親が気をつけたい、スマホと子ども -後編-

前回は子どもたちの新学期スタートに合わせて、子どもたちとネットについての現状や問題点についてお話ししました。

親が気をつけたい、スマホと子ども -前編-

今回は、保護者である親がどのような指導をすればいいのかについてお話しします。

 

親が指導すべきポイントとは

子どもとスマホ/ネットのことで親が心配することはたくさんあります。しかしスマホやネットにあまり詳しくない保護者の場合、「何をどのように指導して良いのかが分からない」という声を聞くことがあります。

スマホについては大人より子どもの方が詳しいという思い込みから、どう注意すればいいのかが分からないということなのでしょうが、実はそこは問題ではありません。

子どもが詳しいのではなく、操作方法を知っているだけです。長時間スマホに向かっているとどんな害があるのか・・・ということについてはしっかり理解できていないのが現状です。

生まれたときからネットがあり、家では親がスマホを操作しているのですから、子どもたちにとってスマホはテレビのリモコン並みに当たり前の存在なのです。

この当たり前すぎる道具を正しく使えているかをチェックする。

親が指導すべきことはこの1点です。

”あれダメこれダメ”の指導はもはや無理がある

世界中共通していることですが、子どもというのはなかなか言うことを聞きません(笑)
スマホやネットに限らず、子どもというのは好奇心が旺盛ですし、夢中になりやすいので、ついつい親の言うことに注意が向かないこともあります。
しかも親のお小言が、「ダメ!」と、否定的なことばかりだと、子どももうんざりして段々耳を貸さなくなります。

「ダメ!」といって行動を断ち切るだけの指導は、指導とは言えませんし、ことスマホについては逆効果にもなります。だってスマホはいずれ子どもたちが大人になれば必ず使う物ですから・・・。

今時の指導に必要なのは「理由」

ただただ「ダメ!」を連呼するだけでなく、「ダメ!」の理由を付け添える事が大切です。
例えば、「長い時間スマホばっかり使ってはダメ」という注意があるとすれば、

理由は「ひとつのことばかりを長くやり過ぎると、時間の使い方が下手くそになって、大人になって困るよ」

など、「あなたが守らなければ。こういう困ったことになるかもよ・・・」という、考えられることでもいいのです。

つまり「こんなことになるのが心配・・・・」という子どもに対する思いを理由にする方が、子どもたちにとっては納得できる注意に聞こえると思います。

親がネットやスマホの知識を身につけ、理責めに注意しても子どもたちには響かず、帰って屁理屈で返されるかもしれませんよ。

ルールではなく、目標を考える

よく「家庭でルールを作りましょう」といわれますが、そう言われてもどんなルールを作ればいいのか分からないという声も耳にします。
しかもスマホやネットのトレンドは速いスピードで変化しますから、ルールを作ってみたところで、あっという間に陳腐化してしまいます。

それではそのようなルールを決めるべきなのでしょうか?
ルールを作るというと「制限する」というような息苦しさを感じますよね。
ですからルールというよりも、家族全体の「目標」を設定してみませんか?

例えば子どもは「スマホの時間を一日1時間で済ませるように頑張る」。お母さんは「長電話や長LINEはしない」などなど。
そして我が家では「スマホで嫌な思いをしない」ことを目指す!などと、最終的なゴールを作ってもいいかもしれません。
その目標に向かうためには、どのようなスマホの使い方がいいのかを、家族で話し合えるといいですよね。

子どもは詳しいけど、親は詳しくない・・・
といって蓋して逃げるのではなく、分からないなりに、子どもと一緒に学んでみませんか?

必要なのは家族のスクラム

スマホやネットに関しての注意事項はたくさんありますし、これからもどんどん生まれてくるでしょう。
そういう中で、子どもたちはスマホやネットを自分なりに使いこなそうとしています。
もちろん未成年でやってはいけないこともありますから、自由にさせるわけにはいきません。
ただルールで縛ることよりも、家族全員での話題にすることで、子どもたちを目標として意識できるような情報教育ができるといいですね。

新学期の間に、ぜひ子どもたちとスマホのこと、話してみませんか?