住まいのことはMr.アーキに聞け!~ものの大きさ

【Mr.アーキ】
住まいを計画する時、間取りや部屋数、配置などから話を進めていくことが多いんですよ。

【Qoo】
それはどうしてなんでしょう?

【Mr.アーキ】
施主様が思い描いている希望に沿って、まずは図面化していくことで、大枠を決定する、ということでしょうか。施主様が何を大事にしているか、全体のイメージや予算が掴みやすいこともあって、スケジュール的に前半に持って来ることが多いです。
その後には必ず、「ものの大きさ」についての確認や説明をしていきます。

【Qoo】
“ものの大きさ”ですか…。

【Mr.アーキ】
私たちは職業的に“ものの大きさ”については頭の中にあるので、予めイメージしながらプランをつくることができますが、施主様にとっては、改めて「ものの大きさ」を認識することになって、驚く方が多いですね。

【Qoo】
“ものの大きさ”のものって、例えばどういうものですか?

【Mr.アーキ】
子どもの部屋の場合、まずは勉強机ですよね。勉強机の大きさは、幅120㎝・奥行60㎝・高さ70~72㎝といったところです。
ダイニングだったら、テーブルは小さいもので長さ120㎝、中くらいのもので150㎝、大きいものになると180㎝で、幅は75㎝くらい、高さが72㎝、輸入物だと75㎝というのが大体、平均的な大きさです。
台所であれば、キッチンカウンターの高さはだいたい110㎝で、キッチン天板は、高さが85㎝で奥行は65㎝、といった感じですね。

【Qoo】
たしかに、数字でいわれても、ピンと来ないですね。

【Mr.アーキ】
ダイニングテーブルや勉強机の高さを、スケールでこのくらいですよって見せると、「えー!低!」と言われることが多いです。
中には、「信じられない。根拠を見せてくれ!」とまで言われる方がいらっしゃるので、打ち合わせをしているテーブルの高さを実際に測ってあげると、大体70~72㎝なんです。
その他に主要なものとしては、ベッドの大きさや布団の幅、椅子の高さ、下駄箱の棚板の奥行などがあります。ですから、打ち合わせをするお客様には、家にスケールを一つ持ってもらって、色々なものをご自分で測ってみてもらうようにしています。これは、最終的に間取りを決定する上で、納得できる大切なデータとなってきます。
これは、お手持ちの家具や家電品を持ち込まれる場合、新しく家具を購入される場合にも、非常に役に立ちます。

【Qoo】
日常生活で使っているものの大きさについては、意識することはほとんどないですからね。

【Mr.アーキ】
それが普通なんですけど、いざ大切な家を計画するときに初めて認識するという方が多いようです。これから新築の計画をしている方や、リノベーション・リフォームをご検討の方は、家にスケールを一つ備えておいて、まずは色々なものを測ってみてはいかがでしょうか?