住まいリング させぼ

缶のそのぎ茶

東彼杵町には抹茶、クジラ、茶市、お茶摘み体験など楽しみがいっぱい

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長崎県東彼杵郡に位置している小さな町「東彼杵町」をご存知ですか?
この町は雄大な海と山に囲まれ、若い世代からも移住先として大注目されている町なんです。

今回は、そんな東彼杵町のあふれる魅力をご紹介していきます!

東彼杵町ってどんなところ?

東彼杵町は長崎県のほぼ中央部、大村湾の東側に面している町です。
県外の人が読み方に迷ってしまう町名は「ひがしそのぎ」。
地域の人や県内の人は、親しみを込めて「彼杵」と省略して呼んでいる人が多いです。

町の全体が火山性の丘陵地帯で、町の北側には虚空蔵山、南には多良山系の国見岳、遠目山など、500m~800mにもなる険しい山々に囲まれ、そんな山々と海に囲まれた彼杵町はその地形を活かして古くから流通・交通の要として利用されてきました。かつては長崎街道の宿場町の1つとして多くの人が足を休める場所でもあったそうです。

さらに、海では町の主要産業にもなっていた捕鯨、山ではお茶の栽培、アスパラガス、味噌など、昔から漁業と農業の両面で自然の恩恵を授かっています。

東彼杵町のふるさと納税

東彼杵町にはあふれる自然と歴史が生み出した町の特産物がたくさんあります。
町の魅力あふれる特産物が堪能できるふるさと納税をご紹介していきましょう!

東彼杵町では、
ふるさとチョイス
さとふる
楽天ふるさと納税
ANAのふるさと納税
ふるナビ
の5つのサイトでふるさと納税の申込を行っています。

それでは、気になるその内容をご紹介します。

特産品

そのぎ茶、くじらセット、本マグロ、温州みかん、アスパラガス、ゆめのか、田舎味噌セット、ちわたやの茶バター、長崎和牛、長崎カステラ、甘酒、焼き菓子、クラフトヌードル、木場の湧き水米など

雑貨

セラミックグリル、セラミックアウトドアオーブン、森かじやの包丁など

その他

よもぎオイル、お食事券、宿泊券など

彼杵町のふるさと納税返礼品には、まるで土地に訪れたかのような地元の商品が満載ですよね!町へ行ったことがある方もそうでない方も、ぜひ一度ふるさと納税サイトを訪れてみてくだい!

続いては、返礼品にも起用されている東彼杵町が誇る特産品をいくつかご紹介していきます。

東彼杵町が誇る特産品

そのぎ茶

まずはなんといっても「そのぎ茶」。
東彼杵町は県内で2番めに人口が少ない小さな町でありながら、古くから茶処としてその名を轟かせてきた町です。
この街でお茶が美味しく作られるのは何を隠そうその気候風土
茶畑には爽やかな潮風が吹き抜ける山あいの斜面が必要で、その役割を波が穏やかな大村湾がになっています。
東彼杵町からのぞむ大村湾また、昼夜の寒暖差が大きいこと、春には朝霧が立ち込めることもお茶づくりにはぴったりの環境。さらに、多良山系から流れてくる豊かな水が唯一無二の茶葉の味わいを生み出しています。

そんな栽培に最適な環境で育ったお茶はブランド化され、県内外で素晴らしい活躍を見せています。
全国茶品評会では産地賞で3年連続個人賞でも4連続で最高賞を受賞しているほか、一般消費者が審査に加わる日本茶AWARDでも大賞を受賞しました。

全国から人気を集めているそのぎ茶は、まが玉のような形状をしている蒸し製玉緑茶という大きな特徴があります。
一般的に飲まれている茶葉は針状のものがほとんどだそうで、彼杵町で栽培されている茶蒸し製玉緑茶は全国的にも希少な茶葉なんだそう。

希少な形状だけでなく、たくさんの章を受賞する理由は唯一無二の味
甘みや旨味が強くまろやかな味わいが他の茶葉では味わえない特徴です。
一口飲めば茶畑が目の前に広がっているような光景が浮かぶほど、清々しい味わいを楽しむことができますよ。

