住まいリング させぼ

住まいのことはMr.アーキに聞け!~梅雨の時期の湿気対策

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【Qoo】
今年も梅雨に入りましたね。何となくイヤ~なイメージの梅雨ですが、この時期に雨が降らないと水不足になっちゃいますからね。雨も嬉しく思わないといけないんでしょうが、あんまり続くと憂鬱です。
【Mr.アーキ】
梅雨といえば、私はらっきょうや梅干しが頭に浮かびますね。先週は梅雨前のらっきょう漬けでした。梅干も、今年も4キロほど漬けようと思ってるんで、今週は準備をして、来週にはを漬け込む予定です。
【Qoo】
え!毎年漬けてるんですか?まめですねぇ。私は、食べる専門です!

湿気対策は冬の時期から

【Mr.アーキ】
さて、梅雨といえば湿気対策です。これって、家のどこで湿気対策をするかは、それぞれのご家庭で決まってますよね。
【Qoo】
う~ん。浴室や脱衣所、北側の押入とか…大体、経験値で決まってますね。

【Mr.アーキ】
多分、どの家でも、日当たりが悪く、湿気が多く、換気しにくい場所なんだと思います。
まず、押し入れは、冬の寒暖差、これは寒い時期に家の中を温めた際に生じる家の中の温度差ですが、その寒暖差によって、結露が発生し、湿っている状況になっています。もちろん押入れだけでなく、建物のあらゆる箇所でも同じ状況になる可能性があります。
そして梅雨の時期には、空気自体が湿気を持っているのと、カビが発生しやすい気温の影響によって、衣類や建物にもカビが発生してしまうようです。
【Qoo】
なにか対策はありませんか?高断熱・高気密住宅は湿気にも強いというお話は、去年のこの時期に教えてもらいましたが、そんな住宅のお宅ばっかりじゃないですから…。

【Mr.アーキ】
私は、冬の時期から対策をとっています。
我が家にも北側に押入れがあり、浴室、脱衣所、トイレがあります。南側にはリビングやメインの居室を持ってきますので、設計上、どうしても北側に水回り関係が配置される間取りなるのは避けられません。
それで、北側の押入れなnですが、うちは冬の時期から扉(襖)をほとんど閉めません。そこには、夏・梅雨時期に着ない衣類をハンガーにかけて吊るしていますが、一着ごとに乾燥剤や防腐剤を入れたビニールを使って、内部には湿気が入らないようにしています。
お風呂の換気は、窓を開けずに換気扇で換気しています。そして、換気扇の周辺、同じ壁面の窓も開けません。

【Qoo】
窓を開けない?それはどうしてなんですか?

ポイントは「家中の温度を一定化させること」、そして「湿度を下げること」

【Mr.アーキ】
浴室などの窓を開けて換気すると、本当に屋外に空気が出て行っているか分からないので、換気扇を使うことにしているんです。周辺の窓を開けないのも、出て行った湿気が開けた窓から入ってくることがあるからです。

そして、家の中はエアコンで、除湿や冷房運転をしています。その他、外出中は家中の扉を開け放し、扇風機などで空気を回しつつ、エアコンで除湿、もしくは冷房を弱運転で連続運転しています。

この湿気対策の考え方としては、「家中の温度を一定化させること」次に「湿度を下げること」なんです。温度差が無いと結露しませんし、衣類や床、壁、天井などが局部的に湿気を帯びない、となるわけです。

最近の住宅では、ダクトで家の中の空気が循環するような熱交換換気システムがありますので、扇風機要らずで家中の温度湿度を一定化させることが、簡単に出来るようになっています。

湿度の管理がしやすい高断熱・高気密住宅で、梅雨にも強い家

【Qoo】
やっぱり、高断熱・高気密住宅は、湿気や温度変化には強いんですね。あこがれちゃいます。

【Mr.アーキ】
本当に最近の高断熱・高気密住宅は、こういった湿度の管理がしやすいので、外気の取り入れや除湿のコツをつかんで、上手に対策をとってほしいですね。
今から新築をご検討の方は、住宅の性能(高気密・高断熱)に着目し、出来れば熱交換換気などを取り入れた住宅にすることで、梅雨にも強い家を手に入れてほしいと思います。

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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