近場なのに旅行気分満喫 思わず写真を撮りまくりな川棚ドライブ

約100年続く古民家で、長崎和牛を手軽に

古民家cafe 夢うさぎ

川棚駅のすぐ隣にあるのに、その存在を知らなければ、このカフェにたどり着けないかもしれません。

佐世保方面から行くと、川棚駅の手前脇の道を右折して、線路が見えたらすぐ右折。大きな石灯籠が見えたら、そこに車を停めてください。

「本当にお店?」と不安がらなくても大丈夫。石灯籠の横の細い道を進んでみると

店の入り口は、ちゃんとそこにあります。

中に入ると、正面にはカウンターがあって、テーブル席がひとつ。小さなお店なのかなと思いきや、この店の醍醐味はその奥。

古い日本家屋ならではの、中庭を望む広い縁側が、飲食スペースとなっているんです。

ここは、オーナーである小田さんのおじいちゃんのお家を利用したカフェ。

小田さんのおじいちゃんは、昔地元・川棚で大きなお店をされていた方で、古い川棚駅前周辺の写真には、そのお店の姿も残っています。カフェの店内にあるものほぼ全て、実際に家にずっとあったもの。

足踏み式ミシンの上には、古い川棚の写真のほか、昭和を生きてきた沢山の物たちが置かれ、この空間の温かみを作ってくれているようです。

約100年前の家だというのに、古さを感じるというよりも、当時のままだという床や1本の木で作られた長い梁、細かい細工の効いた欄間など、当時の職人さんや材料の素晴らしさに感心するばかり。

この家には、小田さんが小さい頃からしょっちゅう遊びに来ていたそうで、走り回って怒られたこともあるそうですよ。

この家の歴史をずっと見守ってきたであろう、たくましい姿の梅の木は、3代目となる小田さんが営むカフェとなったこの場所で、きっと、お客さんが来るたびに嬉しく出迎えているんではないでしょうか。「いらっしゃい。よく来たね。小さかったあの子をよろしく」と聞こえてくるような気がしました。

まるで「お宅拝見」かのように、ついついあちこち見て回っていましたが、ここはカフェ。しかも「和牛日本一のまち・川棚」ということで、長崎牛を、手ごろな価格で食べることができるんです。

こちらは、「長崎牛ハンバーグセット」(1,650円)。ゴロンと厚みのあるハンバーグは、川棚のお肉屋さんから仕入れられた長崎牛が使用されているだけあって、肉々しいハンバーグ。いいお肉のうまみも食感も存分に味わえて、かみ締めるたびに美味しい~と顔がほころびます。肉のうまみを引き立てるソースがこれまた絶品!それもそのはず、小田さんはホテルレストランで腕を磨いたシェフ。ホテルで長崎牛を食べるとなると…。このハンバーグがいかにお得で美味しいか、おわかりいただけると思います。

そしてこちらも人気の「焼きカレー・長崎牛カットステーキ」(1,320円)。見てください!この厚切りの長崎牛。まごうことなくステーキです。オリジナルスパイスで作られた薫り高いカレーと濃厚なチーズがかかっているのに、全く負けることなく、肉の美味しさがダイレクトに伝わってくるんです。長崎牛の底力を、あらためて知ることとなりました。カレーもステーキも食べたいという欲張りな気分の方に、ぜひおススメです。

こんなにステキな場所で、こんなに美味しいお料理ですが、やはりコロナ禍の影響は大きいそうで、お客さんが少ないときには、奥の縁側スペースは使用しないこともあるそう。また、予約をすれば個室として使える和室もありますので、行かれる際にはご相談ください。

この日は残念ながらお目にかかれませんでしたが、飼われているにゃんこも、お出迎えしてくれるかもしれません。

【古民家cafe 夢うさぎ】
東彼杵郡川棚町栄町2
0956-82-2006
11:00~17:00(営業時間は変更になる場合がございます)
月曜休
P有

 

 

 

大きなインパクトを残す、いま全国から注目される場所

魚雷発射試験場跡

佐世保近郊には、旧海軍関連の建造物が数多く残されていますが、これほど「むきだしの姿」の場所は、そうありません。

1918年に開設されたこの場所は、魚雷発射試験場であり、魚雷艇訓練所でもありました。このあたりは太平洋戦争当時、旧海軍の重要な軍事施設だったということです。

どんな方たちが、どんな思いでこの場所で過ごしていたのかと、ここに来れば想像せずにはいられません。海風にさらされながら100年以上建ち続け、いまだ力強い風格を放つ建物たちが、少しずつ朽ち果てていく現在の姿。この光景をカメラに残そうと、遠くから訪れる人々の姿が、この日もありました。

●魚雷発射試験場跡
東彼杵郡川棚町三越郷片島
P有

 

 

 

水も汲めるし、お金も洗える?

