「道の駅」を利用したことはありますか?
道の駅とは、長距離ドライバーや女性、高齢者のドライバーが増えたこと背景に1990年代から開始された「休憩機能」「情報発信機能」「地域の連携機能」の3つの機能をもつドライバーのための休憩施設です。
「休憩施設」ではあるのですが、今、道の駅は地元の特産品を購入できたり特産品を使った食事を堪能できたりと、一つのレジャー施設のような場所もあります!
駐車場の心配がいらないので子どもを連れて安心して出かけることがでますし、おいしいものを食べてお土産を買って、大人も子どもも楽しめる道の駅。
今回は佐世保近郊にある魅力的な道の駅をご紹介します!
目次
道の駅 させぼっくす99/佐世保市
「佐世保の道の駅と言えばさせぼっくす99」とイメージする方も多いのではないでしょうか。
させぼっくす99は2016年にオープンした佐世保市愛宕町にある道の駅で、普通車84台の大型駐車場がありEV充電器も2基設置されています。
「九十九」には「数えきれないほどたくさん」という意味が込められていて、させぼっくす99はそのような数えきれないほどの佐世保の魅力がつまった施設です。銘品館の他にフード館、24時間利用可能なフリーWifiのある情報・休憩コーナー、イベント館もある大型の道の駅です。
施設内のフードコーナーでは、全国的にも有名な佐世保バーガー、レモンステーキなど佐世保名物をを味わうことができます。「さわぎり」や「こんごう」など、護衛艦や自衛隊部隊ごと味付けが異なる本格的なカレーも楽しめます。
広い店内ではお菓子や農産物だけではなく、お酒コーナーも充実しているのでお土産選びも楽しそうです。
住所 | 長崎県佐世保市愛宕町11番地 |
電話番号 | 0956-42-6077 |
利用時間 | フード館/7:00~15:00(店舗により異なる) 銘品館/9:00~18:00 |
休館日 | 年中無休 |
アクセス | 西九州自動車道相浦中里ICより降りて1分 |
サイト | http://sasebox99.com/ |
道の駅 彼杵の荘/東彼杵
東彼杵郡にある道の駅「彼杵の荘」は、長崎自動車道の東彼杵ICをおりて佐世保方面へ約300mなので高速道路を使って気軽に行くことができます。東彼杵の名産である香り豊かな「そのぎ茶」をはじめとした特産品や、新鮮な野菜・果物・お弁当などを販売する道の駅です。東彼杵町はかつてクジラの町として知られており、限定!くじら釜めしや食事処ではクジラ肉が入った珍しいだご汁定食など、普段はあまり口にすることのできない郷土料理を楽しむことができます。
緑茶餡が入った「茶ちゃ焼き」やそのぎ茶ソフトクリームなどのお茶を使ったスイーツも充実しています。
また隣接する歴史公園彼杵の荘は古代彼杵の伝統を展示した資料館や、前方後円墳のひさご塚古墳、古代生活の体験工房があるので大人だけでなく子どもも楽しむことができそうですね。
住所 | 長崎県東彼杵郡東彼杵町彼杵宿郷747-2 |
電話番号 | 0957-49-3311 |
利用時間 | 物産館/7:00~18:00 食堂棟/9:00~17:00(食事は11:00~15:00) 体験施設、博物館・美術館/9:00~17:00 |
休館日 | 12月31日~1月3日(12/28~1/3) |
アクセス | 長崎自動車道「東そのぎI.C」より佐世保方面へ300m |
サイト | http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/kobetu/sonogi/sonogi.html |
道の駅 松浦海のふるさと館/松浦市
アジ、サバの水揚げ量が日本一を誇る松浦魚市場がある松浦市。そんな松浦市にある松浦海のふるさと館の物産館では新鮮な魚が販売されているとともに、食事処でも新鮮な海の幸を堪能できます。ブリ丼定食やアジフライが人気です。
道の駅には松浦市のシンボルともいえるアジフライのモニュメントがあります。
駐車場も敷地も広く、近くには大きな遊具で遊ぶことができる公園があるので、「パパに子どもと遊んでもらっている間にママはゆっくりと名産品をお買い物」というおでかけも楽しそうですね!
