洗濯を楽にする工夫について、作業の内容を6つに分けて連載形式でお伝えしております。
3回目の今日は「干す」作業に注目です。
室内干しの季節到来!
私が住む福岡も先日梅雨入りし、洗濯物が乾かない嫌な季節が到来してしまいました。
部屋いっぱいの洗濯物…
生乾きのにおい…
うんざりしてしまいますよね。
そんな室内干しのストレスを軽くするためのアイデアをご紹介して行きます。
「風」を制するものは「部屋干し」を制する!
閉めきった部屋の中に洗濯物を干すと、乾くまでにかなりの時間が必要となり、生乾きの原因にもなってしまいます。
扇風機やサーキュレーターを活用されている方も多いのでは思いますが、ただ風をあてるだけで満足していませんか?
部屋干しで速く衣類を乾かすコツは、風の流れを作ることです。
扇風機から一方向に風を送るのではなく、窓を少しだけ開けたり換気扇を併用することで、部屋に風の流れが出来て乾燥がより速くなります。
浴室を乾燥部屋として使う
私が衣類乾燥部屋としてオススメしたいのは、浴室です。
乾燥機能がついていない浴室でも、換気扇を回しながら扇風機で風を送ってあげると、空間が小さいため空気の流れが起きやく、部屋干しよりも洗濯物が早く乾きます。
ただ、一気に大量の洗濯物を干すと湿気が多くなり乾きも遅くなってしまいます。
衣類と衣類との間が適度に保たれる程度の量を意識して干して下さいね。
また、ピンチハンガーを使う時は、ぜひ「アーチ干し」をして下さい。
「アーチ干し」とは、ピンチハンガーなどに干した洗濯物を横から見た時に、両端に長いものを、真ん中に短いものを吊して干す方法のこと。
このように干すことでアーチの真ん中に空気の流れが出来やすくなり、内側に干した洗濯物も速く乾くようになります。
リビングの夜の主役は洗濯物?!
我が家では寝る前に洗濯をすることが多いのですが、その理由がまさに「部屋干しのため」
梅雨時期はもちろんですが、福岡は黄砂や大気汚染で外に洗濯物を干すことに躊躇する日も多く、我が家では一年を通して部屋干しの頻度が高め。
部屋の中でも少しでも太陽の光を…と、洗濯物を窓の近くやカーテンレールなどに干してしまいがちですが、窓や壁の近くは空気の流れが悪いので、乾くのに時間がかかってしまうのでオススメしません。
部屋干しの洗濯物は、空気が通りやすい部屋の真ん中がベスト!
とは言え、家族が集うリビングの真ん中に洗濯物があると邪魔ですし、見た目もスッキリしませんよね。
そこで家族全員が寝ている夜の間、洗濯物にリビングを明け渡すことにしました。
我が家の絶好の物干しスポットは、リビングと和室の境目にある長押(なげし)ですが、その真下にはソファを置いています。
リビングでくつろぐ時、ここに洗濯物がかかっているのはさすがにちょっと気になります。
でも、夜中ならばどんなにたくさんの洗濯物を並べても大丈夫!
空気の流れをつくるために、リビングの小窓を開けて扇風機で風をあててあげれば、ほとんどの衣類は翌朝には乾いています。
乾ききっていない洗濯物が残っていたら、浴室に移動させたり、雨でなければ外干しにすれば良いので、日中はリビングに洗濯物が並ぶことなく見た目もスッキリです。
使ってますか?洗濯機の乾燥機能
衣類乾燥機の使用頻度について、お片づけのセミナーの中で参加者の皆さんにお伺いしたことがあります。
全自動洗濯乾燥機をお持ちの方は結構多かったのですが、あまり使っていない、毎回は使わない、という方が半数いらっしゃいました。
使わない理由を伺うと
・衣類のシワや傷みが気になる
・乾燥機にかけて良い衣類と、ダメな衣類を仕分けるのが面倒
というお声がありましたが、最も多かったのが
・電気代が気になる!
という理由。
我が家で使っている約8年前のドラム式洗濯機についている乾燥機能は、ヒートポンプ乾燥という省エネタイプのもので、だいたい6キロの洗濯物を乾燥するのにかかる電気代は30円弱。
コインランドリーの乾燥機のイメージで「乾燥はお金がかかる」と思い込んで、以前はほとんど乾燥機能を使っていませんでしたが、きちんと電気代を調べてみると案外低コストだと気付きました。
購入する時にわざわざヒートポンプ式の全自動洗濯機を選んだのに、改めて調べるまで電気代を知らなかったとは我ながら抜けています…
もし以前の私と同じように、せっかくの便利な機能を電気代を気にして使いきれていないという方は、ちょっと一手間かけてコストを調べてみると良いかも知れません。
これからしばらく続く部屋干しのシーズン。
思い込みにしばられず、衣類が乾かない!というイライラを上手に手放して下さいね。
次回は4つめの作業、洗濯物を「取り込む」作業のストレスを軽くするための工夫をお伝えします!
こちらの記事も読まれています