こんにちは!住まいリングさせぼです。
「いつもとはちょっと違う形でリフレッシュしたい」
そんなときにおすすめなのは、子どもからお年寄りまで気軽に楽しめるハイキング!
そこで今回は、佐世保市内から東彼杵郡で楽しめる登山・ハイキングスポットをご紹介します。
普段は何気なく眺めている佐世保の山々。
その美しい自然と頂上からの眺めを満喫しに出かけましょう!
安全な登山には、上手に情報を集め安全に楽しい登山を心がけてください!
ハイキングでは、事前に家族と行き先を共有することが大事です!
目次
登山・ハイキングを始めるには何が必要︖
登山・ハイキングは未経験という人でも安心してください!
初心者の方向けの持ち物リストをつくったので準備の参考にしてください。
必要なもの
・リュックサック
・レインウェア
・帽子
・運動靴
・水筒
・タオル
・行動食(お菓子、エナジーゼリーなど)
・携帯電話
・ゴミ袋
・健康保険証
あると便利なもの
・救急セット
・懐中電灯
・モバイルバッテリー
・虫除けスプレー
・携帯トイレ&トイレペーパー
・双眼鏡
佐世保付近にある山なら、専用の登山グッズを買わなくても登山やハイキングに出かけることができますよ。ただ、近所の山といっても相手は自然なので事前準備はしっかりしましょう。
弓張岳│佐世保屈指の観光名所で市内の景色を眺めよう
西海国立公園にも指定されている佐世保を代表する山の1つ「弓張岳」。高さは364m、佐世保市中心街からみて西側に位置しており、但馬岳(361m)、将冠岳(445m)とともに南北に連なっています。
弓張岳が登山におすすめな理由は、佐世保をまるまる見渡せる頂上からの絶景!頂上付近には坪井善勝が手掛けた大きなコンクリート屋根の弓張岳展望台があり、佐世保市街や港の風景、米軍基地、SSKのドック群、九十九島まで見わたせます。
特に、有志でつくる「夜景100選」にも選ばれた夜景は美しく、市内でも有数の夜景スポット・ドライブスポット・観光名所として親しまれていますよ。
弓張岳の登山ルート
主に3つの登山ルートがあります。
・吉岡町コース(約4.4㎞/所要時間約60分)
→高筈股のぞき所から弓張岳展望台まで
・春日町コース(約6.5㎞/所要時間約1時間35分)
→春日町バス停から弓張岳展望台まで
・日野町コース(約1.3㎞/所要時間約20分)
→西肥バス「うど越」から弓張岳展望台まで
※スタート地点はそれぞれ目印になる場所になっていますが、それ以上に車で近づくことも可能です。
登山道はいずれも山道を整備したような環境で、山の自然や木漏れ日を肌で感じられます。途中には神社や展望台、山の生き物たちと会うことができるので道のりを楽しんでみてくださいね。
弓張岳情報まとめ
高さ:364m
ルート:吉岡町コース/春日町コース/日野町コース
登山口へのアクセス:JR佐世保駅から西肥バス「登山口」まで約25分
烏帽子岳│レジャースポットとしても人気の“佐世保富士”
“佐世保富士”の愛称でも親しまれている「烏帽子岳」。標高は568m、山頂周辺部は西海国立公園にも指定されています。
えぼしスポーツの里や長崎県立佐世保青少年の天地などのレジャー施設もあり、佐世保市にお住いの方なら一度は訪れたことのある山かもしれません。
山頂(車でのアクセスなら駐車場から徒歩15分程度)周辺部は360度眺望が開けていて、佐世保市中心部から大村湾まで見える人気の眺望スポットでもあります。自由に使用できる広場「風と星の広場」や展望台、トイレなどが設置されているので、アウトドアスポットとしても気持ちよい時間がすごせることでしょう。
烏帽子岳の登山ルート
主に3つの登山ルートがあります。
・田代町コース(約4.5㎞/所要時間約1時間10分)
→田代町から烏帽子岳展望台まで
田代町コースは一般的なルートで、ほかに山手町、春日町から山の田水源地の横を通過するルートが合流するコースや山手町から田代町を経て山頂へ右回りに進むルートがあります。
・木風町コース(約5.3㎞/所要時間約1時間30分)
→木風町から烏帽子岳展望台まで