そんなひと味違うそのぎ茶はお土産や贈り物にもとても喜ばれるんです。
5月に行われる茶市では新茶を購入できたり、町内のお茶屋さんや町内外のイベントでも購入できるので、そのぎ茶を見かけたらぜひ購入してみてくださいね。

くじら

続いてご紹介するのは、彼杵町を大きく発展させてきた産業の1つであるくじらの歴史です。

まず疑問に思うのはなぜ彼杵町がくじらの町として有名なのか、大村湾でもくじらが捕れていたのかということでしょう。

結論としては、内海である大村湾でもくじらの捕獲が行われていたそうです。

捕鯨がはじまったのは江戸時代の初期で、大村藩士であった深沢義太夫がくじら漁に進出。当時最先端の手法であった網取り四季の捕鯨を導入し、その後300年もの間に渡って彼杵町は九州の捕鯨産業の基礎を築く重要な場所としてその役割を果たしてきました。

さらに、くじらの町として有名になったもう一つの理由は彼杵町が“交通の要”としても重宝されてきたことにあります。

「長崎街道」と「平戸街道」が交わり、宿場町としても利用されていたこの街の立地を活かして、義太夫はくじらの市場を設置しました。当時くじらの宝庫であった五島灘や対馬海峡で捕獲したくじらを解体し彼杵の市場に水揚げ、さらに街道を通して九州各地に販売し、くじらの流通拠点として賑わったことでくじら文化の定着がさらに高まっていったそうです。

その後捕獲制限などがかけられ勢いを落としていったくじら漁ですが、現在でも月に1回はくじらの入札会が開催されその歴史を繋いでいます。また、道の駅ではたくさんのくじら商品が販売されているほか、町の食卓にはくじら料理が日常的に並ぶなど、くじらと町の絆が根強く感じられます。

町内にはくじらが使用された郷土料理を食べられるお店があるので、歴史を感じながら彼杵町に根強く残る食文化をぜひ堪能してみてくださいね。

その他

そのぎ茶とくじらのお話をしてきましたが、彼杵にはその他にもたくさんの特産品があります。
まだまだある町自慢の味を続けてご紹介していきましょう!

みかん

東彼杵町は“お茶とくじらとみかんの町”と呼ばれるほど美味しいみかんが栽培されている町でもあります。

その理由はみかんの栽培に適した土地柄です。
美味しいみかんを育てるための条件は年の平均気温が15℃~17℃、彼杵の平均気温は15.6℃なのでぴったり。また、大村湾から照り返しを受ける太陽の光エネルギーもみかんをすくすくと成長させるポイントになっています。
彼杵という土地の恩恵をたっぷり受けた温州みかんを一度味わってみてくださいね。

アスパラガス

彼杵で美味しい野菜といったらアスパラガス

夏の間に大村湾から太陽の光をたっぷりと浴び、養分をいっぱいに蓄えたアスパラガスはひと味違います。甘みと旨味がたっぷりで子どもたちにも大人気なんだそう。
ふるさと納税のサイトでは採れたて新鮮なものが販売されていますのでぜひその味を確かめてみてください。

大渡商店の味噌

東彼杵町の特産品といったら「大渡商店の味噌」を忘れてはいけません。

一口食べればたちまちファンになると言われているこのお味噌。
味噌の豊かな風味旨味、さらにほんのりと香ってくる甘み、味噌汁が贅沢料理にも感じてしまうその味わいは他で買うお味噌とは別格です。
3代に渡りこだわってきた麹作りが織りなすその味をぜひ体感してみましょう。

東彼杵町の観光地やあそび場

特産品の次は東彼杵町で楽しめる観光地と遊び場をご紹介していきます!

