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子育て世代のリフォームのポイントと【2024年】子育てエコホーム支援事業

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仕事や育児に追われているママは、「家事の時間を少しでも減らすことができたらいいのに!」と感じていませんか?

「食器を自動で洗浄してくれるビルトイン食器乾燥機や、雨を気にせず洗濯ができる浴室乾燥機を付けたい!」など、日々の生活が快適になるリフォーム工事をしたいと考えている方もいるかもしれません。他にも、「家族が集まるリビングや、赤ちゃんを寝せることができる和室が欲しい」などの子育てをする上で理想的な間取りもありますよね。

今回は子育て世代のリフォームのポイントをまとめ、ママの生活が楽になるリフォーム工事で補助金申請もできる子育てエコホーム支援事業についてもご紹介します!

子育てしやすいリフォームのポイント

子育てをしているママにとっての理想的な家は子育てがしやすい家ではないでしょうか。赤ちゃんを抱っこするママ子どもと楽しく生活を送りたい、子どもに安全に過ごしてほしい、ママがイライラしない家の造り、など様々な希望があると思います。子育て世代に嬉しい育児がしやすいリフォームのポイントをご紹介します。

家事動線をコンパクトに

ママは毎日家事と育児に追われながら生活しています。家事をしながら子どものお世話や話相手をしないといけないこともありますよね。

子育て世代は家事をする範囲をコンパクトにして、移動の負担を減らしたり子どもから目を離す時間を減らすことができるような間取りがおすすめです。

トイレやお風呂、洗面所などの水回りを近くにまとめると、お風呂の前のトイレや脱いだ服を洗濯機へ入れる作業などが楽になります。また、洗面所やお風呂と玄関が近くにあると、外で遊んで泥だらけになった子どもが家の中を汚す心配がありません。

先輩ママの経験談

保育園のあと公園で遊んで家に帰るので砂だらけで帰宅します。我が家はリビングを通ってお風呂場へ行く間取りなので、毎日リビングが砂でザラザラになってしまいます。
玄関から直接洗面所やお風呂場へ行ける間取りにすればよかったと後悔しています。

リビングとキッチンを対面に

以前の日本の家は壁に向かって立つ壁付けキッチンが主流でした。壁についていることでダイニングテーブルを置きやすいなどのメリットもありますが、近年は対面型キッチンや壁から独立しているアイランド型キッチンが主流になってきています。

対面型キッチンやアイランド型キッチンはリビングにいる子どもの様子を見ながら料理ができたり、中高生になって会話が少なくなっても子どもと顔を合わせやすいというメリットがあります。子どもの遊ぶ様子を確認しながら家事ができることはママにとって大きなメリットです。

家族の共有スペースをつくる

家族が誰でも使う事ができる共有のスペースがあると、子どもが大きくなっても一緒に過ごす時間を増やすことができます。共有のパソコンコーナーを作ると写真や動画を一緒に見ることができますし、勉強ができるスペースを作ると子どもが宿題をしている横でママは本を読んだり資格の勉強をすることもできます。

また和室を作ることによって子どもが小さいうちはおむつ替えをしたりお昼寝をさせることができ、大きくなってからは読書のスペースにしたり家族みんながゆっくりとくつろげるスペースとして使う事ができます。

勉強もできるダイニング

リビングなどの親がいるスペースで勉強をするリビング学習のメリットを聞いたことがあるかもしれません。親がいるスペースで勉強をすることで安心感を得られたり、一人ではないのでダラダラとすることが少なくわからないところもすぐに誰かに聞くことができる等のメリットがあります。

他にも親が仕事で帰りが遅く食事の時間が子どもと合わない場合でも、子どもが宿題をしている横で親は食事をすると話をする時間を作ることもできます。勉強をすることを考えて大き目のテーブルを準備する以外に、キッチンのカウンターに作り付けのデスクを付けるリフォームもあります。

充分な収納スペースの確保

子どもが成長するにつれ物は増えていくのが一般的です。子どもが小さい時は大きな収納スペースが必要なくても、リフォームをする時は子どもの成長を考えて収納スペースを確保しておくことが大切です。後から収納スペースを作ることは簡単ではないので、リフォームの際にしっかりと計画を立てましょう。