なんと松浦海のふるさと館はキャンピングカー・車中泊での利用が可能です。1日1台限定なのですが100V電源が無料で利用できます。(~23年2月末までの期間、道の駅の外壁塗装工事のため利用できません。)福岡から平戸への道の中間地点に位置するので、ドライブの途中に立ち寄ることができそうです。
住所 | 長崎県松浦市志佐町庄野免226番地30 |
電話番号 | 0956-72-2278 |
利用時間 | 店舗・売店 7:00~19:00 飲食コーナー 11:00~14:00 |
休館日 | 年中無休 |
アクセス | 佐世保市より国道204号線、県北佐世保日野松浦線経由で北へ約30m、伊万里市より国道204号線を西へ約25km |
サイト | http://umihuru.com/ |
道の駅 鷹ら島/松浦市
鷹島肥前大橋のたもとにある道の駅鷹ら島。鷹島肥前大橋を一望できる道の駅です。鷹ら島にもアジフライのモニュメントが設置されており、鷹島肥前大橋とアジフライが重なる珍しいフォトスポットがあります。
松浦市はとらふぐの養殖生産量が日本一で、天然ものに負けないぷりぷりの食感で、地元の人にも愛されています。店舗では新鮮な海産物をはじめとした農作物や阿翁石工製品が並んでいます。阿翁石工製品とは、阿翁石で作られた長崎県伝統工芸品のことです。鷹島の幸加工所でつくられるお菓子や惣菜等も充実しています。新鮮なまぐろやさざえ、贅沢丼セットなどを取り扱うオンラインストアもあるので、遠方の親戚や友人への贈り物にもよさそうですね。
住所 | 長崎県松浦市鷹島町神崎免1636番地 |
電話番号 | 0955-48-3535 |
利用時間 | 8:30~18:00 |
休館日 | 年中無休 |
アクセス | 鷹島肥前大橋を渡ってすぐ |
サイト | https://takarajima-rs.com/ |
道の駅さいかい みかんドーム/⻄海市
「みかんドーム」という名前の通り、ドーム型の珍しい形の道の駅。西海市は県内有数のみかんの産地です。みかんドームでは期間限定で特製のみかん絞り器を使った生絞りみかんジュースが楽しめます。また、みかんをたっぷり使ったシャーベットや西海市の農産物を使ったジェラートも人気です。
予約制の手作り体験工房があり、粉をこねるところから体験できるそば打ち体験では出来立てのそばを食べることができます。つゆは長崎名産のあご出しつゆが準備してあるそうです。同じく予約制のパン作り体験ではあんパンやガーリックフランスパン等を焼くことができ、こちらも焼き立てパンを楽しむことができます。普段はできないことばかりなので、子どもにとっても良い体験になり1日中楽しむことができそうです!
西海市で作られた味噌やかんころ餅、クッキーなどいろいろな商品があるので詰め合わせてギフトにしても喜ばれます。
住所 | 長崎県西海市西海町木場郷496-1 |
電話番号 | 0959-37-4933 |
利用時間 | 3月~11月 9:30~18:00 12月~2月 9:00~17:00 |
休館日 | 年末年始 |
アクセス | 西九州佐世保大塔ICから国道202号線、県道43号経由20Km |
サイト | https://www.saikaicity.jp/mikan/ |
道の駅 昆⾍の⾥たびら/平⼾市
平戸市の田平町にある昆虫の里たびらは、道路から見える大きなカブトムシのモニュメントが特徴的です。壁や踏み石にもミツバチや蝶々、カマキリ、とんぼなどの様々な昆虫が描かれていて、昆虫好きな子どもが大喜びしそうな施設です!
田平町には、小川や池、草原などの里山環境を再現した「たびら昆虫自然園」があり、「昆虫の里たびら」はこれにちなんで命名されています。
施設内には地元産のジャムやドリンクなどの特産品の販売所、野菜の直売所、無料で利用できる休憩所があります。
平戸大橋や平戸城などの平戸の観光スポットが近くにあるので、平戸で1日遊ぶプランも楽しそうですね!