龍頭泉

龍頭泉は東彼杵町内にあるのことです。
彼杵を流れる千綿川の清流には48の滝と淵で形成された渓谷があります。
弘化2年に儒学者であった広瀬淡窓がその美しさに感動し、一番大きい滝に「龍頭泉」と名付けました。大きな龍が横たわっているように美しい景観だと感じたことがその名前の由来だとされています。

時が経った現在でもその姿は美しく、清涼シーズンである夏には子どもから大人まで多くの人が訪れる人気のスポットです。春には青々と茂る緑と水のせせらぎ、初夏にはホタル観賞、夏には水遊び、秋には紅葉と四季を通して様々な姿を見せてくれます。
古くから人々の心を動かしてきた龍頭泉へぜひ足を運んでみましょう。

「龍頭泉」

住所:〒859-3924
長崎県東彼杵郡東彼杵町太の浦郷他
アクセス:JR「千綿駅」から車で15分
お問い合わせ先:0957-46-5354(産業振興課 商工観光係)
ホームページ:town.higashisonogi.lg.jp

umino わ

続いて2022年の2月にオープンしたばかりの新星「umino わ」をご紹介します。
東彼杵町のuminoわの入り口umino わは、地域住民と観光客を結ぶ新しい拠点として設置された複合施設です。館内にはメインのカフェをはじめとして、コインランドリーや縫製所、レンタサイクルなど盛りだくさん。日常生活からお茶の時間まで多目的で利用できるのでぜひ気軽に立ち寄ってみてくださいね。

カフェではそのぎ茶を自分で入れてみたり、パティシエさんのスイーツやスープまで味わえるのでおすすめですよ!

「umino わ」

住所:859-3921
長崎県東彼杵郡東彼杵町千綿宿郷1325-1
営業時間:10:00~18:00
※コインランドリーは年中無休24時間営業
定休日:火・水曜日
アクセス:JR「千綿駅」より車で3分/JR「彼杵駅」から車で5分
駐車場:あり 10台以上
Instagram:instagram.com/uminowa.chiwata/

河川公園やすらぎの里

続いてご紹介するのはアウトドアなスポット。
河川公園やすらぎの里」は、大村湾へと流れる江の串川の川辺を整備してつくられた河川公園です。

園内には浅く広い川が流れていて、水遊びや生き物の観察に夢中になったりふらっと散歩に訪れたりと何をしていてものどかな時間をすごせる場所になっています。

また、春には隠れたお花見スポットとして、初夏にはホタルの里としても地域の人たちから大人気。彼杵の季節を感じられる素敵な河川公園で、心地よく流れる水とのひとときをすごしてみましょう。

「河川公園やすらぎの里」

住所:〒859-3929
長崎県東彼杵郡東彼杵町里郷2435
電話番号:0957-46-1111(東彼杵町役場)
営業時間:終日
定休日:なし
アクセス:JR「千綿駅」から車で5分/長崎自動車道「そのぎIC」から車で15分
駐車場:あり
ホームページ:www.town.higashisonogi.lg.jp

道の駅「彼杵の荘」

続いてご紹介するのは、彼杵の魅力がいっぱいに詰まった道の駅「彼杵の荘」をご紹介します。
道の駅「彼杵の荘」館内では、新鮮なお野菜や果物、くじら、お弁当などの特産品が販売されていて心もお腹もいっぱいに!

隣接されている食事処ではだご汁炊き込みご飯などの郷土料理を楽しめます。
彼杵を訪れた記念や手土産を購入したいときはぜひお立ち寄りくださいね。

「道の駅 彼杵の荘」

住所:〒859-3807
長崎県東彼杵郡東彼杵町彼杵宿郷747-2
電話番号:0957-49-3311
営業時間:物産館 7:00~18:00
食事処 9:00~17:00(食事は11:00~15:00)
体験施設・博物館・美術館 9:00~17:00
定休日:なし(12月31日~1月3日を除く)
アクセス:JR「彼杵駅」から徒歩10分、車で3分/長崎自動車道「そのぎIC」から車で3分
駐車場:あり
ホームページ:michi_no_eki/kobetu/sonogi

東彼杵町観光協会

東彼杵町を満喫できるスポットの数々いかがだったでしょうか?

