「子どもが言うことを聞かない!」
「子どもがすぐに病気して仕事を休むのが辛い!」
子育てをしていると様々な悩みが出てきますよね。もちろん我が子は愛おしく大切な存在ですが、毎日の生活の中では「子育て大変!イライラする!」と思ってしまうことの方が多いかもしれません。本当は子どもと楽しく生活したいのに、現実は怒ってばかりでまた泣かせてしまった、と毎日悩んでいるママもいますよね。
今回は子育ての悩みランキングをご紹介します。「あるある!」と感じるママが多いのではないでしょうか?そんな子育ての悩みを解決する方法もご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
目次
子育ての悩みランキング
悩みが出てくると「どうしていいかわからない!」と考え込んだり落ち込んだりしてしまいますが、一人のママが悩んでいることは実は多くのママが悩んでいることでもあります。
子どもの将来
我が子の将来についての悩みは子どもが社会人になるまで尽きません。大切な存在だからこそ「幸せになってほしい」という思いも強くなってしまいますよね。
”何歳から塾に通わせるべきか””今している習い事が将来の役に立つのか”などもママの頭を悩ませるものの一つです。子どもが小さい頃は将来の夢をほほえましく聞くことができても、小学校高学年や中学生になると「現実的な夢じゃないと受け入れられない」という親も多いです。
教育費や養育費などの⾦銭的不安
子どもを育てるためには、教育費だけではなく食費や衣服費、病院代など様々なお金がかかります。教育費や養育費が心配だから2人目(3人目)は諦めた、という人もいるかもしれません。
各家庭によって子どもにかける金額は違いますが、小さい頃は幼稚園や保育園代プラス習い事、中高生になるとスマホ代や塾代、お小遣いなどが多くかかります。「将来のために小さい頃から教育費は削りたくない」という親は多いですが、子どもが将来私立の学校に行く可能性なども考えて貯金をしておくことも大切です。
先輩ママの経験談
毎月のお給料から貯金することができない時も、児童手当と子どもにいただいたお祝い金だけは必ず貯金しています。大学時の費用や留学をしたいと言い出した時などに出せるようにと思っています。
子どもの⾷事
「栄養が摂れているのかわからない」「子どもが食べてくれるメニューを考えることが苦痛」など、体を作る食事に関する悩みはたくさんあります。小さい子どもは遊び食べや食べムラがあり、なかなかママが思うように食事をとってくれませんよね。せっかく作ったごはんをわざと落としたり残されるとママもイライラしてしまって当然です。
また、本やインターネットで子どもの理想的な食事を調べると、3食バランスのいい食事をするように書かれていて「私はこんな風にできない」と落ち込んだり悩んでしまうママも少なくありません。
しつけ⽅・怒り⽅について
子どもは一度注意しても素直に言うことを聞いてくれるわけではありません。「感情的に怒ることは避けたいけど、どうしてもイライラが抑えられず怒鳴ってしまう」と悩むママは多いのではないでしょうか。そうしているうちに子どもが親の顔を伺うようになってきて更に悩みが増す、というケースもあります。
他にも、「テレビで見る友達のような関係の親子に憧れるけど、叱る・叱られるの関係だからなかなか仲良くできない」「話をしたいのに反抗的で会話にならない」などの子どもとの関係性に悩みを持つこともあります。
子どもに対してイライラしてしまう
子育てをしているとママが子どもに振り回されて困ってしまう出来事はたくさんあります。”言うことを聞かない””泣き続ける””イヤイヤ期”など、思うように動いてくれない子どもの相手をしていると、毎日イライラしてしまいますよね。
また、ママは子どもと24時間一緒にいることも多く一人になる時間が無かったり、夜中の授乳によって睡眠不足になってしまうのでストレスが溜まってイライラしてしまうこともあります。
先輩ママの経験談
ひどいイライラが抑えられず、泣いている子どもを暗い部屋に閉じ込めたことがありました。そんなことをしなくても、子どもにはテレビやユーチューブを見せて集中してもらい、私もゆっくりコーヒーを飲んだり寝たりしてストレスを発散すればよかったなと後悔しています。
子どもとの関わり⽅がわからない
子どもは大人と違い、会話が成りたたないことや上手くコミュニケーションが取れないことがよくあります。また気分がコロコロ変わったり、言っていることがすぐに変わったりと大人が子どもに振り回されることも少なくありません。そんな子どもと接することが苦手、というママもいるかもしれませんね。そうすると育児に自信がなくなったり、子どもにきつく当たってしまうことあります。
