引っ越しを機に片付けられなくなったケースでは、家具・家電の配置が原因となっていることがよくあります。
「どうしてココに置かれましたか?」とたずねると、「とりあえず」とおっしゃいます。
『とりあえず』は汚部屋への誘い文句
事前に家具や家電のレイアウトを決めていなかったり、思ったとおりに配置出来ない場合、結局、業者さんに「『とりあえず』この場所に置いて下さい」と指示を出すハメに。
その後はダンボールに埋もれた生活を何とかするために、「『とりあえず』ココにしまっておこう」と収納してしまったり。
この『とりあえず』がクセモノで、“後でゆっくり考えて…”なんて思っても、全然しません。
引っ越しの時に『とりあえず』配置したばっかりに、その後の暮らしに支障がでてしまう…。

しかも、一度置いてしまった大きな家具や家電は、変更したいと思っても、なかなか大変!
時間が経つと、その使いづらさも習慣化してしまいます。
そんな空間のまま、時は過ぎ、部屋は散らかっていくのです…。
家具・家電の配置ポイント『扉』の開閉方向
引っ越し時の家具・家電の配置の重要性は、引っ越し屋さんのアルバイト時にも実感してます。
「コレはどこに置きますか?」と聞きながら配置していくのですが、なぜこの配置?と思うこともしばしば。
でも、業者さんも本人もゆっくり考えて置く余裕が無いので仕方ないのかもしれません。
でも、冷蔵庫や洗濯機の扉には“右開き”or “左開き”など開閉方向が決まっています。
この扉の方向を考慮して、食器棚と冷蔵庫の位置を入れ替えたらもっと使い勝手がいいのになぁ、なんて考えてみたり。
モヤモヤを感じても、アルバイトの私は口出しできる身分ではございませんでした(泣)
お片づけサポートで、家具の配置の向きを変更したケース
Before

食器棚、引っ越し時に“なぜか?”横向きに配置されたそうです。
食器棚奥の扉は開閉が不便。
After

向きを変えただけで、使い勝手は大幅に改善されました。
家具の面を揃えると、見た目も凸凹がなくなり、スッキリして見えますね。
長くなりましたので、今回はこのへんで。
次回は新居の採寸や収納プランニングのコツをお伝えします。