市道山澄黒髪線の木風町からテレビ通信施設の横を通る交通量が多いルート。
・黒髪町コース(焼5.7㎞/所要時間約1時間30分)
→黒髪町から烏帽子岳展望台まで
柚木町から下宇戸町を経て登る黒髪町コースも交通量が多いルートで特に道幅が狭いので注意。
烏帽子岳は典型的な溶岩台地のため、山麓が険しく山頂が平原状というつくりになっています。登山道はどこも幅員が狭く、ヘアピンカーブが連続する険しさが特徴的なので、バスや車などを上手く活用しつつ登頂を目指すのがよいでしょう。
烏帽子岳情報まとめ
高さ:568m
ルート:田代町コース/木風町コース/黒髪町コース
登山口へのアクセス:JR「佐世保駅」から車で約30分
愛宕山│願いが叶う石が見どころの“相ノ浦富士”
佐世保市北部に足を延ばした相浦にたたずむ「愛宕山」。標高259mのこの山は“相ノ浦富士”という愛称で地元の方に親しまれています。
麓には飯盛神社、山上には京都の愛宕神社から勧請された愛宕勝軍地蔵菩薩を祀った東漸寺が鎮座。頂上付近には「かんかん石」というものがあり、年齢の数だけ石をたたくと願いが叶うという言い伝えもあるそうです。
愛宕山の登山ルート
主に2つの登山ルートがあります。
・合同しょうゆさん横から入山する主の登山口コース(約2.0㎞/所要時間約30分)
→合同しょうゆから愛宕山山頂
合同しょうゆさんの横にある“愛宕山登山入口”の看板に従って入山するルート。※看板の手前に駐車場あり
・飯盛神社から入山する旧登り口コース(約2.0㎞/所要時間約30分)
→飯盛神社から愛宕山山頂
飯盛神社の境内の裏“飯盛古道 木ノ宮神社 愛宕山旧登り口”の標識案内に沿って入山するルート。
愛宕山の登山道は、石段や木の組まれた階段がひたすら続いているのが特徴です。ただ、標高は259mとゆっくり登っても約30分ほどで登頂できるため、ほかの山より比較的に挑戦しやすいといえるでしょう。
その気軽さから、毎日早朝登山をしている地元の方も多いのだとか…道幅は狭いですが迫力ある自然が体感でき、神社やかんかん石など見どころ満載の登山道となっています。
愛宕山情報まとめ
高さ:259m
ルート:主の登山口から登るコース/旧登山口から登るコース
登山口へのアクセス:JR「佐世保駅」から車で約30分
天神山│地元の人に親しまれる隠れた夜景スポット
佐世保市東山町に位置する「天神山」。実は、この天神山は西九州自動車道を佐世保方面に向かうと必ず通る天神山トンネルが貫いているので、佐世保付近にお住いの方なら知らず知らずのうちにくぐり抜けた経験があることでしょう。
頂上の展望台からは佐世保の街や港、この記事のはじめでも紹介した弓張岳・烏帽子岳など開けた眺望を望むことができます。
特に、夜にはオレンジ色に輝く港を中心とした夜景が美しく、地元の方の間では隠れた夜景スポットとしても人気のようです。
天神山の登山ルート
菅原神社の境内から登っていくルートがあります。
頂上までは徒歩約15分ほどですが、神社から伸びる石段は300段ほど続いているので覚悟は必要です。
登山道は自然があふれているので、神社と森が醸し出す神聖な雰囲気を感じながら歩いてみましょう。また、山頂付近までは車でも行くことができるので、小さいお子さんやお年寄りの方と一緒でも山頂からの景色を気軽に楽しむことができますよ。
天神山情報まとめ
高さ:136m
ルート:菅原神社から天神山展望台
登山口へのアクセス:JR「佐世保」から車で約7分
古川岳連峰(佐々町)│かつて城跡として重宝された山で四季折々の景観を楽しもう
山のいろんな表情を楽しみたいという方には、佐世保から少し足を延ばした佐々町にたたずむ「古川岳連峰」がおすすめ。
この古川岳連峰は佐々町の北西側に屏風のように連なり、かつて自然の城跡として幾人もの武将たちに重宝されてきたたくましい山です。
現在では全長3.3㎞にもおよぶ遊歩道“古川岳遊歩道”が設けられ、アウトドア・レジャースポットとして親しまれています。また、古川岳の麓には、佐々皿山直売所や長いすべり台のある皿山公園、陶芸の体験館などが点在しているので、ちょっとした観光やレジャーにもぴったり!
