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佐世保市で出産・⼦育て応援給付⾦をうけるには︖/2023年2⽉15⽇時点

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「出産・子育て応援給付金」という言葉を聞いたことがありますか?

「出産・子育て応援給付金」は、妊娠したママと生まれた赤ちゃんの療育者が合計10万円分の現金やクーポンを受け取ることができる給付金のことです。妊娠中体調が優れない時・赤ちゃんを迎えるための準備・出産後に子どもを預かってほしい時、お金があると助かる場面はたくさんありますよね。

今回は、出産・子育て応援給付金についてまとめました。
「いくらもらえるの?現金でもらえるの?好きなように使っていいの?」などの疑問点を解決しましょう!

出産・⼦育て応援給付⾦とは︖

出産・子育て応援給付金とは、ママが妊娠した時と赤ちゃんが生まれた後に合計10万円分のクーポンや現金が支給される給付金です。伴走型相談支援概要出典:妊婦・⼦育て家庭への伴⾛型相談⽀援と経済的⽀援の一体的実施(出産・⼦育て応援交付⾦)/厚⽣労働省

市町村によって現金支給の場合とクーポンでの支給の場合があります。佐世保市では令和5年3月から事業を開始するよう準備を進めています。

核家族化が進み、妊娠中や子どもが小さい時に孤立感を感じたり、子育てを辛く感じて不安感を抱くママはたくさんいます。その問題を解決できるように市区町村が身近な存在として相談支援を行い、経済的支援も行うという事業です。妊婦さん出産までは社会に出て人と会う機会が日常的にありますが、産後は家から出る機会が減り心配事や悩みがあっても相談する相手が少なくなります。自治体の相談機関もありますが、その存在を知らない場合や自分から連絡をしづらいという理由で一人で抱え込むママもいます。今回の相談支援は、妊娠初期と出産前、産後の3回の面談が必ず行われるので、ママにとっても相談しやすい環境が整えられています。

出産・⼦育て応援給付⾦の仕組みは︖

産後、孤立感や不安感を抱く方は増えています。今回の新しい事業は、そのような妊婦さんや子育て家庭への伴走型相談支援と経済的支援をつないでいく新しい取り組みです。

出産・子育て応援給付金は2回に分けて支給

妊娠中の体調不良時にタクシーを利用したり、産後はファミリーサポートを頼んでママが休む時間を確保することで、少し楽に妊娠期間を過ごしたり育児をしたりできるかもしれませんね。

1回目の支給

妊娠を届け出た時、行われる面談の後アンケートを回答するとその後現金またはクーポン5万円分が支給されます。

2回目の支給

赤ちゃんが生まれて出生届を提出した後、生後2~3か月の全戸訪問時に面談が行われアンケート回答するとその後支給されます。

支給対象者

出産応援給付金は妊娠をしたママが、子育て応援給付金は生まれた赤ちゃんを療育する人が支給対象で、2023年3月から開始される予定で支給方法は自治体によって違いがあります。

伴⾛型相談⽀援

「伴走型相談支援」とは、妊娠したママや赤ちゃんを育てる人が身近な相談機関に安心して相談ができる仕組みのことです。妊娠を届け出た時・妊娠後期・出産後の3回面談が行われ、出産や育児に関することを相談できます。

面談の時以外も心配事や悩みがある時は気軽に相談することができます。

妊娠初期

妊娠初期は体調が優れなかったり、まずは何をすればいいのかわからないという悩みが出てくる時です。市町村へ妊娠を届け出る時に面談が行われ、やるべきことや利用できるサービスについての話を聞くことができます。

妊娠8か⽉目

出産に対する不安が出てきたり、夫が育休を取るか考える時期です。
相談員の方との面談で一緒に子育てガイドを確認して悩みを聞いてもらったり、受けることができるサービスを確認することができます。両親学級や育児体験教室が開かれることもあります。

出産後

生後2~3か月頃に相談員による乳児家庭全戸訪問が行われます。
産後は夜泣きで睡眠時間が取れないなど、想像していなかったことに悩まされることがあります。そんな時も面談をしてくれる相談員の方へ相談することで、解決方法が見つかったり話すだけでも気持ちが楽になって育児に積極的に取り組めるようになります。

出産・⼦育て応援給付⾦

伴走型相談支援と一体的に実施される経済的支援で、出産・⼦育て応援給付⾦は今回始まる事業の給付金のことで、合計10万円分の現金やクーポンを受け取ることができます。ベビーベッド関連用品の購入や一時預かりなどママや療育者が必要なことに利用することができて、産前産後の経済的負担を軽減することが目的です。

出産応援給付

出産応援給付金は、母子健康手帳交付時に面談を行いアンケートに回答すると5万円分の現金またはクーポンが支給されます。出産までの準備物や、体調が優れない時の移動の交通費などに使うこともできますね。