川棚八幡神社

神社好きな私が時々訪れるこの神社。地元川棚の方々には有名ですが、佐世保の方はご存じない方も多いのでは?

道路に面した一の鳥居を抜け、桜並木の参道を車で上っていくと、左手にあるのは

なんと水汲み場。地下153メートルから汲み上げている天然水を、持ち帰ることができるんです。多くの方が大量のポリタンクなどを持ってこられ、水を持ち帰る姿でいつもにぎわっているんですよ。神社の敷地内で分けていただく天然水。身体に良いだけでなく、ご利益までありそうで、ものすごく魅力的ですよね。自由に持ち帰ることができますが、横に小さな寄付金箱があるので、ぜひ、感謝の気持ちとともに、お賽銭代わりにお金を入れていただくといいなと思います。

そして二の鳥居をくぐり、階段を上っていくと右手にこんな場所が。

清水でお金を洗う「銭洗い鉢祈願」。ここでお金を清めると、何倍にもなって戻ってくる…と言われているんです。ので、この日も

紙のお金…といっても千円札ですが、そのときあった小銭と一緒に洗いました。これは個人的に聞いた話ですが、大事なのは洗ったお金を使うときだそう。「何倍にもなって戻っておいでね~」と送り出す気持ちが必要だとか。宝くじにもご利益があるそうなので、みなさまもゲンを担いでみてはいかが?

桜が美しい神社を守る狛犬さんも、コロナ対策。参拝にはみなさまもコロナ対策をよろしくお願いいたします。

川棚八幡神社
川棚町石木郷字甲後351番地
0956-82-2420
P有

 

 

 

 おいしい水をもとめて

虚空蔵の水

川棚八幡神社からそのまま虚空蔵山のほうに向かいます。小さな橋を渡ったら、看板にしたがって左に曲がるところだけご注意ください。あとは、のどかな山里の光景と棚田を横目に、ひたすら虚空蔵山に向かいましょう。そうすると現れるのが

「虚空蔵の水」と親しまれている、公共の水汲み場です。1日に101㎥という(大きすぎてわかりませんが)とにかく豊富な水が、ずっと出続けているんです。

先ほどの川棚八幡神社同様、もちろん人気の水汲みスポットですが、くねくね道を登ってくる労力をいとわない、こだわりのある方々が集う場所、といってもいいでしょう。ここの水、その場で飲んでもまろやかで美味しいのは分かりますが、料理に使うとよりその違いが分かるかもしれません。お米も甘みが増し、汁物は雑味なく素材の味が引き立つ…ように私は感じています。

ここでのお楽しみは、水のみならず、同じ場所にある無人の販売所。その日採れた新鮮な野菜や、手作りのお漬物などが置かれています。この日置いてあったネギは、もちろんお買い上げ。横に置いてある箱に100円を入れ、ありがたく頂戴しました。

早速家で調理したネギは、緑の部分に透明のトロトロがたっぷり。このトロトロ、「フルクタン」という成分だそうで、ネギの甘み成分といわれているもの。美味しいだけじゃなくて、免疫細胞を活性化させたり、血糖値の上昇を抑えたりする効果があるそう。

綺麗な天然水と、標高高い綺麗な空気で育った野菜たちは、やはり格別な気がします。細い山道は少し大変ですが、ぜひ一度、この場所に行って、ご自身にも綺麗な水と綺麗な空気を与えてみてください。

●虚空蔵の水
川棚町木場郷(虚空蔵山登山道途中)
P有・・・・・・・・・・・

佐世保からすぐだけど、ついつい通り過ぎがちな川棚町。川棚を目的地にしたら、美味しいのも、美しい景色も、ちょっと変わった場所も、沢山見つけられますよ。思わず写真を撮りたくなるものばかりですから、携帯やカメラのフル充電して、ぜひお出かけになってみてください♪

 

 

 


この記事のライターさん

【TOMOKO】
ラジオパーソナリティ兼ライターとして活動。都市伝説好きで、見えない世界にも興味津々。犬や猫にはすぐ話しかけてしまうが、カエルは大の苦手。

 

FM佐世保はっぴぃ!FM /出演番組
●月〜水曜日 8:00 〜/おはようともこです
●第1・3・5火曜日 17:00〜/特ダネ宅配便