菖蒲園の菖蒲やサクラ、バラ、ツツジなど、季節ごとに美しい花々が咲き乱れるので季節感も楽しんでみましょう。
古川岳連峰の登山ルート
古川岳展望台までは、佐々皿山直売所のすぐ近くにある「古川岳展望台まで約2.4㎞」の看板から頂上まで約60分前後。
さらに距離を詰めたい方は、もう少し先の駐車スペースまで車を進めてみましょう。駐車車スペース先の看板からだと「古川岳展望台まで271段」の看板が。距離にすると500m弱ですが、登山道は石段や木の組まれた階段がひたすら続く険しい道のようです。
頂上の展望台からは、佐々の街並みとゆったり流れる佐々川、遠くには愛宕山、広大な海と空まで見わたすことができます。
そのほかにも、
・何万年も前に隆起した佐々川衝上断層の浸食景観をつくり出す巨岩の数々
・遊歩道の城辻山近くから展望台にかけて祀られている10体の仏像
・997年に古川岳連峰の三尊岳に創建された三柱神社
・全国から約30本集められた真竹谷のしだれ桜
・皿山公園の菖蒲園
など、数々の見どころがあるので散策を楽しんでみてくださいね。
古川岳連峰情報まとめ
高さ:200m前後
ルート:佐々皿山直売所から古川岳展望台
登山口へのアクセス:松浦鉄道「佐々駅」から佐良山公園まで車で約9分/古川岳遊歩道 鴨川登り口まで徒歩約5分
⼆ツ岳(波佐見町)│公園内から気軽に行ける展望台
佐世保市重尾町と東彼杵郡波佐見町にまたがる山「⼆ツ岳」。町境にたたずむ三角形の双子山が特徴的なこの山は、伊万里から大村湾へ続く断層でできたもので、その線上に玄武岩質のこの山が噴出しました。
頂上付近には二ツ岳公園が整備され、展望台からは眼下いっぱいに広がる波佐見町、西には大村湾、早岐瀬戸、佐世保湾、遠くには九十九島から五島列島までを望むことができます。
二ツ岳の登山ルート
二ツ岳には主に、波佐見側から登るコースと佐世保市重尾町から登るコースの2つの登山ルートがあります。
ただ、公園入口までの道は歩道が狭く、車通りも多いため歩くにはあまりおすすめの環境ではないのが実情です。事故に繋がらないためにも公園入口までは車で行くのが良いでしょう。
公園から二ツ岳の頂上展望台までは徒歩で約10分ほど。
たくさんの植物が咲き乱れる園内の様子を楽しみながら登ってみてくださいね。園内には、ほかにも遊具広場や芝生広場があるのでお子さんとのレジャーとして足を運んでみるのも良いでしょう。
⼆ツ岳情報まとめ
高さ:329m
ルート:波佐見町から登るルート/重尾町から登るルート
登山口へのアクセス:西九州自動車道「波佐見有田IC」から約10分
虚空蔵山(川棚町)│冒険心をくすぐられる本格登山に挑戦!
波佐見町のお隣川棚町にたたずむ山「虚空蔵山」。とんがった山頂が特徴的なこの山は、古来より霊験あらたかな山として人々の心を癒してきな存在で、現在でも多くのハイカーを魅了する町のシンボルとして親しまれています。
山頂からは川棚の町並みや西海、多良山系、大村湾など開けた景観を望むことができますよ。
虚空蔵山の登山ルート
“九州のマッターホルン”との異名を持つ虚空蔵山は険しい印象を持ちますが、実は1時間弱で登頂することができるので気軽な登山を楽しむのにぴったりです。
虚空蔵山には主に、
・町内の「岩屋登山口」
・同じく町内の「木場登山口」
・佐賀県嬉野市にある「皿屋谷登山口」
の3つの登山口があります。
さらに、
木場登山口からは
・家族連れコース(ちょっと険しい/所要時間約30~40分)
・冒険コース(くさり場あり/所要時間約30~40分)
岩屋登山口からは
・ファミリーコース(登りやすい/所要時間約30~40分)
と、3つのコースが用意されています。
どのコースも30~40分ほどと短い登山時間でありながら、
・石だたみ
・はしご
・ロッククライミング風の岩
・くさり場
・悠久の泉
・シャクナゲ
・犬の墓
・湧水スポット
などの見どころや、冒険心を掻き立てる仕掛けがいっぱいです。
登山道はここまで紹介してきたどの山よりも本格的・標高も608.5と最高峰なので、しっかり山登りを体験したいという方はぜひ挑戦してみましょう!
虚空蔵山情報まとめ
高さ:608.5m
ルート:家族連れコース/冒険コース/ファミリーコース
登山口へのアクセス:JR「川棚駅」から車で約15分
登山レベルや景色を選んで自分に合った登山を楽しもう
佐世保周辺で登山・ハイキングが楽しめる山々の紹介はいかがでしたか?
普段は何気なく眺めている山には、大自然や美しい景観、わくわくする登山道などたくさんの見どころが詰まっています!
いつもとは違う佐世保の一面を楽しみに、ぜひ登山やハイキングにチャレンジしてみてくださいね!
安全な登山には、上手に情報を集め安全に楽しい登山を心がけてください!
ハイキングでは、事前に家族と行き先を共有することが大事です!