住所 | 長崎県平戸市田平町深月免521-3 |
電話番号 | 0950-57-0567 |
利用時間 | 9:00~18:00 |
休館日 | 12月31日~1月3日 |
アクセス | 西九州自動車道佐々ICより国道204号を北へ16Km |
サイト | http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/kobetu/tabira/tabira.html |
道の駅 生⽉大橋/平⼾市
道の駅 生月大橋は平戸と生月を結ぶ生月大橋のたもとの公園内にあります。隣接地には生月町博物館もありドライブの休憩にちょうどよさそうです。
「生月」という地名は遣唐使が「ほっと一息をついた」事から名付けられたそうで、その展望などから現代人もほっと一息できる場所です。
売店は大きくはありませんが、地域の特産品が並んでいて、その中でも「焼きあご」は生月で獲れたトビウオ(あご)を炭火でじっくりと焼いただしです。お土産にすると喜ばれそうな一品ですね。他にもスボかまぼこは地元産のトビウオを原料にしていてしっかりとした味わいで好評のようです。土産物店、展望台、公園、散策道があるので、子どもを連れて遊びに行くのもいいかもしれませんね。
生月は平戸の島の一つで1993年に開通した生月大橋で結ばれています。全長960mの生月大橋は橋の中央径間400mの三径間連続トラス橋としては,世界最大規模とのことです。
住所 | 長崎県平戸市生月町南免4375-1 |
電話番号 | 0950-53-2927 |
利用時間 | 8:30~17:30 |
休館日 | 12月31日 ~1月1日 |
アクセス | 平戸大橋より西へ約20km生月大橋の生月町側 |
サイト | http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/kobetu/ikitsuki/ikitsuki.html |
番外編/佐世保を楽しむ
入り江で迎えるまちの駅 おおたや
江迎町は歴史深い街で宿場町ならではの街並みが今も残っています。入り江で迎えるまちの駅 おおたやでは地元の野菜の販売や、地元食材を使った食事を楽しむことができます。
甘酒や塩こうじを使ったメニューを提供している食事処は江戸時代に宿場町として栄えた歴史のある江迎町の活性化プロジェクト「恢復(かいふく)TOWN EMUKAE~宿場町アップデートプロジェクト~」の拠点第1弾として、2021年に「恢復食堂OTAYA」へリニューアルオープンしました。体に優しいだけでなく、昔ながらのおしゃれな雰囲気の古民家が心も癒してくれます。絵本が置いてあるスペースもあるので、子どもも一緒に楽しめそうですね!
特産品や手作りのお菓子、繭玉などが販売されています。
住所 | 長崎県佐世保市江迎町 長坂129 |
電話番号 | 0956-80-4279 |
利用時間 | 10:00〜18:00 |
定休日 | 不定休 |
アクセス | 西九州自動車道佐々ICから約15分 |
サイト | https://www.facebook.com/otaya.emukae/ |
させぼ四季彩館
させぼ四季彩館は佐世保市三川内にある物産センターです。お菓子に雑貨、水産物、みかわち焼き、と見どころ盛りだくさんの施設で、佐世保ならではの特産品を約800点取り揃えています。
みかわち焼きは400年の歴史があり江戸時代には平戸焼と呼ばれヨーロッパで高い評価を得ていました。四季彩館では約30の窯元の作品を集め展示してあり、その年の干支に合わせたオリジナルのお皿が毎年製作され人気を集めています。
軽食を楽しめる食事処では、全国的に有名な佐世保バーガーや宇久・五島灘で捕れた新鮮な魚介類を使用したクジラメンチカツやすり身揚げを楽しむことができます。たこやきやからあげもあるので子ども連れでも安心ですね。
住所 | 長崎県佐世保市三川内本町289‐1 |
電話番号 | 0956-30-7744 |
利用時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 不定休 |
アクセス | JR佐世保駅から約30分 |
サイト | https://www.facebook.com/sasebosikisaikan |
まとめ
私は長与町に住んでいるのですが、長与町近郊には道の駅が一つしかありません。なので今回こちらの記事を書いていて、佐世保近郊には充実した道の駅がたくさんあることに驚きました。私は、ちょっと遠くまでドライブをしたいな、と思う時はその道の駅へ車で出かけて地元の野菜をたくさん買ったり、地元の方が作られたお菓子を買って外のベンチで海を見ながら休憩をします。以前「四国から来ました」という方から話しかけられ旅の話をうかがったりと、のんびりとした時間を過ごすことができます。
地元の食材を安く買えたりおいしい食事をいただけて子どもも楽しめる、となると運転中に休憩するという目的ではなく道の駅に出かけるという休日の過ごし方もできますね!
「今日はどこへ出かけようか?」と迷ったときには、ぜひ道の駅を候補に入れてみてください!
※営業時間や店休日は変わる可能性がありますので、詳しくは施設へお問い合わせください。