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魚雷発射試験場跡

魚雷発射試験場跡(長崎川棚町)戦時中に想いを馳せれば聞こえてくる

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佐世保のシンボル・佐世保港のエリアから車で約30分のところにある川棚町にある魚雷発射試験場跡。長崎自動車道東そのぎインターが最寄りになります。

足元が平坦というわけではないので訪れる際は歩きやすい靴で。

佐世保港エリアから車で30分

位置関係はこんな感じ。
片島公園に「魚雷発射試験場跡」があり、フォトスポットとしても楽しめます。

片島公園

旧日本海軍の施設ということで、戦争の壮絶さを感じられる場所でもありますが、廃墟好きの方、歴史を辿るのがお好きな方にもオススメです。

空気圧縮ポンプ室

佐世保近郊には、旧海軍関連の建造物が数多く残されていますが、これほど「むきだしの姿」の場所は、そうありません。

空気圧縮ポンプ室跡室内

長らく人の手が加えられていない廃墟と、生き生きした新緑のコントラストが素晴らしいです。
ポンプ室跡の内部に立派な木。アニメ映画の舞台として描かれていたり、ミュージシャンのPVの撮影に使われていたりします。

魚雷発射試験場跡

ポンプ室跡から海側を向くと、魚雷運搬通路の跡があり、魚雷発射試験場跡につながっています。1918年に開設されたこの場所は、魚雷発射試験場であり、魚雷艇訓練所でもありました。このあたりは太平洋戦争当時、旧日本海軍の重要な軍事施設だったということです。
魚雷発射試験場跡まで歩いて行けるようになっています。崩れた地面やレンガなどもそのまま残されています。

外から見るとコンクリート造りのように見えるのに中を見るとレンガです。

試験場跡から片島を見ると

探信儀領収試験場跡

どんな方たちが、どんな思いでこの場所で過ごしていたのかと、ここに来れば想像せずにはいられません。海風にさらされながら100年以上建ち続け、いまだ力強い風格を放つ建物たちが、少しずつ朽ち果てていく現在の姿。

この光景をカメラに残そうと、遠くから訪れる人々の姿が、この日もありました。

こうした当時の軍事施設の多くは撤去されてしまいましたが、今もなおその姿を剥き出しのまま残している遺構周辺。

宅地開発などはされておらず、豊かな自然も残っているので、ちょっとした旅行気分で訪れてみるのも良さそうですね。

アクセス

住所 〒859-3617東彼杵郡川棚町三越郷片島
駐車場 あり

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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