住まいのことはMr.アーキに聞け! ~建築モジュール メーターと尺

【Qoo】
前回は関東間と関西間(京間・九州間)について教えていただきました。

【Mrアーキ】
日本建築東西対抗戦みたいですけどね。現在は、関東間で採用されている尺モジュールが主流なので、東の勝ちであるような・・・。

【Qoo】
九州人としては何とも複雑な心境ですね…。

【Mrアーキ】
前回、モジュールについては、もっといろいろなネタがあるとお話ししたと思います。

【Qoo】
そうでしたね。他のモジュールもあるってことですか?

【Mrアーキ】
そうなんです。それは「メーターモジュール」です。

【Qoo】
メーターということは、メートルを基にしてるんですよね?では、今回は海外基準?

【Mrアーキ】
Qooさんが言ったように、メーターモジュールは、簡単に言うと、モジュール(基準)がメートル単位ということです。メートルは世界で共通に使える単位として18世紀末にメートル法が制定されて、世界中で採用されるようになったんですよ。
話を戻すと、尺モジュールは910mm(3尺)が基準で、メーターモジュールだと1m、つまり1000mm基準となります。比較するとメーターモジュールの方が1モジュールあたり、90mm長いわけですから、メーターモジュールで建てた家は、廊下の幅が広い、トイレの間口が広いなど、ゆったりとした造りになるというわけです。
単純に、4畳半(1.5軒×1.5軒)の面積は、尺モジュールの場合、7.45㎡で、メーターモジュールの場合は9㎡となります。約17パーセントも広いんですね。

【Qoo】
え~。なんかそれだと、日本の尺モジュールが負けているような気がしますが…。

 

 

【Mrアーキ】
とはいえ、ここは日本ですから…。
国内の建材は、基本的に尺モジュール仕様で作られているので、メーターモジュールを採用すると、建材の単価が高かったり、建材の利用効率が悪かったりと、コスト的なデメリットもあるんですよ。もちろん、モジュール(基準)が大きい分、建物も大きく出来上がりますからね。広く大きくなる(様々な面積が大きくなる)と建設コストも上がるのは当然です。
あ、ちなみにユニットバスに関しては、内寸はモジュールと関係なく決まっているので、どちらのモジュールでも関係ありませんよ。

【Qoo】
そうなんですね。ゆったり湯船につかりたいなら、メーターモジュールかなぁ、と思いましたが…。年をとったときのことを考えて、トイレも広いほうがいいですよね?

【Mrアーキ】
車いす対応を考えて、メーターモジュールを希望される方もいらっしゃいますが、実際は尺モジュールで設計した住宅でも十分なスペースが確保できます。もちろん、しっかりと設計しているのが前提ですけど。

【Qoo】
同じ建てるなら、少しでも安いほうが助かりますよね。

【Mrアーキ】
建築、住宅建設はコスト管理がつきものです。予算重視の方は必然的に尺モジュールになるのではないでしょうか?

【Qoo】
どこのハウスメーカーさんでも尺モジュールを採用してるんですよね?

【Mrアーキ】
ご依頼の住宅会社がメーターモジュールを採用している場合もあります。その場合、尺モジュールで依頼すると逆に割高になる可能性もあるので、担当の方の説明を良く聞かれることをお勧めします。