片付けの極意と称して、
Part1は【本当に必要な物を選ぶ】について。
Part2は【捨てる覚悟】について。
Part3は【リセットの時間】についてお伝えしました。
今回は実際にお片付けに取り組む前に重要な、【理想の暮らしをイメージする】についてお伝えします。

片付けた後の、その先の暮らしを思い描く
どうして片付けたいと思うのでしょうか?
理由は人それぞれでしょう。
どんな理由であれ、スムーズに片付けを進めるために必要なポイントは、『理想の暮らしをイメージする』です。
“どんな風に片付けるか”ではなくて、“片付いた部屋でどんな時間を過ごしたいのか”が大切です。
片付けられなかった私は、自分に合わない片付け方をしてはリバウンドを繰り返しました。
失敗の原因は、『片付ける事』そのものを目的にした事。
本や雑誌の美しい収納に憧れて、現実とのギャップに苦しみました。
そして『片付けなきゃ』という焦りとできない自分が情けなく、自己嫌悪に陥りました。
そこまでいくと、もう片付けることが楽しくない。
私のように、
『片づけ』=家の中をスッキリしたモデルルームのような空間にする!
そんな暮らしのイメージを抱くのはキケンですよ。
片付けは【目的】ではない、【手段】である
片付けは日々の暮らしの【目的】ではありません。
心地よい理想の暮らしを手に入れる【手段】の一つです。
毎日片付ける事が目的の暮らしなんて、ため息出ちゃいませんか?
日々の生活はエンドレス。
色んな物を使用しては元に戻す。
いくつものモノが家の中に入ってきては、手放す。
その繰り返し。
物と空間の在り方ばかりに気を取られた暮らしは、本当に心地よいものなのでしょうか。
《片付け》とは、片付けた後、その先にある『自分の望む心地よい暮らし』を手に入れるための【手段】の一つにすぎないのです。
理想の暮らし
理想の暮らしを手に入れるためには、どんな方法があるのでしょうか。
人それぞれに大切にしたい暮らしのカタチには、優先順位があります。
今、一番大切にしたい事が片付ける事でなければ、無理に家の中を整える必要はないですね。
ただ、もし、自分の家(部屋)で心地よい時間を過ごしたいと思っているならば、
また、片付けがその【手段】であるならば、是非取り組んでみましょう。
どのような方法であっても良いのです。自分に合ったやり方を選べばいいだけ。
今『片付けなきゃ』って思っている方は、まずは【片付いた部屋で過ごす“幸せなひと時”を、具体的にイメージ】して下さいね。
