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「佐世保の笑顔をとらえたい」 カメラマンreitoさん~チームFrame~【佐世保の気になるあの人】

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reitoさん

「写真撮らせてもらってもいいですか?」
例えば街を歩いているとき、急にそう声をかけられたら、みなさんはどうしますか?どうして自分がそう言われたのか、何に使われるのか、悪用でもされるんじゃないか…など、いろんな不安が頭をよぎるかもしれませんね。もしくは「いや、自分は写真に撮られるような者じゃないです」などと、謙虚な気持ちになるかもしれません。

今年の夏前「高校生の女の子が 佐世保の街で声をかけられて写真を撮ってもらった」という話を聞き、正直最初は「それってなに?大丈夫??」と変に心配をしてしまったのですが、撮ってもらったという写真を見せてもらったとき「わぁ♪良い写真撮ってもらってよかったね~」に変わりました。その写真というのが

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夕日を背景に、佐世保駅のみなと口側、高架下付近で撮られた写真。はじける笑顔がその場の空気感を物語っています。画像は写真を撮った方のInstagramに投稿されているのですが、そこには『一緒に笑いあえる友達がいる事がどれほど尊くて大切なことか。高校卒業してもずっと仲良しでいて欲しいと、通りすがりのカメラマンが申しております』とのコメントが添えられていました。

とても温かい気持ちになると同時に「ん?けどなんで??なんのための写真?」と、頭の中のクエスチョンも増える一方。居ても立ってもおられず、今回Instagramを通じコンタクトを取らせていただき、お話をお伺いさせていただきました。

写真の素晴らしさを広めたい

reitoさん2

reitoという横文字表記で活動されているreito(レイト)さん。お会いしてみると、ハキハキとした通りの良い声と、顔いっぱいの笑顔で、とてもエネルギッシュな方であることが一目で伝わってきます。聞けば、今年で25歳になるreitoさんは兵庫県出身なんだそう。仕事の関係でいま佐世保にお住まいで、平日はキッチリお仕事をされている若き公務員。週末お仕事がお休みの時、無償のカメラマンとして活動をされているそうです。

ーーカメラを始められたきっかけはなんですか?

「19歳で佐世保に来て、よさこいを見たときにとても感動して。何かに残したいと思ってカメラを始めたんです。それから写真を撮ることの楽しさにハマって、コスプレのイベントや、Instagramで被写体モデルさんを探して撮らせてもらうようになりました。将来はカメラ雑誌に掲載されるような作品を撮れる、プロのカメラマンになれたらいいなと思っています。」

ーー佐世保の街で、声をかけて写真を撮られたそうですが。

「写真にハマっていくうちに、もっともっと日常の笑顔を撮りたいなと思って。街中に笑顔は溢れているんですけど、普段あまりそれをみんな意識しないと思うんです。それを写真にして残すことで、その笑顔の大切さや、一瞬をずっと残せる写真の素晴らしさを伝えたいなって。」

ーー写真を見せていただきましたが、とてもステキでした。無料なんですよね?どこかに掲載されるとかでもなく…。

「本当に単純に写真が好きなので『撮らせてもらっている。協力していただいている』という感覚なんです。なので、もちろんお金もいらないですし、撮らせていただけること自体感謝でいっぱいです。もちろん、写真を撮らせてくださった方が喜んでくださったり、差し上げた写真をご自身のInstagramなどに投稿してくださったら、それは最高に嬉しいですね。」

ーーとはいえ、声をかけるのは勇気がいりませんか?不審がられることもあるでしょうし。

「実は、そのみなと口の写真(上記掲載)の時が、初めて声をかけて撮らせていただいたものなんです。その前にも声をおかけした方はいたんですが、やっぱり断られちゃって。そもそも自分は声をかけるのがすごく苦手なんです。なので、仲間のカメラマンに声をかけてもらいました。その人ものすごくコミ力高いんですよ。彼がいたから、その時も撮影OKしてくれたんだと思います。」

ーーお仲間がいらっしゃるんですね

「はい。カメラを好きな人は佐世保にもいっぱいいて。その中でも、同年代で気が合う人たちと一緒にチームを作って活動出来たらいいなと思っているところなんです」

なにかチーム名はありますか?

「Frame(フレーム)という名前に決まったばっかりです。それぞれインスタでの活動名がmasa,sakyou,kokiといいますので、よかったらみんなのインスタもチェックしてみてください。それぞれにスタイルがあること、伝わると思います」

もうひとりのお仲間

ということで、あらためてお仲間のひとり、さわやかな雰囲気漂う24歳のmasaさんにも加わっていただきました。

masaさん

ーーmasaさんがカメラを始めたきっかけはなんですか?

「自分はもともと音楽が好きで、よく地元のバンドのライブに行っていたんですけど、ライブ中にしか見れないこの風景を撮りたいと思うようになって。許可をもらって写真を撮っているうちに、いろんなバンドのライブを撮らせてもらうようになりました。その時にしかない空気感や瞬間を写真に残せるのが楽しいですし、それをバンドの方に喜んでもらえたらめちゃくちゃ嬉しいです。今はコロナ禍でライブがないのでさみしいですね。」

ーーそれぞれ個々での活動も楽しんでいらっしゃいますが、4人での活動はどうですか?

「いろいろと話が合うので、やっぱり楽しいですね。モチベーションもあがります。自分も人に声をかけたりするのは無理なので、コミュ力の高いメンバーがいることがとても心強いです。」

masaさん2

「声をかけるのは苦手」というこの2人を含め、佐世保の若手カメラマンチーム『Frame』の主な活動拠点は、佐世保駅付近や新みなと暫定ひろば付近、佐世保四ケ町アーケードなど。なんとか怪しまれないように気を配りながら、勇気を出して声をかけているそうですが、これまで撮らせてもらえたのは3~4割だそう。

家族やお友達と過ごす、なんでもない日常。その中にある笑顔こそ幸せなひと時なんだと、カメラでその一瞬を切り取ることで伝えようとしてくれている彼ら。実際、撮ってもらえた方はとても喜ばれているそうです。

もし佐世保のどこかで彼らに声をかけられたのなら、きっとそれはあなたが幸せそうに見えた証。もしよければ、彼らに今のあなたの一瞬を、一生のものにしてもらってください。佐世保に溢れるステキな笑顔が、これからもっとたくさん集まりますように。

reitoさんとmasaさん

photo by reito&masa

【Instagram】
●reitoさん/https://instagram.com/reito1102?utm_medium=copy_link
●masaさん/https://instagram.com/uscl___photo?utm_medium=copy_link
●kokiさん/https://instagram.com/s_k_t_9?utm_medium=copy_link
●sakyouさん/https://instagram.com/sakyou_sax?utm_medium=copy_link

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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