住まいのことはMr.アーキに聞け!~建築吉日のお話

【Mr.アーキ】
今回は「建築吉日」の話をしましょう。

【Qoo】
「建築吉日」?建築するのに良い日ということですか?

【Mr.アーキ】
前にお話した、地鎮祭や上棟式(もちまき)を行うのに良い日とされている日があります。これを「建築吉日」と言います。

【Qoo】
吉日というと、結婚式やお葬式のときにいう「大安」とか「友引」とかのことですか?

【Mr.アーキ】
そうです。結婚式などではよく吉日を選ばれているのではないでしょうか。
「大安」や「友引」、「先勝」などは【六曜(ろくよう)】といわれるものです。
昔からの暦は、中国からの陰陽五行思想(いんようごぎょうしそう)に基づいて、方角、干支に結びついた十干十二支(じゅっかんじゅうにし)、二十四節気(にじゅうしせっき)などもからめて、人々の暮らしに使われるようになりました。その中で建築吉日は、大安や先勝などの【六曜】ではなく【十二直(じゅうにちょく)】という暦にならっていきます。

【Qoo】
十二直…ですか。初めて聞きました。

【Mr.アーキ】
十二直は六曜よりも古くから使われているといわれていて、十二支による方位と組み合わせで割当しています。それぞれ

建(たつ)
除(のぞく)
満(みつ)
平(たいら)
定(さだん)
執(とる)
破(やぶる)
危(あやぶ)
成(なる)
納(おさん)
開(ひらく)
閉(とづ)

という漢字があてられます。そして各日に意味があります。

【Qoo】
どんな意味があるんですか?教えてください。

【Mr.アーキ】
例えば、
【建(たつ)】は「万事を建て生じる日」→ 建築吉日の中で最も良い日♪
【成(なる)】は「物事が成就する日」→ 建築や物事を新たに始めるのに良い日♪といった感じです。ちなみに吉日、良い日は、良い日は、建(たつ)・満(みつ)・平(たいら)・定(さだん)・成(なる)・開(ひらく)の6つです。

【Qoo】
では、その6つの日を選んで、棟上などの日取りを決めれば良いのですね。

【Mr.アーキ】
六曜では仏滅の日でも、「建」であれば建築吉日となるので、家を建てる大仕事の日についてはしっかり調べておきたいものです。また、「成」の意味でわかることですが、建築以外にも物事を始めるにあたり良い日とされていますから、建築に限らず生活の中で、いろいろと関係することもあるようです。
それから、気をつけなければならない大切な日があります。これは悪い方で要チェック!という意味で、できれば避けましょうという日のことです。

【Qoo】
六曜でいう仏滅や友引みたいなものですか?お葬式は友引を避けなければいけないといった…

【Mr.アーキ】
そうです。これを【三隣亡(さんりんぼう)】といいます。この日に建築すると、後から火災にあい、近隣3軒まで滅ぼすという凶日です。三隣亡は二十四節気を基にした節切による節月と十二支の日取りの組み合わせで決まります。たとえば2019年の6月の三隣亡は10日と22日になります。

【Qoo】
隣三軒まで火事に遭うって…。それはぜひとも避けたいですよね。

【Mr.アーキ】
建築実務ではないのですが、折角家を建てるのですから、よく調べて、楽しい家づくりになるように、色々勉強しなければならないのが我々の仕事!って言うとカッコ良いのですが、ついついスケジュール先行で考えがちなので、今から家を建てる方で、日取りが気になる方は、契約前くらいから住宅会社さんに相談して工程を組んでもらうと良いですよ。
また、【十二直】で良くない日だけど【六曜】で良い日ならOKよ~♪とかいう考え方もあるので、これもまた家づくりやリフォームの楽しみ方ととらえて、ちょっと調べてみてはいかがでしょうか。