続いてご紹介する「東彼杵町観光協会」では、体験などを通じてさらにディープに彼杵町を知ることができます。

現在行われている主な活動は「グリーンティーリズム」と「レンタサイクル」の2つ。

グリーンティーリズムでは、お茶農家さんの自宅に民泊しながら美味しいお茶の淹れ方を教えてもらえる、ここでしか味わえない時間をすごすことができます。
また、町内を観光するときは景観も楽しめるレンタサイクルをぜひ利用してみてくださいね。

東彼杵町観光協会

住所:〒859-3807
長崎県東彼杵郡東彼杵町彼杵宿郷437-1(東彼杵町歴史民俗資料館内)
電話番号:0957-46-0900
営業時間:9:00~17:00
定休日:土・日曜日
アクセス:JR「彼杵駅」から車で3分、徒歩10分/長崎自動車道「そのぎIC」から車で3分
駐車場:あり
ホームページ:town.higashisonogi.lg.jp

東彼杵町のお茶

ここまで東彼杵町の特産品である「そのぎ茶」をご紹介してきましたが、町内ではこのお茶を飲むだけなく体験できるイベントがたくさん開かれているんです。
最後に彼杵を満喫するためにぜひ訪れて欲しいお茶のイベント情報をご紹介していきます!

お茶摘み体験

先程もご紹介したグリーンティーリズムでは、お茶摘み体験をはじめとしたお茶に関する様々な取り組みを行っています。

現在開催されているのは、
・茶農家でも民泊
・茶畑ガイドウォーク
・美味しいお茶の淹れ方教室
・お茶摘み&加工体験
・茶工場見学
・食べるそのぎ茶作り

などです。

日本内外から多くの方が利用しているこのグリーンティーリズム。
利用した人からは「素晴らしい経験の連続だった」「そのぎ茶の大ファンになった」など感動の声がたくさん届いているそうです。
彼杵町の茶畑でしかできない貴重な時間を体感してみてくださいね。

抹茶

そのぎ茶は近年、“抹茶”としても新たな一歩を踏み出しました。

県内の茶葉生産の6割を占め、全国でも日本茶AWARDに輝き知名度を高めているそのぎ茶ですが、近年緑茶の消費量が減少していることに悩まされていました。

そんな中で町内のお茶農家さん4人が立ち上げた「FORTHEES」は持続可能な茶業経営を目指して抹茶の生産をスタート。
長崎県と佐賀県のでは碾茶工場が東彼杵町にしかないのでここでしか味わうことができない商品になっています。

その味は町内のTsubamecoffeedeで味わうことができるので、そのぎ茶の新たな一歩をぜひ体感しに訪れてみてください。

そのぎ茶市

東彼杵町で一番の盛り上がりを見せるのが5月中旬、3日間にわたって開催される「そのぎ茶市」。

江戸時代から続く伝統のこの茶市には町内外からたくさんの人が足を運びます。
会場には新緑の香ばしい香りが一面に広がり、お茶の販売はもちろん、お茶を使ったスイーツや町の特産品まで様々なお店が目白押し。
美味しい新茶を求めにぜひ訪れて欲しいイベントです。

東彼杵町へのアクセス

佐世保市から

・一般道:約50分
・高速道路:約45分
西九州自動車道→長崎自動車道→「東そのぎIC」

長崎市内から

・一般道:約1時間30分
・高速道路:約40分
長崎自動車道「東そのぎIC」

福岡市内から

・一般道:約2時間30分
・高速道路:約1時間30分
福岡都市高速環状線→九州自動車道→長崎自動車道「東そのぎIC」

電車

佐世保市から

・JR「佐世保駅」から「彼杵駅」まで約45分

長崎市内から

・JR「長崎駅」から「彼杵駅」まで約1時間20分

福岡市内から

・JR「博多駅」から「彼杵駅」まで約2時間30分

長崎空港から

長崎空港から一般道で約30分

まとめ

“お茶とくじらとみかんの町”東彼杵町はいかがでしたか?

一度訪れたらそののどかさや特産品の魅力に町のファンになってしまうこと間違いなしの場所になっています。

茶畑と海の景色に癒やされに、東彼杵町へぜひ一度足を運んでみてくださいね。

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「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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