スマホやネットのトラブルから子どもを守るために

先月、大阪市に住む小学生女児が栃木県の35歳男性に誘拐されるという事件が発生しました。
誘拐された女児が自力で逃げ出したことで事件が発覚。男性は逮捕され、女児も無事に親元へ帰りました。

この事件に関してテレビ等のメディアで盛んに言われていたのが、小学生がSNSを使っていることの是非でした。
誘拐された小学生女児はTwitterを使って容疑者の男性と交流していたということが問題視されているようです。
誘拐しようとした容疑者が一番悪いことは当然ですが、SNSやネットに詳しくない子どもの無防備さも確かに気になるところです。

最近では小学生が自分専用のスマホを持つことも珍しくありませんが、小中学生の子どもにスマホを持たせる時に気を付けることをいくつかご紹介したいと思います。

1.スマホの目的を確認させる

ほとんどの場合、親が子どもにスマホを買い与えることになりますが、この時になぜスマホを持たせるのか?について、親子で確認することは大切です。

「これは家族との連絡用のみ使う」
「防犯や緊急連絡用」

など、なぜ親が子どもにスマホを持たせたのかという理由を明確にしましょう。
単に子どもが欲しがるから・・・というだけでスマホを持たせては、」子どもがトラブルに巻き込まれる可能性が非常に高くなります。
子どもにとってはゲームや動画等、用途以外に楽しみを見つけるものですが、スマホはゲーム機でもテレビでもありません。
スマホを持たせることを検討する際、そして子どもに持たせて以降も時々目的の確認をするべきだと思います。

2.フィルタリングをかける

子どもが使う携帯電話やスマホには必ずフィルタリングをかけてください。
フィルタリングとは、未成年がアクセスすべきでないサイトへのアクセスを制限するものです。
フィルタリングのおかげで子どもにとって悪影響を及ぼすサイト(ポルノ等)へのアクセスを防ぎ、主要なSNSなどのネットサービスも利用できなくなります。
フィルタリングは契約している通信会社(docomo、ソフトバンク等)にて設定しますので、各通信会社さんにお問い合わせ下さい。

NTTドコモ アクセス制限サービス
au フィルタリングサービス
ソフトバンク フィルタリングサービス

ただフィルタリングをかけたことで、子どもが「使えない!」と逆ギレすることもあるようですが、ここでひるまず、未成年である以上フィルタリングは必要だと言うことで子どもには説明しましょう。

フィルタリングを外すなら、スマホを持たせない!

それくらい強気で言っていいと思います。

3.子どものスマホの各種設定チェック

子どもが持つスマホ本体に利用制限を設定することも大切です。
例えばセキュリティアプリで、新たなアプリのインストールを制限したり、課金やお金の支払いができないようにロックすることも可能です。
このことでお金に関するトラブルはなくなると思います。

その他には

・位置情報アプリ(iPhoneを探す等)の設定
・画面ロックなどのパスワード設定
・子どもが設定項目を変更できないようにする

そして前回もお伝えした「スクリーンタイム」機能で、スマホを利用できる時間を制御することも必要となります。

前回記事:
スマートフォンの使い過ぎをチェックしてみませんか?
iPhoneの利用時間をチェックするスクリーンタイムとは
Androidスマートフォンのスクリーンタイム機能

4.子どもとネット利用について常に話し合う

元来スマホやネットというのは、社会全体が便利になるツールであり、子どもも正しくスマホやネットを利用することで、いい気なメリットがあるのです。

しかし子どもがトラブルにあうのは、子どもが正しい使い方を知らないからです。
スマホやネットに興味がある子どもは、我流で覚えることはあっても、正しい使い方まで学ぶ機会はそうそうありません。
ですから、保護者である親御さんが、スマホやネットの使い方はしっかり指導して欲しいのです。

中には「親より子どもの方がスマホに詳しいから・・・」といって、子どもの知識の任せてしまっているご家庭の話も耳にします。
子どもだけで覚えた知識は、ネットトラブルから自分の身を守るということにおいては不十分です。

今回の誘拐事件のように、実際に子どもが巻き込まれる事件はあちこちで起こっているのですから、親御さんがスマホに詳しくなくても、なんらかの話を通して子どもと向き合わなければなりません。

つまりスマホやネットを話題にして、いつも子どもと情報共有を行って欲しいのです。
親御さんがスマホやネットに詳しくなくても問題ありません。
我が子を絶対に守りたい!という強い気持ちが大切です。
分からないながらも子どもの話を聞き、親の心配な気持ちを伝え続けることは必要だと思います。

そうであれば、もし子どもがトラブルの縁に立ったときに、親御さんの顔がふっと浮かぶと思いますよ。
何も話をしていなければ、ブレーキを踏まずにトラブルに巻き込まれるかもしれません。

大切なのは親が子どものスマホ利用に関心を持つこと

子どものスマホ利用に対して気を付けたいポイントについていくつかお話ししました。
他にもいろんな方法はありますが、まずは当たり前の部分からしっかりと見つめて欲しいと思います。

一番大切なことは、親が子どものスマホ利用に常に関心を持ち、声をかけることです。

「私はよく分からないから・・・」といって子どもに任せてはいけません。
「私はよく分からないけど、心配はさせないで!」とはっきり子どもには伝えましょう。

今回の大阪女児誘拐事件のように、SNSで知らない人と会うことで誘拐されることが現実にあるのです。
可愛い我が子を守るためにも、子どもにスマホを持たせる時には親としての責任ある行動をお願いします。