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中学生からはじめる習い事選びのポイントや注意点やメリット

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女性
中学生は小学生と違って、習い事をしている子は少ないんでしょう?
住まいるナビゲーター
いえいえ、なんと中学生の約7割の子どもが習い事をしているんですよ!

中学生になると学校の勉強や部活動で忙しくなるので、小学生の頃にしていた習い事は辞めるのでは?と思う方も多いと思います。しかし小学生の間していた習い事を続けている子の他に、中学生になってから新たな習い事を始める子どももたくさんいます。

忙しい中学生の習い事はどのように続ければよいのか気になりますよね。
今回は、中学生からはじめる習い事の選び方や注意点をまとめました。中学生に人気の習い事もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

中学生の習い事選びのポイント

中学生になると学校の勉強が難しくなったり、部活動が始まったりと小学生の時より忙しくなります。目覚まし時計時間の融通が利くか、費用は負担がないか等、いくつかのポイントがあるのでご紹介します。ポイントを押さえて選ぶことで子どもの自己肯定感が上がったり、上手に学校と両立しながら習い事を続けることができます。

本⼈に興味があり、目標にできる習い事を選ぶ

親は子どもの習い事を考えた時「これを身に着けてほしい!」という気持ちがあると思います。ですが本人に興味がないと、やる気が出ずなかなか成果につながりません。本人のやる気のある習い事を選ぶことで、「上手になりたい・努力しよう」という気持ちが生まれ目標達成や最後までやり遂げる経験から自己肯定感も上がります。

また、将来の夢を叶えるための高校受験・大学受験に繋がる習い事は、夢に向かっているという目的がはっきりしているので本人も頑張れることが多いです。

部活や学業と両⽴できる習い事を選ぶ

中学生になると部活動に入る子が多く、放課後だけでなく土日も練習が行われることもあります。また、学校の勉強も小学生の頃と比べると難しくなり宿題の量が増えることもあります。

習い事によって睡眠時間が削られて授業中に居眠りをしてしまったり、宿題を提出することができないとなってはいけませんし、疲れから体調を崩しやすくなっては本末転倒です。

部活動や学校生活と両立できる習い事を選ぶことは大事なポイントとなります。
部活動が無い曜日に習い事へ行く、習い事の日は部活動を休む、家では無駄な時間を過ごさない、などの各家庭でのルールを親子で話し合って決めましょう。

予定が組みやすい習い事から選ぶ

忙しい中学生が習い事を続けるためにはスケジューリングがとても大切です。
学校生活に負担がないように、通いやすい習い事や教室を選ぶことがポイントになります。移動時間がかかる、送迎が大変、時間が長すぎるなどの理由で続けることができなくなる場合もあるからです。

テスト前は休むことができるか、部活動の試合等で習い事に行けない日は振り替えができるか等を事前に確認しておくと良いでしょう。

また、先生との相性や雰囲気が合わない時は辞めてもいい、という選択肢も入れて習い事をはじめましょう。長く続けることも大切なことですが、嫌々続けるより興味関心がある新たな習い事をする方が子どもの能力が伸びる可能性があります。

負担にならない費⽤で習えるかで選ぶ

中学生になると小学生の時と比べて習い事の金額が上がることが多いです。学習塾などは年間数十万円かかる教室もあります。長期休み中の講習や合宿、遠征など月々の月謝以外にもお金がかかることもあるので、家計にとって負担が無いかよく考えてから始めましょう。

負担が大きいけれど本人がどうしても通いたい場合は、道具等のレンタルができるのか・特別講習や合宿は不参加でも良いか等を教室へ確認してみましょう。
また、子どもがバスや電車で通う場合は、交通費も頭に入れておくことが大切です。

中学生の習い事をはじめる注意点

中学生になってから新たな習い事を始める人も多いと思います。しかし小学生の頃から習っていた子にはどうしても遅れが出たりついていけないこともあります。大切なことは、人と比べず自分の中で目標を持って取り組むということです。

また、中学生になると体も成長してくるので大人と同じレベルで指導される場合もあるので「どんな雰囲気で習いたいのか、どのレベルまで成長したいのか」をよく考えてから選ぶといいでしょう。

