こんにちは、住まいリングさせぼ編集部です。
今回ご紹介するのは、魚雷発射試験場跡すぐそばに2019年5月にオープンしたカフェ「BUCO café(ブーコ カフェ)」さんです。
目次
BUCO café
海まで10歩、というロケーションを活かして、シーカヤック体験施設「10歩Garage」も併設されています。土・日・祝日のみの営業となりますが、佐世保からは車で約30分で週末のプチドライブいかがですか?
外観
ブルーの外壁とオレンジの屋根が目を引きます。
スカイブルーの壁が爽やかで、ウッドデッキもあって温かみもあるとても可愛い建物。以前は造船所だった建物の母屋をリノベーションした建物だそうです。
すごく素敵ですよね。
営業中の旗印
旗が上っているのが営業中の印だそうです。
航海で使われる『国際信号旗』で、この3つでWelcomeを表しているとのこと。
お店の看板
お店の看板のロゴも可愛い。オーナーご夫妻はデザイナーをされているのでセンス抜群です。ロゴマークの秘密は読み進めていただけたら分かると思います。
店内
ヴィンテージ感溢れるこだわりの空間の店内にお邪魔します。
外観のブルーの壁の爽やかな雰囲気とは一転、インテリアはウッディでヴィンテージな雰囲気。このコントラストがまた素敵です!
かっちょええスピーカーからリラックスできる音楽が流れています。
グリーンや船に関わる雑貨などがあちこちに散りばめられていて、オーナーご夫妻のこだわりが感じられます。
「本当は、壁は白くしようと思ってたんだけど・・・」と奥様がおっしゃってましたが、私はこのウッディな感じが良いと思います!
メニュー
さあ、楽しみにしていたカフェでのランチ♪
お待ちかねのカフェメニューはこんな感じです。
※2019年5月下旬時点でのメニューです。今後追加や変更の場合があります。
カレーライスセット
夫が頼んだカレーライス(1,350円)。
写真ではうまく伝わりませんが、湯気がモクモクたってアッツアツの状態で運んでくださいました。カレーはルーを使わずスパイスを使って前日からしっかり仕込まれているそう。
奥行きのある味わいで美味しいです。
ハンバーグサンドセット
私が頼んだハンバーグサンド(1,350円)。
パンは福岡市中央区にある老舗のベーカリーの看板商品の「ソフトフランス」を使われており、ハンバーグはつなぎをほとんど使わずお肉の食感を活かしたもの。めちゃくちゃ美味しかった・・・この記事を書きながら、「また食べたい」という気持ちが抑えきれません。次に行っても多分私同じものを頼むと思います。
添えてあるカレーソースで味変も可能。これまた美味しい!
セット内容
スープ・サラダ・ドリンク・アイス付きのセット。サラダはいろんなお野菜が入っています。スープも美味しい。
セットのアイス
フルーツの味がしっかりします。もう、最初から最後まで美味しい(笑)
食後のコーヒーとケーキ
食後に、コーヒーと自家製のケーキもお願いしました。
欲張って全種類頼んだので(笑)、ひとつのプレートに盛り付けてくださいました。一番手前がBUCOケーキ、左の三角のケーキがガトーショコラ、奥のケーキがチーズケーキです。手作りの素朴な味わいでどれも美味しかった。チーズケーキ好きな私としてはチーズケーキが特に好きです。美味しいひと時をありがとうございました。
オープンのいきさつを伺ってみました
実は、オーナーの松隈(まつくま)さんご夫妻と私は、福岡の自宅が近所で・・・犬の散歩でお会いするくらい近くにお住まいなのです。Facebookでリノベーションして開業準備されている様子を拝見していて、オープンしたらぜひ伺いたいなと思っていました。
それが佐世保のお隣の川棚町だったわけですから、不思議なご縁をビシバシと感じています。オーナーの松隈さんご夫妻に、カフェ&シーカヤック施設オープンの経緯を教えていただきました。
もともとは福岡で事務所物件を探すためにフォローしていた不動産会社のFacebookに昨年秋にこの物件が紹介されていたのがキッカケだそう。
福岡の不動産会社なので普通は長崎の物件が紹介されることはないはずなのですが、こちらの物件は波佐見町の建築会社と合同での販売物件だったため、松隈さんの目に留まるに至ったんですね。さらに、全くの知らない場所というわけではなく、以前仕事で訪れて街の雰囲気もなんとなく好きだったこと、ご友人夫妻が住んでいること、そして何より物件と船がセットで販売されていたことも惹かれた理由だそうです。
小型船舶免許も取得されて船も欲しいという夢を描かれていた松隈さんにとって、この物件は、運命の物件だったのかもしれませんね!見学会で実際にこの場所を訪れて、いろいろな条件が合致し、ほとんど即決だったそうです。
写真を見ていただいて分かるように、目の前が海、というロケーション。
セカンドハウス的に利用するだけでは勿体ない!と、この場所が活きるカフェをオープンすること、そして目の前の海がシーカヤックにぴったりな場所なので、シーカヤック体験施設「10歩Garage」も併設でオープンすることになったそうです。
大村湾がグルッと陸地に囲まれた穏やかな海で波も高くなく、倉庫から出してすぐ前から出発出来る・・・こんな良い場所は探してもなかなかなく、また、カヤックのアクティビティー自体も、ただ海に浮かんでちょっと漕いで終わるのではなく、対岸に「海神神社」があったり、自然に出来たトンネル「くぐり岩」があったり、魚雷発射試験場跡の遺構の下を通ったり出来るのも魅力的なロケーションなんだそうです!
