住まいのことはMr.アーキに聞け! ~屋根の材質と勾配

 

 

【Qoo】
前回は、家のカタチを大きく左右するという屋根について教えていただきました。
まだまだお話があるということでしたが…

【Mrアーキ】
そうなんです。屋根については、まだまだ語り足りないんですよ。
まず、屋根は材質によって勾配に制限があったりします。

【Qoo】
勾配って、つまり屋根の傾斜角度ってことですよね?

【Mrアーキ】
はい。屋根の勾配は、効率よく雨水を流すのに必要になります。

【Qoo】
平らだと水溜りができちゃいますもんね。

【Mrアーキ】
そうですね。たとえば積雪地では勾配を大きくし、雪が自然に落ちるように屋根をつくるということもあります。
また、急勾配の方が雨漏れのリスクが少なくなります。そして屋根裏部屋などを検討できるスペースが確保できます。さらには、小屋裏(天井と屋根の間)の空間が大きくなるので、排熱などに利用しやすく、断熱性を高めることができます。

【Qoo】
急勾配の屋根って、メリットがたくさんあるんですね。

【Mrアーキ】
ただし、あまり急にすると、屋根面積が大きくなるので、材料費をはじめ、施工費も比例して上がっていくことになります。他にも、風にあたる面積が大きくなるので、耐風性が減少するというデメリットもあります。
通常、6寸勾配以上では、屋根工事用に足場(屋根足場)をかける必要もあり、そういった建築コストも必要になっていきます。

【Qoo】
そうか…良いことばかりではないって事ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

【Mrアーキ】
最初に言いましたが、屋根の勾配には材質による制限があるんです。
瓦屋根なら4寸勾配以上必要
スレート屋根なら3寸勾配以上
金属屋根なら1寸勾配以上(横葺き3寸勾配以上)…といったように、材質によって、雨水の逆流防止などを考慮したものなんです。

【Qoo】
そうか。屋根の材質にはいろいろ種類がありますよね。材質も選ばないといけませんね。

【Mrアーキ】
概ね4寸勾配以上だとほとんどの材質の屋根が選べますし、デザイン性も豊富です。浅い勾配にしたいときは、金属屋根などを選択し、雨漏りのリスクを軽減することができます。ただし、ホコリやごみが付着しやすいなどといったデメリットがあります。
平均的な勾配や材質に見合った勾配は、今までの建築のノウハウが生かされたものなので、素直に慣例に従うのが賢い選択だと思いますよ。
…ちなみに、○寸勾配ってわかりますか?

【Qoo】
う~ん…多分勾配の大きさの度合いだと思いますが、はっきりとはわかりません。教えてください。

【Mrアーキ】
では、次回もひきつづき屋根の勾配についてお話ししましょう。