学校以外の仲間や先生と出会えることは大きなメリットでもありますが、相性が合わない人と一緒に習い事をすることもあります。多感な思春期なので、どうしても雰囲気が合わない等あれば、途中で辞めたり教室を変更することも考えておいた方がいいでしょう。他にも学校や部活動との優先順位を親子で決めておいたり、中学3年生は高校受験があるのでいつまで習い事をするか、なども大まかに決めておくといいですね。

中学生になって新たに習い始める人が多い学習系は、費用が高くかかる場合が多いのでそこも注意点の一つです。始める前によく確認をしましょう。

中学生で習い事をするメリット

習い事をするメリットはたくさんありますが、一番は「子どもが様々な経験をすることができる」ことです。同じ趣味・目的をもった仲間や先生と出会い、新たなコミュニティでの活動で学校とは違う広い視野をもつことができます。他にも目的をもって努力や挑戦をして、達成できた時の喜びを感じることもできます。

スポーツ系の習い事ならば体力がついたり、思春期ならではの心のモヤモヤを体を動かすことで発散できるというメリットもありますね。

親が想像する以上に学校での気遣いなどでストレスを抱えている子どももいます。仲間と話したり運動をしてストレスを発散しながら自分の能力を伸ばすこともできる習い事は、中学生にとって大きなメリットでしょう。他にも塾などで勉強を頑張ることで志望校へ進学ができ、将来の夢を叶える第一歩にも繋がります。

中学生で習い事をするデメリット

中学生で習い事をする一番のデメリットは、「時間を割かなければいけない」というとです。学校に部活動にと忙しい中学生にとって、習い事をする時間を確保することは簡単なことではありません。学校のテスト期間中や部活動の試合前などで練習が多くなる時は、習い事をする時間が取れないこともあるでしょう。頑張って学校・部活動・習い事に取り組む子どももたくさんいますが、”自分の自由な時間が全く無い”となるとストレスが溜まったり心が休まるときがありません。

他にも、多いと月に数万円の費用がかかるということもデメリットの一つですね。遠くの教室や公共交通機関で通うことができない教室は送迎が必要になり、保護者の負担も出てきます。

中学生に⼈気の習い事3選

中学生の習い事の中でやっている人の割合が高いものは、通信教育英語塾・英会話教室です。中学生の習い事グラフ出典:中学⽣白書WEB版2020年8⽉調査の概要
小学生の一番人気の習い事は水泳なので、スポーツ系より学習系の習い事が人気になっていることがわかります。

音楽教室や書道や習字、そろばんを習っている割合も、小学生では上位でしたが中学生になると習っている子どもはあまり多くはありません。中学生になると部活動が始ることもあり今までしていた習い事を辞める子どももいることが理由でしょう。

受験のための塾・学校の補習のための塾 44.5%
通信教育 12.7%
英語塾(読み書き中心)・英会話教室 9.3%
音楽教室(歌や楽器など) 6.8%
水泳 3.2%
武道(柔道、空手、剣道など) 3.2%
その他のスポーツ 3.2%
書道 2.8%
サッカー・フットサル 2.3%
硬式野球・軟式野球・ソフトボール 2.3%
ダンス(バレエ以外) 1.8%
習字 1.8%
そろばん 1.0%
バスケットボール 0.8%
プログラミング・ロボット教室 0.7%
体操教室 c%
バレエ 0.5%
ゴルフ 0.5%
絵画教室・造形教室 0.3%
演劇 0.3%
将棋・囲碁(他ボードゲーム、手品含む) 0.3%
趣味(手芸・料理など) 0.3%
ボルダリング 0.2%
スケート 0.2%
その他 1.0%
学校以外で行っている習い事(勉強やスポーツなど)はない 30.7%

ここ数年でオンラインでの学習が定着したこともあり、通信教育を受けている子どももたくさんいます。とは言え、通学の学習塾は中学生の半分弱である44.5%の子どもが通っていて人気があることがわかりますね。

”学習系の習い事”と”学校以外で行っている習い事はない”を除くとどの習い事もやっている人の割合が少ないので、その分野で上位を狙いたい人は始めてみるのもいいかもしれません。マイナーな習い事は小学生で習っている人が少なく、スタートラインが同じであることが多いので努力次第で高いレベルに成長することができます。

