住まいのことはMr.アーキに聞け!~資金計画について

 

【Mr.アーキ】
マイホームを計画をする方のほとんどが、生まれて初めて経験する方だと思います。先日もお客様とそんな話になりましたが、「家を建てるぞ!」と意気込んだはいいけれど、さて、何から手を着ければいいのかわからない、という方も少なくないでしょう。

【Qoo】
では、何から手を着ければいいんでしょう?

【Mr.アーキ】
ズバリ、まずは「お金」です。

【Qoo】
そりゃあ、ある程度の貯金を持っていないと、建てようって気にもなりませんよ。

【Mr.アーキ】
いやいや、頭金などの準備資金のことではないんです。金利が低い今は、出来るだけ多く、長くお金を借りた方が良いと思いますので、現在の貯蓄はあまり気にしなくて良いかと思います。

【Qoo】
え~っ!お金が貯まってからじゃなくてもいいんですか?

【Mr.アーキ】
私が言う「お金」とは、いくら借り、いくらずつ返済したら良いか、ということで、わかりやすく言うと「予算」のことです。

先に「住みたいエリア」を決めてしまう方もいますが、そのエリアの土地の価格を後から知って、建築費や諸経費、外構費を計算してみると、とんでもない金額になってしまった、という事例も結構あるんですよ。

ですから、スムーズにいく方法として、まず最初に銀行やフラット35※の代理店などの金融機関に相談し、自分がいくら借り入れることが出来るかを教えてもらうことです。
それから、月々の返済額の確認をして、借入可能額の範囲内で「いくら借りるのか」=「予算」を決めておきます。ただこの時に、借りられるからといって満額借りると、返済額が大きくなるので注意しましょう。

フラット35 … 住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して扱っている住宅ローン。固定型の金利で、対象となる住宅には基準が設けられており、耐震性や省エネ性などが一定の基準を満たすと、当初の金利が引き下げられるフラット35Sもある。取扱っている金融機関や窓口は様々あるが、借りられる人の条件や住宅の条件などは一律で決められている。

【Qoo】
まずは、自分の家づくりに使えるお金の額と、返済計画を考えるということですね。

 

 

【Mr.アーキ】
そのあと、自分の希望する住宅会社・工務店で、希望の間取りや広さ、仕様などを伝えて「建設費」を教えてもらいます。

仕様に関しては、住宅の断熱性能によって、ランニングコストである「光熱費」が変わってくるので、そのあたりもこの時点で、よく勉強することをお勧めします。

最後におおよその諸経費、外構費を見込んでおきます。

これらを表すと…

【予算】ー (【建設費】+ 【諸経費】+ 【外構費】)= 土地の価格

という計算式が出来上がりますね。

この作業をしておくと、土地を探す際に明確な基準があるので、判断が早くなるわけです。
さっき言った、住みたいエリアから決めてしまったために、とんでもない金額になってしまった、ということも防げます。

また、土地が見つかって、それからプランニングや予算出しをしていては、良い土地の場合、準備をしている間に、他の人に買われてしまうかもしれません。
土地の売り主としては、早く「買う」と宣言してくれる方に売りますから、最低限の準備として、まずは予算組みをしておきましょう。

【Qoo】
とはいえ、やっぱり住むエリアって大事だと思うんですけど…。

【Mr.アーキ】
どうしても住みたいエリアがあって、今の予算では無理だという方は、予算を上げるか、住むエリアを変更するか、の判断基準にもなりますので、先に予算出しをすることはとても賢い考え方だと思うんですよ。
どんなに頑張っても土地代はこちらに合わせてくれないものですからね。

【Qoo】
そうか~。がんばっても地価は自分で決められないですもんね。

【Mr.アーキ】
30年以上もローン(家賃)を支払っていく、人生の大きなイベントです。
スマートに計画を進めて、楽しい家づくりにしていきましょう。