⼦育て応援給付⾦

出生届を提出後、産後2~3か月頃に乳児家庭全戸訪問(こんにちは赤ちゃん訪問)が行われます。

子育て応援給付金は訪問時の面談終了後アンケートに回答すると、生まれた子どもを療育する人へ新生児1人当たり5万円支給されます。産後は体を休める時間が無い場合が多いので、子どもを預けるために使ったり、おむつ代やミルク代として使ってもいいですね。また、双子の場合は10万円の支給があります。

出産・⼦育て応援給付⾦支給の対象者は︖

出産・子育て応援給付金は、2023年1月以降に妊娠したママと生まれた赤ちゃんを療育する人が対象です。ただし出生日が2022年4月1日以降の場合、申請することで10万円分の給付金がもらえます。

2023年1月以降に生まれた場合と、それ以前に生まれた場合で申請方法や支給方法に違いがある場合がありますので、不明点がある場合や特別な事情がある場合は相談窓口へ連絡をしてみてください。

令和4年4⽉〜令和5年2⽉末の対象者

令和4年4月1日以降に生まれた赤ちゃんで令和5年2月末までに出生届を提出した場合、子どもの療育者へ10万円分支給されます。

また、令和4年4月1日以降妊娠届を出した妊婦さんで、10万円分の支給を受けることができない場合は5万円分支給されます。

令和5年3月中旬頃、申請手続きに関する案内文書が届きます。忘れず確認しましょう。

令和5年3⽉1⽇以降の対象者

令和5年3月1日以降は、妊娠を市町村に届け出た際に面談が行われ、妊婦さんが対象となる出産応援給付金5万円分が支給されます。

赤ちゃんが生まれて出生届を提出した後の面談後、子育て応援給付金が子どもを療育する人を対象に5万円分支給されます。

それぞれアンケートを回答することで支給要件を満たします。

相談窓口

相談窓口は各自治体ですが、始まったばかりの事業なので疑問点も多いと思います。不明な点がある場合は一人で抱え込まず各自治体へ相談をしてみましょう。

佐世保市の担当窓口

⼦ども未来部⼦ども保健課/佐世保市役所(電話番号︓0956-24-1111)

出産・⼦育て応援給付⾦の⼿続きは︖

令和5年3月以降妊娠を届け出る場合、出産応援給付金は市町村へ妊娠届を提出して、妊婦相談や母子健康手帳交付の際に申請手続の案内があります。

子育て応援給付金は、出産後生後2~3か月頃の乳児家庭全戸訪問時に訪問員の方から申請手続の案内を受けます。

令和4年4月1日~令和5年2月末までに出産された方や妊娠届を提出された方は、令和5年3月中旬ごろ申請に関する案内が届きます。そちらを確認して申請するようにしましょう。

自治体によって現金かクーポンの違いがあり、支給方法が異なります。

相談窓口

相談窓口は保健所や福祉センターなどの関係機関となりますが、始まったばかりの事業なので疑問点も多いと思います。不明な点がある場合は一人で抱え込まず各関係機関へ相談をしてみましょう。

佐世保市の担当窓口

佐世保中央保健福祉センター(すこやかプラザ)は佐世保市民の各種健康診断や疾病に関する相談窓口です。

また、妊婦さんは産婦人科でもらう妊娠届出書を提出し母子手帳を交付してもらいます。今後、出産応援給付金の申請手続きを行う場所になると思います。

まとめ

日本の出生数は年々下がり続けています。「子育てはお金がかかる・子どもを育てる自信がない」という方の話を聞くこともあります。

今回ご紹介した出産・子育て応援給付金は、妊娠時と出産後の2回に分けて給付金を受け取ることができます。その時期に合った利用ができることはママにとってはメリットですね。妊娠中は体のためにサプリメントを摂取したり産後は乳腺炎を予防するためにマッサージへ行ったりと、普段はかからないお金がかかるのでそのような物に活用できるといいのではないでしょうか。

私の場合、産後は孤独を感じて精神的に辛い時期が1年ほどありました。当時住んでいた地域は支援センターの案内があまり無く、いつも家で赤ちゃんと二人きりで過ごしていました。恐らく地域の育児相談窓口等があったのでしょうが、そのことも知らず一人で抱え込んで苦しかったことを覚えています。

今回の伴走型相談支援は、出産前の面談や産後の訪問時に「利用できるサービス」の案内があるそうです。”ママが困った時に何でも相談できる場所、話を聞いてほしい時にいつでも聞いてくれる場所”の案内がもっと広がればいいなと思います。

※まだ準備段階のため今後制度内容が変わる可能性もあるため、掲載情報の正確性を保証するものではございません。最新の制度内容は直接「⼦ども未来部⼦ども保健課/佐世保市役所(電話番号︓0956-24-1111)」へお問い合わせください。

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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