住まいリング させぼ

「靴下収納」我が家の失敗!仕切りたがりな収納がモノを溢れさせる原因に

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こんにちは、住まいリングさせぼ編集部です。

1月も残り少なくなって来ましたが、この時期になると目につくのがチョコレート関連の魅力的な広告。
そう、もうすぐバレンタインデー!

近年では「自分用」に高級チョコを購入する人が増えているようですが、我が家では毎年、何種類かのチョコレートが入ったコレクションボックスを購入し、毎晩夕食後にひとり一粒楽しむのが恒例となっています。
今年もデパートからチョコレートのカタログが届いたので、ど・れ・に・し・よ・う・か・な♪と、ウキウキ眺めていた所、ボックスにきれいに並んだチョコレートになんだか妙なデジャヴ感が。
ひとつひとつキレイに仕切りの中に収まった、色とりどりの・・・
あ、コレだ!

たんすの中にキレイに収まった靴下!

こんな風にきっちりと、靴下を仕切りの中に収納しようともがいていた日々が私にもあったなぁと、宝石のように並んだチョコレートのカタログを見てデジャヴを感じてしまったのでした・・・

見た目はマル!でも使い勝手は?

チョコレートのコレクションボックスのように、仕切りの中にキレイに収まった靴下の様子は、確かに見た目が良いものです。

選ぶ時にわかりやすく、さっと取り出せるという点でも、とても優れた収納方法です。
でも、片づけやすさのハードルは一気に上がる、ハイレベルな収納方法でもあるのです。
私は長年それに気付かず、細かい仕切りのあるタンスの引き出しと無駄な戦いを続けてきました。
我が家のメインのタンスには、深さのあまりない小さめの引き出しがふたつあります。
そのふたつ共に、横5つ×縦4つ、計20個にスペースを仕切るための板がついていました。
十数年前、まだ素直だった新婚当初の私は、与えられた仕切りをちゃんと活用しようと、そのひとつひとつに靴下やタイツを収めて行きました。
が、どうにも使いづらい。

少し厚手の靴下やタイツは、しっかり適正サイズに折りたたまないと、仕切りの中に収まらない。
時間と気持ちに余裕がない時は、そこに靴下を正しく入れるという作業にストレスを感じることもありました。
更に、「ひとつ買ったらひとつ手放す」を徹底出来ない私の場合、仕切りの数を上回る個数を所有してしまうこともあり、「とりあえず」で他の場所に置いてしまったりが増えて行きました。
するとどうでしょう。

「とりあえず」置いた場所に、靴下たちが集まり始めたではありませんか!
メルヘンなお話しではありませんよ。(笑)

実はこれ、靴下などの衣類に限らず、片づけの現場でもよく見かける光景なのです。

 

キチンとを目指す人ほど陥りやすい罠

すき間やデッドスペースを有効利用するための「アイデア収納グッズ」がたくさん販売されていますが、それらの用品を駆使してすき間なくモノを収めた結果、片づけがしづらくなってしまうことがあります。
テトリスのブロックのようにすき間を埋めるようにきっちりとモノが収まっているために、新しくモノを入れる時に場所がなく、仕方ないので「とりあえず」で他の場所に置く。
キッチンのカウンターやダイニングテーブルの片隅、和室の隅っこ等々に置かれ行く「とりあえず」のモノたち。
短いサイクルでリセット出来るのなら、そんな「とりあえず」のちょい置きもアリですが、本来の収納場所に余裕がなく、使い勝手もよくないために積極的に整理する気持ちにもなれないような場合は要注意です。
「とりあえず」はどんどん増えて行き、片づかない状態が慢性化してしまいます。
そうなることを防ぐためには収納場所の「すき間」を守ることがとても大切。
モノとモノとの間に出来た「すき間」は無駄なスペースなどではなく、片づけの手間と負担を減らすための「ゆとり」なのです。
私の場合、仕切りを活用しようとして片づけのハードルを上げていた所へ、スペースにも「ゆとり」のない所へ定数以上の靴下が入ってきたことで、気力も収納もキャパシティオーバーとなってしまいました。

衣類は季節や暮らし方によって所有数や必要とする収納スペースが変わることの多いアイテムです。

収納場所に多めの「ゆとり」を作っておくことを強くオススメ致します。

靴下収納問題、その後

本来の置き場所ではない所に肩寄せ合って集まってしまった私の靴下たち。

何とかしなくてはとタンスの仕切りをにらみつけながら考えていた所、ふと気付きました。
なんと仕切り板を分解して外せることに・・・
タンスを使い始めて、10年。
思い込みっておそろしいですね。
仕切り板が分解出来るなんて思ってもいませんでしたし、そもそも分解して使おうなんて考えたこともなかったのですから。
20個にきっちり仕切られていた引き出しの中は、仕切り板を数枚外したことで、ゆったり6個に仕切られた収納へと変わりました。

仕切りをなくしたことで、それまで入りきらずにいた靴下たちも難なく引き出しの中に収まり、その上まだ何足か増えても大丈夫なだけの空間の「ゆとり」まで生まれました。
なんということでしょう!というフレーズとBGMが頭の中にリフレインしてしまう程、目からウロコの出来事でした。(笑)
収納場所からモノが溢れて「入れる場所がない!」とお嘆きの皆さん。
一度、その場所をよく観察してみて下さい。

もしかすると収納グッズやすき間収納のアイデアグッズで、空間を仕切りすぎているかも知れませんよ。
仕切りの壁は思い込みの壁!

試しに取り払ってみると「ゆとり」が生まれて、ぐっと使いやすくなるかも知れません。お試し下さい!

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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