住まいのことはMr.アーキに聞け! ~引渡し

 

 

【Mrアーキ】
今週は2件のお客様に対して「引渡し」という大切な仕事をさせていただきました。

【Qoo】
「引渡し」というと、住まいづくりのゴール、という感じですね。
それぞれ、どういったお住まいだったんですか?

【Mrアーキ】
1件は、マンションのリノベーションで、もう1件は建売り住宅です。
引渡しの際は、どちらのお客様もニコニコと笑顔で、とても気持ちの良い仕事をさせていただきました。

【Qoo】
どちらの方も、満足のいくお住まいになったんですね。

【Mrアーキ】
リノベーションのお客様とは、半年以上もの間、連絡を取り合い、打ち合わせを繰り返し、現場に一緒に行ったりと、お互い協力し合って、“作品”をつくり上げた感じです。お客様にとっても私にとっても、非常に思い入れのある“作品”になりました。

【Qoo】
では、もう一方の建売り住宅のお客様は?

【Mrアーキ】
はい。こちらは、初来場の時から私が案内して、決定までに3回ほどご来場いただきました。
この物件は、周辺の相場よりも少々金額は高かったのですが、高断熱高気密の注文住宅レベルの仕様で、お客様も納得されてのご購入となりました。
購入決定の理由を聞くと、デザイン性と間取り、そして断熱性能や耐震性、プラス立地が良い、といった点で、文句無しの物件とのことでした。
このお客様は、実は注文住宅にも憧れがあったとのことでしたが、建築のことはサッパリ分からないので、自分には無理だろうと思っていたところ、この物件を見つけて見学へ来られたそうです。
そして、この家だったら注文住宅をお得に購入出来るようなものだ、と判断されたとのことで、それを聞いたうちのスタッフは大喜びでしたよ。

【Qoo】
建売りでも、それだけ満足のいく物件に出会えるんですね。

※写真はイメージです

【Mrアーキ】
どちらのお客様とも、期間や面談の回数には関係なく、良いコミュニケーションが取れたことで、お互いに良い関係を築くことができました。
これは何より、お客様がプロとして私を信頼してくださった結果でもあります。
私の方からは、当然、お客様は建築については素人ですので、さまざまな疑問や不明な点について、納得して頂けるよう、丁寧に回答、説明することを心がけました。

【Qoo】
良い住まいづくりには、施主と業者の信頼関係が大事なんですね。大きな買い物をするわけですから、納得のいく良い住まいにしたいですもんね!

【Mrアーキ】
住宅づくりにおいては、さまざまな場面で、最終結論はお客様側が出す、ということが多々あります。
施主や発注者は、我々を含め、工事を請け負った側からするとお客様です。お客様が誤った判断をしないように、請け負う側からアドバイスしていくというわけです。
ですから、お客様が「白い物でも私が黒と言ったら黒だ!」といった感覚で発言しだすと、請け負う側は「このお客さんは何を言っても聞かないしね」となってしまい、良い議論が出来なくなります。
その結果、完成したものに対してお互いに不満が残り、「お客様の言う通りにしただけだ」、「請け負い側が教えてくれなかった」といった感じで、不満に対する責任の所在を押し付け合うことになってしまいます。
さらには「この家は欠陥住宅だ!」という結末にまで発展してしまった、ということもよく聞きます。でもこれって、突き詰めるとお互い様なんですよね。

【Qoo】
住宅に関しては素人なんですから…「お客様は神様」じゃないんですよね。

【Mrアーキ】
実は、私にも経験がありまして…。

【Qoo】
え!Mrアーキにも?

【Mrアーキ】
私の方では、方位を考えた設計をし、西陽対策の配置を提案しました。お客様の方でも、私がそういった設計手法をすることを知った上で依頼されて来たのですが、一旦配置が決定したにも関わらず、確認申請直前で変更を言ってこられました。説得はしましたが、結果的に聞き入れてもらえませんでした。

【Qoo】
で、どうなったんですか?

【Mrアーキ】
引き渡し直後に、「夕方、家の中が暑い!」です。

【Qoo】
それは…。

【Mrアーキ】
もちろん、私が事前に説明した通りだったので、「お客様の判断の結果ですよね」と言うしかありませんでした。本当に、残念でした。
リノベーションや注文住宅をご検討の方は、金額だけでなく、フィーリングが合う会社や担当の方と一緒に、信頼関係を結びながら、住まいづくりに取り組んでいって欲しいですね。要望をしっかり伝え、任せるところは任せ、教わる事は教わりながら、お互いをリスペクトし合っていけば、良い住まいづくりにつながると思います。