住まいのことはMr.アーキに聞け! その2〜日陰のこと

【Qoo】
昔の日本家屋は南側に縁側を作り、実際に生活するスペースと外との間に1つの「間」(ま)を設けていたというお話でしたが…

【Mrアーキ】
庭園があるような歴史的建造物ばかりだったわけじゃないですからね。一般の家に関していえば、昔は、今ほど建築の技術もなかったので日陰というシンプルな場所を活かしていた訳です。
暖かい季節の日陰。半分屋内であり、半分屋外である場所。そんな場所から何が見えるか、何を見るのか。
現代では、家を建てる時には、建物の外観や室内の装飾、動線や機能にばかり目が行きがちですが、屋内から見える景色、どんなシチュエーションからその景色を眺めるのか、を想定してみてください。

【Qoo】
昔の家の縁側って、暖かい日差しがさしてるイメージですが、夏場はスイカを並んで食べる、涼しい場所でもありましたね。今時の新築の家にも、そんなスペースがあれば素敵ですね。

【Mrアーキ】
家を計画されている方は、誰もが日ごろの生活のなかでちょっとしたシーンをイメージしたり、過去に行ったところを思い出したりすることでも家づくりを楽しむことができるんですよ。
建築家でも設計士のような家づくりに携わっているプロも気付きにくい「日陰」について、頭の片隅にブックマークしておくといいと思います。
明るいインテリアも良いのですが、「日陰」という暗がりのアクセントを取り入れてみてはいかがですか。