スマホのトラブルから我が子を守る 「家庭でのルールづくり」

我が子にスマホを持たせる際、大切なことはたくさんありますが、如何に家庭で子どものスマホ/ネット利用を見守ることができるかというのが一番重要です。

子ども達が誤った使い方をしていないか?
普段の生活や学業に悪影響が出ていないか?

その点を親がしっかり監視するために大切な基準が「家庭でのルール」ということになります。
今回は、家庭でのルールについてお話しします。

なぜルールが必要なのか

私たちの普段の社会活動には法律をはじめとする「ルール」が存在します。
ルールはたくさんの人がお互いに支え合う社会において、みんなが同じ判断基準で物事を進めることができるために必要なものです。

スマートフォンやインターネットもリアルの社会同様にいろんな人が集まる場ですので、当然ルールが必要になります。
皆さんのご家庭ではスマートフォンやインターネット利用に関する家庭のルールがありますか?

学校やPTAが開催する、子どものスマホ/ネット利用に関する情報モラルや啓発講演でも必ずと言っていいほどアドバイスされるのは「家庭のルール」を作ることです。

家庭のルールは、親と子のいわゆる「契約」みたいなものです。

スマホを使う上で大切な時間管理や、コミュニケーションが適切に行えているのか・・・を客観的に判断するためにルールは必要ですし、なにより子ども達がスマホ利用を自制できるようになるための「基準」にもなります。

スマホやネット利用に関して、各ご家庭でルールや決まり事があれば、大人はもちろん我が子をトラブルから守ることができます。

ルールがないご家庭もある?

子ども達のアンケートでも「家にはルールがある」という回答は多いので、多くのご家庭で既にルールが存在していると思いますが、中にはルールを作っていないご家庭もあるかもしれません。

ルールを作っていないご家庭の声を聞くと、

・親がネットやスマホに詳しくない
・どんなルールをつくればいいか分からない
・そもそも面倒くさい

等、いろんな声を聞くことができます。

ただ、どういう理由であれ、我が子にスマホを持たせるのであれば、家庭のルールは絶対に必要なのです。

どのようなルールが必要なのか

スマホやネットは様々なことができてしまうため、ルールといってもかなりの広範囲になります。
そのすべてを網羅することは当然不可能なので、使用する人の根幹を押さえ、かつシンプルなルールが必要です。

いくつか挙げるとすれば、

・スマホやネットの利用時間について
・ゲームやアプリの利用について
・課金やお金がかかる利用について
・友達や他人との交流の仕方について

という感じでしょうか。

利用時間については、使っていい時間帯や、一日の利用時間の長さを決めることも大切です。

ゲームやアプリの利用については、有害なサイトへのアクセスやアプリの使用に気を付けるということになりますが、この点については前回の記事でご紹介した「フィルタリング」利用と併せたルールとなります。

前回記事:子どもにスマホを持たせる時に必要なフィルタリングについて

課金やお金に関するルールは一番重要で、親の許可なく勝手にアプリやサービスを購入することを禁止します。
我が子が未成年である場合は、特にお金に関する約束事は決めておくべきですね。

それから他人とのコミュニケーションに関するルールです。
これは言葉づかいに気を付けるなど、他人とトラブルを引き起こさないためにも大切なポイントです。

まだ他にもありますが・・・すべて挙げると切りがありませんね。

ルールはシンプルに!

家庭のルールづくりは大切だけど、範囲が広すぎて、どれをルールにすればいいのか分からない、という方もいらっしゃるかもしれません。
だからといってルールを10も20も作っては散漫になってしまいますし、第一覚えることができませんよね。
家庭のルールは必ず必要ですが、できるだけシンプルにまとめた方がいいと思います。

シンプルに・・・はいいんだけど、スマホやネットに詳しくない保護者の方にしてみれば、シンプルなルールでも難しいかもしれません。
そういう方にアドバイスをするなら、ルールはたった一つ!

「お母さん(親)が止めろ!と言ったら止める」

それだけでいいかもしれませんよ。
つまり言い方を変えると

「お母さん(親)を心配させる使い方をしないでね」

という意味になります。

このルールであれば、スマホ利用に関するすべての内容について網羅していますし、ただただ「ダメだ!」と大声で注意するだけでなく、子ども達自身が自ら使い方を意識し、学ぶ機会を与えて頂きたいと思います。

ルールは家族で話し合って決めること

家庭のルールは、それぞれの家庭によって変わります。
同じルールを全部の家庭で適用できるかと言えば、そうではないと思います。
子どものネットに関する知識や操作スキルも違いがあるでしょうし、積極的だったり消極的だったりと子ども性格によっても変わってくるでしょう。

家庭のルールを決めるときは、必ず家族全員で話し合いの場を持っていただきたいと思います。

一番最初に話し合うことは「スマホを持つ目的や理由」です。
スマホの目的を明確にすれば、自ずと使う範囲が決まります。
スマホを使う範囲が決まれば、利用に必要な時間や内容も決まっていきます。

これならルール決めも難しくないのでは?

ルールづくりのその前に

我が子がスマホやネットの利用でトラブルに巻き込まれないためにも、家庭のルールが必要であることはご説明してきました。
しかし家庭のルールを決めたからといって、それがすべてではありません。
スマホという「万能ツール」を与えた以上は、すべて親御さんに管理責任が発生することを忘れてはいけません。

我が子を守るのはルールではなく、親御さん自身なのです。

そしてルール決めだけでなく、常日頃から子どものスマホ利用に関心を持っていただきたいと思います。

変な使い方をしていないか?
子どもが嫌な思いをしていないか?

子どもの挙動を観察しながら、気になったら子どもに声をかけて欲しいと思います。

親御さんがスマホに詳しくない・・・とか関係ありません!
親が詳しくなくて、子どもの方が詳しい・・・それでもいいじゃないですか!

スマホに関する知識が少なくても問題はありません。
常に子どもとスマホについて話す機会を増やしていただきたいと思います。

我が子が未成年の間は、親御さんが一番の頼りだし、支えになるのですから。