子育ての悩みを保育士さんに相談し保護者支援を受けよう︕

保育士さん 育てる

突然ですが、皆さんは子育ての悩みを誰に相談していますか?
思い当たった方はいましたか?

今回の記事でご紹介するのは、そんな子育ての悩みの強い味方になってくれる“保育士”という存在です。

子どもと保護者の1番近くにいるといっても過言ではない保育士さん。
保護者から日々どんな相談を受けているのか、その保護者支援についてみていきましょう。

保護者の⾊々な子育ての悩み

子どもの成長をサポートしてくれる保育園ですが、毎日の子育てに奮闘するパパ、ママにとっても重要な役割である「保護者支援」も同時に果たしています。
その保護者支援の1つが子育てに関する悩み相談を受けること保育園では連絡帳や送り迎えの際の対話などで園と家庭の間のやり取りが行われていますよね。実際に、子どもを登園させている保護者の8割以上が保育士に子育てについての相談をしたことがあるそうです。

ここからは、保護者がどんなことに子育ての悩みを感じているのか、どんな場面で気になるのか、多くあげられるものをご紹介していきます。

おむつがなかなか取れない

生活とは切っても切り離せない排泄面の問題。
同じクラスの子のオムツがどんどん取れていくのを目の当たりにし、自分の子どもはいつまで取れないのだろうか、何か身体に問題があるのかな?と悩んでしまう方が多いようです。

一般的には1歳半~2歳ごろまでにトイレトレーニングを始める家庭が多く、3歳を過ぎるとオムツを卒業する子も増えてきます。

ただ、近年ではオムツの機能性が上がり、子どもが不快感を感じにくいようになったことでパンツデビューが遅れるといったこともあるようです。

他にも
・トイレ自体が怖い
・マイペースで周りを気にしていない
・膀胱機能が未発達
・トイレに行きたい気持ちを上手に伝えられない
・イヤイヤ期で大人の言うことを聞かない
など、オムツが外れない理由は子どものによってさまざまなので、園での様子はどうか、トイレトレーニングはどのように行っているかなど、気にある点があれば保育士に相談してみましょう。

落ち着きがない

日々の生活を送るなかで、
「自分の子どもはなぜこんなにも落ち着きがないのだろうか」
「発達に問題があるのかな」
といった悩みを抱いている方は少なくありません。

特に、兄弟姉妹と比べると落ち着きのなさが目立つ、保育参観の際に周りの子と様子が違ったなど、ほかの子どもと比べた際に心配になることが多いようです。

ただ、子どもは個性豊かで好奇心旺盛、心身ともに未発達なため、落ち着きがないことのすべてに問題があるとは言い切れません。

保育士は同じ年代の子どもを多くみているため、園での様子はどうか、子どもにどういった言葉かけをしたらいいのか、病院での検査は必要かなど、気になった点を相談してみましょう。

イヤイヤ期に突入

子育ての大きな壁とも言えるイヤイヤ期。
子どもに自我が芽生え始めて成長を感じられる時期でもありますが、ママやパパにとっては子育てのリズムが乱されてしまう難しい期間です。

自分でできることが増える一方、大人にお世話されることを嫌がったり、気に入らないことがあると癇癪を起したり。完璧にはやり遂げられない子どもも、その態度に翻弄される保護者側の双方にイライラが積もってしまうこともあります。

食事はちゃんと食べているか

毎日“食”に関わっていくなかで、子どもたちはそれぞれ味や食感に好き嫌いを持ち始めます。

それまでは食べていたのもを急に食べなくなったり、野菜類に全く手を付けなくなったりと、大切な成長期である子どもの食が不安定になってくると心配と不安を抱えてしまう保護者が多いです。