おもちゃや学用品だけではなく、習い事の道具や持ち帰ってくる作品、成長するにつれてサイズが大きくなる服も赤ちゃんの頃より収納に場所が必要なので考慮しましょう。

玄関横に作る土間収納やウォークインタイプのシューズクローゼットなどもベビーカーや外でのスポーツ用品を収納することができるので便利です。

先輩ママの経験談

子どもが小さかったこととクローゼットを作ることで部屋が狭くなってしまうという理由で子ども部屋に収納を作りませんでした。しかし子どもが中学生になった今、物が増えて市販の収納ボックスでは足りず収納しきれないものが床にあふれています。
部屋自体が狭くなっても収納はしっかりと確保しておくべきだったと後悔しています。

将来的な模様替えを⾒据える

子どもが小さいころはほとんどの時間を親と一緒に過ごしますが、成長するにつれ自身の部屋で過ごすことが増え高校を卒業すると家を出て行くことも少なくありません。子どもと暮らす年月は短い場合は18年ほどしか無く、その中でも生活の変化がありますね。リフォームをする時は家族の変化を見据えた間取りを考えることが大切です。

子どもがまだ小さい場合は成長した時個室を与えることができる間取りを、子どもが成長してしまったら仕切りを取って広い部屋として使用できる間取り、など将来のことを担当者に相談しながら間取りを考えるとよいでしょう。可動式の間仕切りならば、将来仕切りを取る時に工事などがいらず簡単に部屋を広くすることができます。

室内に物干し場所をつくる

重い洗濯物を持って外に干しに行き、雨が降れば急いで取り込み、夕方また外の干し場へ取りに行くという作業はママにとって負担になる家事の一つです。洗濯物を干したり取り込んでいる時間は子どもから目を離してしまうので心配な時間でもありますよね。

リフォームで室内に洗濯物を干すことができるスペースを作ることで、その悩みから解放されます。浴室のリフォームの際、浴室乾燥機を付けると洗濯のあとは洗面所横の浴室で干すだけなので重い洗濯物を運ぶ手間がかかりません。

また雨で洗濯物が乾かないという心配もなく、夜に洗濯しても翌朝には乾いているので洗い替えの洋服の量を減らすこともできますね。昇降機能がついている物干しもあるので、どのようなタイプが我が家に合うのかリフォーム会社に相談をしてみましょう。

安全に開閉できるドアを

小さい子どもはドアで手や足を挟んでケガをしてしまうことがあります。ママが見ていても止めることが間に合わないことが多く、子どもに多いケガの一つです。

隙間ができにくい折れ戸タイプのドアやゆっくりと開閉するタイプの引き戸など様々な安全性の高いドアがあるので、小さい子どもがいる家庭はリフォーム時に検討してみるとよいでしょう。

内装材は質感を⼤切に

子どもがいるからこそ内装材はこだわって質感の良いものにしたい!というママも多いですよね。おしゃれなインテリアや高級感を求めるというわけではなく、子どもが安全に過ごすことができママもストレスを減らすことができるように、という理由で選ばれることが多いです。

コルク樫を使用したコルクタイルは防音性に優れ弾力性のある素材なので、床に使用することで下階への音の心配を減らしてくれたり料理などで立ちっぱなしでも疲れにくいという特徴があります。また壁は漆喰や珪藻土を使用すると汚れや傷が目立たないというメリットがあります。

子育てにも優しいおすすめ素材

安全性の高い家で子どもを育てたいという願いはどのママも持っている願いではないですか?自然素材の床自然素材がいいと聞くけど、何がいいのかよくわからないというママのためにおすすめの素材をご紹介します!自然素材は調湿性・断熱性に優れていることが多くアレルギー物質を減らすことができたり、温かみがあるので赤ちゃんでも心地よい肌触りの素材が多いです。

無垢材

100%天然木を使用した素材を無垢材と言います。
接着剤を使い複数の板を張り合わせている合板と違い、化学物質を含まないので体に優しい素材として人気です。
ナチュラルな素材で見た目が優しいだけでなく、湿度が高い時は吸湿し乾燥すると吐き出す性能があるのでカビやダニを防ぎアレルギー物質を減らすことができます。また断熱性が高く冬でも床が冷たくなり過ぎないので、赤ちゃんも大人も心地よく過ごすことができますね。