ママが上手く関わることができていない、と思っていても子どもはママのことが大好きです。ママもあまり深く考えず、愛情を持って自分なりに接して大丈夫です。
子どもの成⻑
体重が増えなかったり周りと比べて言葉が遅いと、ママは悩んでしまいますよね。心配になると育児書やインターネットで情報を探して「さらに不安が増した」というママもいるかもしれません。
しかし子どもの成長は一人ひとり全く違うので、全員が育児書のように成長することはありません。あまり心配せず、不安な時は小児科や支援センターで相談しましょう。
先輩ママの経験談
トイレができるようになるのが遅く、小学2年生まで学校でもおもらしをしていました。当時は「どこかおかしいのでは?」とすごく悩んでいましたが、その後トイレで用を足すことができるようになり中学生になった今では笑い話になっています。
子育てに対する夫婦間の違い
ママとパパは育ってきた環境が違うので、子どもの育て方に相違が出ることがよくあります。特に多い違いが「ママは(パパは)のびのび育てたいけど、パパは(ママは)学歴重視で育てたい」という悩みです。ママとパパの言うことにあまりに違いがあると子どもも混乱してしまうので折衷案を考えることも必要です。ですが時間が経つと考え方が変わる場合もあるので、”大学進学について”などの今すぐ決めなくてもいいことは先で考えていいでしょう。
他にも、子どもが病気になった時パパとママのどちらが仕事を早退したり休むか、なども夫婦間で考え方に違いがあります。同じようにフルタイムで仕事をしていても子育てはママの負担が大きくママは不満に思っていますが、育児はママがするのが当然と思っているパパは少なくありません。
きょうだい育てへの⼾惑い
上の子と下の子を同じように育てることは難しいことです。「上の子にはしてあげたのに、下の子にはできていない」「上の子には厳しくさせてしまったけど、下の子には適当にさせている」など、一人を育てている時ときょうだいを育てている時で違いがあるのは当然のことだと割り切りましょう。
また、きょうだいがいるからこそ起こる喧嘩の仲裁や上の子と下の子への接し方の違いに悩むママもたくさんいます。特に「下の子が産まれてから、上の子がかわいいと思えない」と悩むママは多いですが、ママ自身が「こんな私ではだめだ」という自己否定が強いとそのように思ってしまうことがあるようです。完璧を求めず「できなくても仕方ない」と割り切ることも大切です。
仕事や家事の両⽴が難しい
仕事をしているママに多い悩みの一つが「子どもと接する時間が少ない」というものです。仕事を終えて保育園へ迎えに行き、お風呂やごはんを済ませたらもう寝かしつけの時間になってしまいますよね。もっと一緒に遊んだりしてあげたいけど、子どもが寝てから残りの家事を済ませたり仕事をしないといけないこともあるので、どちらを優先するか悩んでしまいますね。
また、「仕事と育児でいっぱいいっぱいで家事が進まない」という悩みもあります。ごはんがいつも外食やお惣菜になってしまったり、家の中が常に散らかっていたりと理想の生活を送れないことに不満を感じるママも多いようです。
子育てによる身体の疲れ
子どもが赤ちゃんの時は夜泣きや夜中の授乳による睡眠不足、少し大きくなると動き回る子どもについて回ったり、重くなった子どもを抱っこやおんぶをして疲れる、と子育てをしていると身体の疲れはつきものです。特に高齢出産の場合や、上の子と下の子の年が近い場合は子どもが小さいうちは体力がいるので疲れを感じやすいようです。
また妊娠出産によるホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れなどで疲れを感じやすくなることもあります。
自分の自由な時間が持てない
出産前は当たり前に一人で自由に過ごす時間を持つことができますが、子どもが産まれるとママが自由に過ごす時間はなかなかありません。一人で外へ出かける機会はなかなか持てませんし、家でゆっくり読書をしたり昼寝をすることさえも難しくなりますよね。また、家事をしたりトイレに行きたくても、子どもが泣いたら子ども優先で動くので自分のペースで生活することができません。
自由な時間が持てないことは大きなストレスになる上に、パパは好きなように飲み会に行ったり休日に友人と出かけたりすると余計にイライラしてしまいます。
子育ての悩みを相談できる⼈がいない
悩みがある時に聞いてもらえる人がいると、話すだけでストレス発散になることがありますよね。しかし、パパは仕事で忙しく話を聞く時間がなかったり両親や友人が近くにいない場合は相談できる人がいなくて一人で抱え込んでしまうことがあります。また、ママ友がいても悩みを打ち明けることが苦手なママもいるでしょう。
