住まいリング させぼ

インテリアの固定概念を捨てる!限られた空間の中で創造力を磨いて快適なお部屋づくり

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夏休みですね。
例年とはちょっと雰囲気の違う夏休み、皆さんはどうお過ごしでしょうか?

さて今回は、インテリアの固定概念を捨てる、というお話をしてみたいと思います。

限られた空間を最大限に活かすための試行錯誤

結婚して20年になりますが、一度も3LDK以上の住まいに暮らしたことがない私。
今年3月に引っ越した新居も60平米の2LDKですし、それまでは大体40平米くらいのお部屋に夫婦2人で住んできました。間取りで言うと2DK、1LDK、広めのワンルームもありました。

単純に「立地重視で広さは二の次」という理由もありますし、ここ数年は私の価値観自体が「必要最低限の広さがあれば十分」という考えでもあります。広いおうちに住むとそれだけ物も増えて管理の手間が増えますし、掃除も大変ですしね(←掃除嫌いの人の発想)。

とはいえ、長く住んでいればそれなりに少しずつ物も増えてきます。数年に一回は断捨離もするのですが、それでもやっぱり不便に感じるところも出てきたり、「もっとこうなればいいのに」と欲も出てくるものですよね。

私はそうやって不便や不満を感じるたびに

「もっと快適に過ごせる方法はないか?」
「もっと動線が良くなる家具の配置はないか?」
「もっと見た目を素敵にするにはどうしたら良いか?」

と想像力・創造力・情報のアンテナを張り巡らせ、色々リサーチしては試行錯誤をしてしまうタイプでして・・・家具の配置換えなんてそれはもうしょっちゅうで、夫に付き合ってもらって何十回としてきました(笑)

そうしてきた中で思うのが、

「制約のある限られた環境にいると、確実にクリエイティビティ(創造力)が磨かれて柔軟な発想ができるようになる」

ということです。
「創造力」と言っても別に奇想天外な発想とかではなくて、普段「当たり前」だと思っている住まいの価値観をちょっと横に置いておいて、いつもと違う選択をしてみるのもアリ、とすんなり受け入れられる感じでしょうか。

”ソファを持たない”という選択

現代の、洋風建築のおうちのリビングルームの多くには、まず「ソファ」があって、ソファの前にコーヒーテーブル(ローテーブル)がありますよね。
マンションや一戸建てのモデルルームでもほぼ例外なく置いてあると思います。

私もソファはずっと使ってきて、これまた試行錯誤でいろんなタイプに買い換えてきました。

でも、新居には「ソファを置かない」という選択をしました。

理由は、「見た目と座り心地(+ペットがいるので素材面での使いやすさ)を全て叶えるソファが見つからないから」です。

我が家は、夫177cmに私172cmと2人とも長身なので、頭まで支えるにはハイバック(背面が高いもの)である必要があるのですが、ハイバックのソファはどうしても見た目に圧迫感があり、お洒落度は下がってしまいます。

かと言って、デザイン重視で選ぶと、頭を支えきれずに肩が凝ったり、かえって疲れてしまったり・・・。

これまで、ハイバックでリクライニング式のソファ、後付けのヘッドレストがあるソファ、見た目に全振りした(笑)デザイナーズソファ、L字型ソファ、ソファベッド、本革ソファ、布のカバー交換タイプのソファ、合皮ソファ、白いソファ、黒いソファ、グレーのソファ・・・自分でも呆れるくらい色々試行錯誤しました(笑)

(ちなみに全て同じ部屋での写真です)

結局、「(私にとっての)完璧なソファは存在しない」という結論に至りました。

そこで新居では、夫と私、各々自分の好きな「パーソナルチェア」を置くことにしました。

夫は電動リクライニングタイプのチェア(家具製造で有名な福岡の大川にある「関家具」さんのもの)、私は北欧のアルネ・ヤコブセンというデザイナーの「エッグチェア」というチェア+オットマンです。

本当は同じものを2つ置くのが見た目には一番スッキリするのですが、ここはそれぞれの好みと重視するポイントを尊重して、でも並べて置いてもおかしくないように選びました。
ソファと同じくらいの場所は取りますが、どちらもフットレストもあって(リクライニングの方は電動でフットレストが出てきます)、頭まで支えられて足も投げ出せるので、各々が快適に過ごせます^^

「ソファを置かない」という選択。
私は、良かったと思っています。
ソファにゴローンと横になることはできませんが、元々ソファがあったときも私はそれをしなかったので、不自由は感じません。

パーソナルチェアまで置かなくても、ビーズクッションもアリですね。人をダメにするクッション、だったかな?大きなビーズクッションも数年前から人気ですよね。
置き畳を敷いて床にゴロゴロ、もいいかもしれません。発想次第でいろんな選択肢があると思うと、お部屋づくりのアイディアも広がると思いませんか♪

家具配置も自由な発想で!リビングにベッドがある家

今の住まいに引越す前、我が家ではLDKにベッドを置いていました

前の住まいは1LDKで、12畳のLDKと5畳の洋室1部屋、という間取り。普通はこの5畳の洋室を寝室にしますよね。我が家も最初の数年はそうしていたのですが、在宅での仕事が忙しくなり、仕事に集中するために、洋室を仕事部屋にして、LDKにベッドを置くという、普通ではなかなかしない部屋割りに変えました。

通常は、

LDK=起きて活動する部屋(食事+日中寛ぐ+仕事)
洋室=寝る部屋

というゾーン分けのところを、

LDK=寛ぐ部屋(食事+日中寛ぐ+寝る)
洋室=集中して作業する部屋

というゾーン分けに変えたというわけです。

もちろんこれは、お子さんのいらっしゃるご家庭や、頻繁に人を呼んでホームパーティや家飲みをする人には向かないとは思いますが・・・
我が家では、この配置に変えて、QOL(生活の質)はかなり向上しました
仕事部屋を作ったことで作業に集中できるようになったのはもちろん、ベッドのあるLDKというのは、ちょっとしたホテル住まい気分を味わえてなかなか楽しく快適でもありました。

ベッドの向きを時々変えてみたり、ソファやテーブル、テレビ台の配置を変えたりして、LDKにベッドを置いたホテルライク生活もとても楽しかったです!

今の住まいは、2LDKになり1部屋増えたので、仕事部屋に1室、寝室に1室という、普通の部屋割りに戻りました。(でも、LDKと寝室の間の壁を取っ払って一続きにするという夢はまだ捨てていません)

今回は、写真より文章多めの記事になりましたが、「インテリアの固定概念を捨てる」お話、いかがだったでしょうか?

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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