンを決めておくと良いです。
例えば、
絵本を読む
オルゴールをかける
子守唄を聞かせる
授乳する
オムツを替える
寝る30分前には部屋を暗くする
など、簡単に取り組めることや赤ちゃんが気に入っていることがおすすめです。
この段階で親子のスキンシップをしっかりとっておくことで、赤ちゃんの不安な気持ちが消えて入眠しやすくなると言われています。
ぜひ今日から何か1つ実践してルーティンを決めましょう!
寝室の環境を整える
赤ちゃんが自力で眠れるために寝室の環境もきちんと整えてあげましょう。
安全
赤ちゃんが一人で寝るために安全性の確保は必須です。
寝返りによって転落してしまう段差はないか
窒息するリスクになる布団やブランケットは使用していないか
ぬいぐるみをベッドに置いていないか
など、ネントレする・しないに関わらずチェックしてください。
光
部屋に余計な光があると赤ちゃんの気が散ったり、脳が起きても良いと判断してしまうことがあります。
眠りにつけなかったり、早く起きてしまうなどのトラブルを避けるため
遮光カーテンをつける
携帯やテレビなどのブルーライトを避ける
できるだけ部屋を真っ暗にする
エアコンや加湿器のライトにテープを張る
などに気をつけてみてください。
部屋の明かりは、赤ちゃんの表情がわかる程度では万全とは言えません。
小さな明かりにも注意し、できるだけ部屋を真っ暗にすることがポイントです。ただ、赤ちゃんが暗がりを怖がる場合は暗めのフットライトなどを活用してください。
音
生活音や屋外の音でも気が散るので音にも配慮が必要で、窓を閉めたり、リビングのテレビを消して余計な音をシャットアウトしてあげましょう。
また、どうしても周囲の音が気になる場合、安眠効果や集中力アップが期待されるホワイトノイズの活用がおすすめです。
ホワイトノイズとは、身近なものでいうと換気扇が回る音や水が流れる音、波やせせらぎ、風などの自然の音のこと。
温度・湿度
寝室の温度・湿度管理も大切です。
寝室の温度は大人が肌寒く感じるくらいの20~22℃、湿度は40~60%くらいが適切といえるでしょう。
寒すぎるからといって羽毛布団など、ふわふわの布団を重ねるのは安全面でNGです。肌着やロンパース、パジャマなど着せ方で調節してあげてください。
ベッドに入ったら抱っこしない
一度ベッドに入ったら、赤ちゃんが泣いたとしても抱っこしたりおっぱいをあげるのは適切ではありません。緊急時以外は赤ちゃんが泣きだしてもしばらく様子をみましょう。
泣いている赤ちゃんを放置することは保護者にとってとてもつらいことですが、この対応は非常に重要なポイントです。
赤ちゃんが泣いているから
抱っこしてあげたい
など、保護者側の気持ちだけで対応を替えてしまうとせっかくのネントレも水の泡。
はじめてのことはママパパ、赤ちゃんも戸惑うでしょうが、睡眠の習慣を獲得していくためにも一貫性のある対応を心がけましょう。
はじめはこまめに様子を⾒に⾏く
ネントレをはじめてすぐは数分おきに寝室に足を運んで様子を見てあげましょう。赤ちゃんが泣いているようであれば、声をかけたり体に触れたりして落ち着かせます。
ただし、抱っこしたりおっぱいをあげたりと、睡眠を大きく変化させるのは適切ではありません。ネントレに慣れてきたら徐々に様子を見に行く回数を減らし、最終的には一人でも寝れることを目指します。
ネントレのポイントは︖
⽣後4ケ⽉までは一緒に寝る
生後1歳までの赤ちゃんは生活するうえでたくさんのリスクを抱えています。
特に睡眠時のリスクは高く、平成28年~令和2年までの0歳児の不慮の事故のうち、ベッド内での窒息は1位で、127件も報告されているんです。
また、乳幼児突然死症候群の発症率も生後2~3ヶ月が一番多いとされています。
ネントレを始めるにしても生後4ヶ月まではママやパパが一緒に寝てしっかりと見守るようにしてください。
⽣活リズムを整える
ネントレのメリットは何よりも生活習慣が整うことです。
生活リズムや睡眠時間が整うと、赤ちゃんの情緒も安定するので日中も機嫌よく元気に活動することができるようになるでしょう。
また、1歳までに正しい睡眠リズムを整えることで、成長し長い睡眠時間をとれるようになってからも自分に合った睡眠習慣を身につけられるようになります。
まとめ
赤ちゃんの生活リズムを作るためのネントレいかがでしたか?
生活や睡眠のリズムを作ることは簡単なことではなく、安定するまでには大変に感じることも多いでしょう。
ただ、ネントレは赤ちゃんにとってとても大切なトレーニングです。
ぜひご家庭に合った方法を見つけて実践してみてくださいね!