園での給食は食べているのか、食べさせ方のコツはあるか、また食べない場合どのように対処すべきかなど、登園時に相談してみるとよいでしょう。

仲の良い友達がいるか

相談件数のなかでも上位を占めるのが子どもの人間関係です。

学年が上がるほどに性格が表に出てくる子どもたちのなかで、仲良い友達はいるのか、周囲になじめて楽しくすごせているのか、そんな悩みを抱える保護者が多いようです。

家庭と園でのふるまい方は子どもによってかなり差があります。
クラスの先生とお互いにすごしている様子を共有、相談しておくことで子どもの性格をより深く知ることができるでしょう。

お泊り保育

年長クラスで行われることが多いお泊り保育。
活動を楽しめる一方で、家族と離れて一夜をすごすことに子どもも保護者も不安を抱えています。

睡眠や食事、おもらし、慣れない場所での行動など、子どもに不安な点が少しでもあれば事前に同行する先生に相談しておきましょう。

先生は子どもそれぞれの特性を把握して様子を見てくれるため、お泊り保育での成長をしっかりとサポートしてくれます。

子どもの発達状況

子どもの発達状況についての悩みも多いです。
身長や体重、言葉など、発達には個人差があるからこそ「周りの子と比べると遅れているのではないか」という不安がよぎることもあるでしょう。

まずは焦らずに子どもの成長を見守ることが大切ですが、どうしても不安を感じる場合は保育士に相談するとよいです。

保育士はそれぞれの子どもの発達状況に合わせて声掛けやサポートをしてくれるほか、小学校に進学する際には学校側にもしっかりと引継ぎを行ってくれます。

子どもへの接し方

毎日子どもと向き合っていると「私の子育ては合っているのかな?」と、子どもの接し方について漠然とした不安を抱くこともあるでしょう。

特に、子どもを叱ってしまったとき、子どもの問題行動を指摘されたときなどにそのような悩みを持つ方が多いようです。

自分の言動に悩んでいるのなら、1人で抱え込まずに第三者に相談してみてください。特に保育士は子どもが反応しやすい声掛けを熟知しているので参考になるかもしれません。

問題行動への対応

子どもはやっていいことと悪いことの識別があいまいで、かんしゃくや噛みつきなどの問題行動を起こしてしまう場合もあります。

また、近年ではメディアが発達していることから、YouTubeなどの吸収した言葉や行動を真似してしまうこともあるでしょう。

家庭でそういった行動を見かけたら、園でもやっていないか、友達を傷つけていないか気になるところです。

担任の先生に園での様子を聞いたり、問題行動に対してどのような対処をしたらよいか聞いてみるといいかもしれません。

子どもからの一言

子どもが発した一言が心配に繋がることもあります。

「お友達ができない」
「保育園に行くのが嫌」
など、子どもはふとしたタイミングで不安をつぶやくことがあります。

たとえ家庭以外の問題でも、ほかの大人には言えないからお母さんに相談するといった場合もあるので耳を傾けてあげてください。

また、それが保育園での問題であるならば、園での様子を気にかけてもらえるように先生に相談してみるとよいでしょう。

他の保護者の一言

子どもだけでなく他の保護者から情報を受け取ることにより気になってしまうこともあります。

保護者は他の保護者や子どもからまた聞きしていることもあるので、第三者から受け取った情報は真相を確認するとよいです。

子どもの様子やお友達との関係に気になることがあれば担任の先生に相談してみましょう。

保育士による保護者支援とは?

保育士による保護者支援とは、保育者と保護者の信頼関係の基盤であり、子育ての心強いサポートであるといえます。なかなか個人的な気持ちを話しづらいという方もいると思いますが、些細なことや気になっていることからでも保育士に相談してみてください。

毎日子どもとプロとして向き合っている保育士は、悩みの内容を把握して真摯にサポートを行ってくれますよ。

まとめ

保育士が担う保護者支援いかがでしたか?

子育ての悩みを1人で抱えてしまうと子どもにとっても保護者にとっても大きな負担になってしまいます。

些細な悩みでも、「大変」や「イライラ」といった感情でも、まずは保育のプロである保育士に相談してみましょう。

「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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