住まいのことはMr.アーキに聞け! ~気密のはなし その2

 

【Qoo】
前回から、最近住宅の広告やPRでよく目にする「高気密高断熱」というものの“気密”について教えていただいています。

【Mrアーキ】
近年では建物を建てる際、換気計画をして、24時間ずっと空気を入れ替えることが義務化されています。これは2時間に一回、家全体の空気がすべて入れ変わる風量を計算して実行しているものです。そしてこれを実現するためには、気密が取れていることが前提条件となります。

【Qoo】
そうか。気密がしっかりしていないと、家の中の空気が漏れたり、逆に外の空気が入りすぎたりするって事ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

【Mrアーキ】
そうです。気密がしっかり取れていないと、外の湿った空気が外壁内に流入することもありますから、壁内の状態が良くないことになります。こういった意味もあり、気密はしっかりと施工することが大切です。
そして、気密をとるための気密施工後、気密測定をしますが、この気密測定の結果は、
C値という数値で表されます。これは床面積1平方メートル当たりの隙間相当面積です。
このC値が小さいほど気密性が高いということになります。
たとえば、C値が3㎠の100㎡(約30坪)の家があるとしたら、300㎠の隙間があるということになります。つまり、窓も玄関も開けていない状態でも、1.73㎝×1.73㎝の穴がその家にはあるということです。

【Qoo】
C値は小さいほど良いとの事ですが、どのくらいから大丈夫な数値といえますか?

【Mrアーキ】
私は最低でも1㎠以下の住宅をお勧めしています。私が監理する家は0.5㎠以下を義務付けて施工させています。仮に測定すらしていない住宅は、まず、お勧めしません。
気密施工をしても、計測すると1㎠前後の結果が出ることがあります。先ほども言ったように良くない数値ですから、その時は原因を追究して是正や補修を行い、良い結果が出るように対策をします。
…ですから、気密施工をしていない、気密測定をしない、という家は、ちょっと考えてしまいますよね。