定期的なメンテナンスをすることで30年以上使用できることもメリットの一つです。

吸音材や遮音マット

吸音材とは、ウレタンスポンジやグラスウールなどの素材で仕上げ材の間に設置して使います。遮音マットはゴム製で下地との仕上げの床材の挟み込むゴム製のものです。

赤ちゃんの泣き声や遊ぶ声が外に漏れることは自然なことですが、人によっては騒音と捉えトラブルになってしまうこともあります。そのようなトラブルが起こるとママのストレスも大きくなり育児が辛くなってしまいますよね。ママがストレスを抱えることなくのびのびと育児をするために吸音材や遮音マットを使用するリフォームをすることもあります。

漆喰や珪藻土

漆喰とは消石灰にワラやスサなどの食物繊維や海藻から採取した糊などを混ぜたものです。珪藻土は藻の一種である珪藻が水底に堆積して化石化したものです。どちらも化学物質を含まない自然素材のものなので子育て世代のリフォーム時はもちろん、他にも様々な用途で使われています。

漆喰や珪藻土は多孔質なので湿気を吸収し湿度を快適に保つ効果や消臭作用があります。また、耐火性が高いというメリットもあります。しみになりやすいというデメリットがありますが、重ね塗りができる素材なのでしみが気になってきた場合はリフォーム会社に依頼しましょう。

子育てエコホーム支援事業

二酸化炭素などの温室効果ガスの発生と吸収の量を等しくして地球温暖化の進行を食い止めようとするカーボンニュートラルという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

日本は「2050年までにカーボンニュートラルを実現する」という目標を掲げています。その目標に向けた住宅の省エネ化の支援を強化するために、若者夫婦世帯や子育て世代が省エネ性能の高い新築を取得した際や省エネ改修を行った際に他の世帯より大きな補助を受けることができる子育てエコホーム事業という制度があります。

補助金申請は事業者が行いますが、子育てエコホーム支援事業への事業者登録を行っていることが利用条件になっているので、利用をしたい場合はリフォーム会社へ工事着工前に必ず確認をしましょう。

※予算上限に達した時点で受付終了となるためお早めの申請をおすすめします をいれてください

対象要件

子育て世代とは、申請時点で18歳未満の子ども(2023年4月1日時点での年齢)がいる家庭です。
若者夫婦世帯とは、申請時点で夫婦のいずれかが39歳以下(2023年4月1日時点での年齢)の世帯のことです。ただし2024年3月末までに工事着手する場合は2022年4月1日時点で夫婦のいずれかが39歳以下である必要があります。

補助対象

補助金申請のための必須工事は、
ガラス交換や内窓設置などの開口部の断熱改修
省エネ基準レベルやZEHレベルへの外壁、屋根、天井又は床の断熱改修
節水型トイレや節湯水栓の取り付けなどのエコ住宅設備の設置

です。

必須工事を実施した場合、補助金申請の対象となる任意工事は
ビルトイン食器洗浄機や浴室乾燥機などの取り付けを行う家事負担の軽減に資する設備の設置
ドアの交換などの防犯性の向上に資する開口部の改修
ガラス交換などの生活騒音への配慮に資する開口部の改修

などのリフォーム工事があります。
詳しくはリフォーム会社へ確認をお願いします。

補助額

補助額は子育て世代、若者夫婦世帯の上限は一戸あたり30万円です。既存の住宅を購入してのリフォームの場合は一戸あたり上限は60万円です。長期優良リフォームを行う場合は一戸あたり45万円が上限です。

※子育て世代、若者夫婦世帯以外の世帯の場合の上限額は20万円~30万円です。

補助期間

2023年11月2日以降に対象となるリフォーム工事に着手したものが対象となります。新築の場合は、2023年11月2日以降に基礎工事より後の工程の工事に着手したものが対象です。

参照:子育てエコホーム⽀援事業について/国土交通省

まとめ

働くママや子どもが小さいママは、家事や育児の負担が減るリフォームがあるならぜひ取り入れたい!と思いますよね!

直接家事の時短になるリフォームだけではなく、子どもの様子を見ながら家事ができる間取りにしてママのイライラを減らしたり子どもが安全に過ごすことができるリフォームがありました。快適に過ごすことができる家へリフォームすることで、家族の笑顔を今よりもっと増やすことができそうですね!

資金面で不安がある方もいるかもしれませんが、補助金申請をできるリフォームもあるのでどのくらいの金額でリフォームができるか相談してみましょう。

子育てエコホーム支援事業の申請は上限額が決まっているので、検討している方は早めにリフォーム会社へ相談してください。

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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