店舗と住居のリノベーション
カフェの方は、前オーナーが飲食店だったためある程度の形はできていましたが、それでも、客席を確保するために柱を取ったり、厨房のシンクの位置を変えたり、開放感を出すために天井は全部勾配にしたりと、予算とにらめっこしながら、自力で塗装できるところは自力で塗装したりして理想の形を実現されたそう。
また、オーナーご夫妻が平日は福岡市内でデザイン関連のお仕事をされており、こちらの川棚町には土日祝日の滞在ということで、倉庫部分を住居としてリノベーションする必要もあったので、1ヶ月半ほど掛かり思ったより大掛かりなリノベーションになったそうです。
リノベーションの工事は㈲川棚開発さんが担当されています。
オーナーの希望を取り入れつつ予算を抑えるアドバイスもしてくれて、とても親身に対応してもらったとのこと。「工務店さんと良い関係を築くことも、リノベーションで理想を叶えるには大事なことだと思います」と松隈さん。(住まいリングだけに、住まいに関わる内容もコメントしてくださりありがとうございます!)
今後の展望について
カフェメニューに関しては、私が訪れた時にもあったカレーライスやハヤシライスが定番ですが、今は川棚産の野菜を使った夏の季節メニューとして「タコチリビーンズライス」も提供されています。(美味しそう)
「何度も気軽に通いたくなるカフェ」を目指して、今後も季節に合わせて新しいメニューを提供したり、地域の特産品を使ったドリンクなどもご提供できたらいいなとアイディアを練っていらっしゃるそうです。また、カフェの一角でオリジナルグッズ販売や魚雷発射試験場跡のお土産の販売をしたり、夜の貸切営業や音楽ライブ・映画の上映会・ワークショップ等もやりたいのだとか。
「10歩Garage」の方も、カヤックの数を増やしたり、教室を開いたり、ツーリングのコースも無人島に上陸するコースを作ったり・・・夢は広がりますね!
オーナーよりメッセージ
最後に、オーナーの松隈さんご夫妻からのメッセージです。
「BUCO café」店名の由来は、うちで飼っているフレンチブルドッグの名前がMARGO(マーゴ)ですが、あまり人に懐かず仏頂面なので「仏頂面ブー子」とあだ名で呼んでいたので、そのあだ名から取りました。ちなみにロゴマークは犬の鼻の穴です。わんちゃんに関してはデッキの使用はもちろんOKです。また、他にお客様がいない時や他のお客様のご了承いただければ、店内も犬同伴OKという事にしております。夏冬は店内空調が効いた所でないと犬もキビシイですもんね。皆様のご理解を頂ければと思います。長崎県内・県外からのご来店いただくのはもちろん、地域の方が休憩でふらっと寄ってくれるようなお店を目指しています。現在土・日・祝のみ営業となっておりますが、雨の日も海を見ながらのんびりしたり、ぜひご来店ください。
(我が家の愛犬まるきちも早速お邪魔しました。ワンちゃん連れの方は、お店に入る前にお店の方に確認をとってくださいね。)
看板犬のブー・・・いや、マーゴちゃんです。マイペースさに癒されました。
店舗・施設情報
住所:〒859-3617 長崎県東彼杵郡川棚町三越郷140-39
BUCO café
電話番号:080-2393-7209
営業日:土・日・祝日
営業時間:11:00~18:00
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10歩Garage
電話番号:070-2839-4345
営業日:土・日・祝日
営業時間:8:30〜11:00 14:30〜19:00(予約制)
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