一人で悩んでしまうママは、自治体の相談窓口や支援センターなどで悩みを聞いてもらうこともおすすめです。話すことで気分がすっきりとして安心感を得られますよ。
子育ての悩みを解決する⽅法
たくさんある悩みを一つ一つ解決する方法もありますが、考え方を変えたり一人で悩まないための対策をしておくことも悩みを解決するための良い方法です。できるだけストレスを溜めずに過ごせるように参考にしてください。
完璧を求めすぎない
誰もが子育ての仕方や子どもの成長に対しての理想があると思います。しかし子どもは一人の人間なので、親の思う通りになることはありませんよね。完璧な育児を求めるとママも子どもも辛くなってしまうので、自分のできる範囲でいい、と割り切ることも大切なことです。
育児書やSNSの情報は「この通りにしたら上手くいくはず!」「絶対にこうしないと!」と頼りにし過ぎるとあまりよくありません。子どもの成長や性格は一人ひとり違うものなので、本やインターネットの通りに育つことはほとんど無いからです。参考程度に利用しましょう。
先輩ママの経験談
離乳食の量やトイレトレーニング、箸の使い方などを育児書の通りに完璧にやらせようとしていつもイライラして怒っていました。ママ友は子どもが上手くできなくても気にしていない様子でしたが、小学校に上がる頃には何も問題なくできるようになったようで、私も躍起になって頑張る必要はなかったなと思いました。
一⼈で悩まず教育のプロに任せる
家で常に子どもとだけ過ごしていると一人で悩みを抱えてしまうことがあります。パパやママ友に悩みを相談しても「パパに話しても真剣に聞いてくれない」「ママ友と話しても堂々巡りで解決しない」などと感じる人もいるのではないでしょうか?
そんな場合は、自治体の相談窓口やベビーシッター、支援員のような教育のプロへ相談してみましょう。多くの子どもを見ているからこそ的確なアドバイスがもらえることがありますよ。また、トイレトレーニングなどをしてくれる保育園も多いです。プロである先生方に任せられることは任せてママが一人で頑張り過ぎないようにしましょう。
先輩ママの経験談
上の子が5歳、下の子が2歳の時ワンオペ育児をしていました。上の子に箸の使い方を教えてあげたかったのですが下の子の食事につきっきりで教えることができませんでした。すると、幼稚園の給食の時間に先生が教えてくれていたようで私が教えなくても箸が使えるようになりました。先生方には感謝でいっぱいです。
他の子どもと⽐べない
幼稚園や保育園、支援センターなどで周りの子を見ていると、「あの子はできているのにうちの子はできない」「クラスの子より言葉が遅いみたい」と周りと比べて焦ってしまいますよね。
今はできなくても1年後には自然とできるようになることや、その子その子で得意不得意があるので他の子どもと比べて焦ったり不安に思うことは止めましょう。きょうだいでも成長のスピードが違ったりそれぞれ個性があるので、上の子と比べる必要もありません。心配な場合は一人で悩まず、小児科医や支援員の方へ相談してみましょう。
頼れる⼈や場所を探す
人に頼ることが苦手と思っているママもいるかもしれませんが、一人で子育てをすることは難しいことです。同じ親であるパパに相談をしたり子どものことを共有して一緒に育児ができれば一番ですね。しかしパパが話を聞いてくれなかったり協力的でない場合は、他に頼れる人や場所を探しておきましょう。
支援センターや相談窓口はいつでも気軽に悩みを相談することができるので、窓口の電話番号を登録しておいたり支援センターは悩みが無くても子どもを遊びに連れて行ってもいいですね。また、義父母には頼りづらいと感じているママも多いですが、「孫の役に立ちたい」「孫と会いたい」と思っているおじいちゃんおばあちゃんは多いので力になってくれると思いますよ!
まとめ
私は「子育ては私の仕事なのだから弱音を吐いてはいけない」「悩んでいるなんて人に言えない」と思っていました。できないことが周りにわかってしまうとダメな母親だと責められるのでは、と怖かったからです。
しかし、その頃の私が今回の記事のようにたくさんのママが同じように悩んでいることを知ったり、完璧を求めすぎなくていいんだと知ることができていたらすごく心が楽になっただろうなと感じます。今子どもが小さくて毎日イライラしたりバタバタと過ぎてしまって自分を責めているママがいるとしたら、まずは自分の頑張りを認めてあげてほしいなと思います。
子どもを育てていると悩んでしまうことは必ずあります。パパや家族、支援センターなどで相談して一人で抱え込まないようにしましょう!