習い事には「趣味でやる習い事、将来のため・勉強のための習い事、学校の部活動にやりたい競技がなく外部で指導を受ける習い事」など様々な理由があります。プログラミングも将来役に立つからという理由で、小学生から習い始める子どもが増えています。

受験のための塾・学校の補習のための塾

塾へ通う子どもは、「高校受験のため、学校の勉強の復習として」と色々な理由で通っています。学習塾には、受験合格を目的とした”進学塾”、学校の復習がメインの”補習塾”、1対1や1対2で自分のペースに合った指導をしてくれる”個別指導塾”などがあります。

「中学生になったから、とりあえずどこでもいいから塾に通う」ではなく、どのような目的で通塾するのかをはっきりさせてから始めましょう。中学3年生になった時や部活動を引退してから通い始める子どももいます。その場合は自分の学力と「どの高校を受験する予定か」も大まかに決めてから塾を選ぶといいですね。塾でも宿題が出るので、その時間を確保できるのかも考えてから始めましょう。

家での勉強は集中できない子や一人では勉強が進まない子には塾が向いています。他にも学習塾のメリットは、補習室がありいつでもそこで勉強ができたり仲間がいることで励まし合ったりわからないところを一緒に考えることができる等が挙げられます。

通信教育

タブレットとペン中学生の12.7%が通信教育を受けています。学校でも1人1台タブレットが配布されているので、子どもたちも抵抗なく学習することができるようです。

通信教育は「受験対策」「学校での授業の補填」など子どもの目的に合った学習ができることが魅力です。通学塾だと目的が合わなくなった時教室を変更せざるを得ないこともありますが、通信教育ならばコースを変更するだけでそのまま続けることが可能です。また通学塾と比べて費用がかからないことは、保護者にとっては大きなメリットですね。

先生や塾の友達と会うことがないので、コミュニケーションが苦手な子どもや一人で集中して取り組みたい子どもに向いています。

最近はアプリでも学習をすることができます。無料でダウンロードして学習ができるものもあるので費用が高くて習い事をさせられない家庭などには助かります。だだし、途中で課金がある場合があるので、「ダウンロードは保護者と一緒にする」等ルールを決めて取り組むことが大切です。

英語塾<読み書き中心>・英会話教室

9.3%の子どもが習っている英語塾や英会話教室。英語の授業に役立ったり受験対策として取り組む子どもも多いです。英検やTOEIC等の資格取得で受験で優遇されたり、将来の就職や仕事で役に立つということもあり人気の習い事の一つです。英語塾や英会話教室は小学生にも人気の習い事で、小学校から続けて習うという人もいます。

英語塾は主にリーディングやライティングの指導が多く、受験対策に向いています。リスニングやスピーキングを学びたい人は英会話教室が向いています。授業の補填や受験対策ならば英語塾、留学や外国の方との交流が目的ならば英会話教室がいいでしょう。自分の目標や目的にあった方を選ぶようにしましょう。

近年オンラインでの教室も増えているので、家にいながら授業を受けることも可能です。体験レッスンを行っている教室もあるので、先生との相性や雰囲気を確認してみるのもいいですね。

まとめ

中学生の約7割が習い事をしている、という結果に驚いた方も多いのではないでしょうか。我が子の友達も「塾へ行っている」と聞くことが多かったので、44.5%の子どもが学習塾へ通っていると知り納得する部分もありました。

私自身も中学生の頃は進学塾へ通っていました。進学先などをあまり考えず「友達が通っているから」という理由で始めたので、最終的に進学する高校の受験と目的が合わなかったという経験があります。しかも学校の勉強と部活動、塾、塾の宿題と頑張っていた分、家族との時間や趣味などに使う時間が全く無かったことを覚えています。もう少しよく考えて、自分に合った習い事をすればよかったなと後悔しました。

中学生の習い事は小学生と違いレベルが高く、どの習い事でも高みを目指すことができます。学校以外のコミュニティができたり自己肯定感が上がったりとメリットはとても大きいです。しかし目的を考えずになんとなく続けていると、他に優先させたいことに時間やお金を使えないということにもなり兼ねません。

今回ご紹介した「中学生からはじめる習い事のポイント」を参考に、その子の個性を伸ばすことができる習い事をはじめることができるといいですね!

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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