【村島佳佑さん】いつの日か必ず!彼の歌声が満員の大ホールに響き渡る。

つながる

シンガーソングライター
村島 佳佑 さん Keisuke Murashima

村島佳佑さん・シルエット

HPもチェック!
https://www.hanautanet.com/

佐世保に住んでいる方なら、彼のポスターを一度や二度、見かけたことがきっとあるでしょう。そして知らぬ間に彼の歌声もどこかで耳にしているはずです。

村島佳佑
佐世保生まれ

街角やお店の中、松浦鉄道の駅など、あちらこちらで見かけるポスター。その多くは、彼が自ら足を運び、1枚1枚貼ったもの。彼を突き動かす原動力は、一体何なのでしょうか。

ずっと気になっていたそのことが、今回のインタビューで少し分かった気がします。

きっかけは高校生の時

村島佳佑さん・少年期1

村島佳佑さん・中学生

「小さい頃から歌うことは好きだった」という村島さんですが、極度のあがり症で、「人前で歌う」ということは考えすらしなかったそうです。小学校、中学校時代はソフトボールと野球に打ち込み、「歌の道」とは無縁の日々を過ごします。

転機が訪れたのは、高校1年生の時。音楽の授業で4、5人のグループを作り、「好きな曲をパート分けして歌う」という授業が行われました。村島さんたちのグループが披露したのは、スピッツの「楓」。すると、歌声を聴いたクラスメイトから「他の曲も歌って欲しい」と言われ、後日、数人のクラスメイトに向けてMr.Childrenの「HERO」を歌ったそうです。そしてこの出来事が、村島さんに「人前で歌う楽しさと喜び」を教えてくれたのだとか。

高校3年生の文化祭を目前にしたある日。実行委員の生徒さんから声が掛かりました。「ステージに10分の空きがあるんだけど、歌わない?」

さすがに驚いた村島さんでしたが、折角声を掛けてくれたのだからと、友人に伴奏を頼み、何度か練習をしてMr.Childrenの「Sign」を歌ったそうです。大勢の前に出ることがとても苦手だったそ村島さんですが、この時は緊張しながらも、「楽しい」という思いの方が大きかったそうです。当時の貴重な写真をお借りしました。

村島佳佑さん・佐世保西高で歌う

少しの回り道

「歌うことで、喜んでくれる人がいる」ということを体感したことで、歌への思いはぐっと強くなりました。高校3年生。進路を決める時期でもあり、「歌の道に進んでみたい」という思いが芽生え、音楽系専門学校の資料を取り寄せることもしましたが、ご両親も先生方も、「大学進学」へ期待をしていることは分かっていました。

故郷を離れ、大学に進学するとすぐに軽音部へ・・・は、入りませんでした。先輩方のビジュアルから、「自分が好きな音楽とは違うな」と察したからです。(笑) そこで彼は、個人レッスンのギター教室に通います。基礎から学び、少し弾けるようになった頃から曲作りをはじめ、やがて路上やライブハウスで歌うように。「歌の道に進みたい」と言う想いはぐっと深まり、上京することを決意。卒業式の午後、飛行機に飛び乗るようにして、関東へと旅立ちました。

 

東京の音楽活動で見えたもの


夢の舞台・東京。アルバイトで生計を立てながら、少しずつライブハウスで歌うようになります。しかしながら、集客力の無いミュージシャンにとって、ライブハウスに立ち続けることは簡単ではありませんでした。チケットノルマのために自腹を切ることもしばしば。路上ライブをするなどして少しずつ応援者を増やし、月に数回、ライブハウスでの演奏を行っていましたが、上京して5年目、「自分で自分の公演を創り上げる」と言う活動スタイルへの転換を図ります。

2014年12月。収容人数300人の会場で初のホールコンサートを開催。企画から実施まで、ほぼすべてのことを一人で抱えながら満席を目指しましたが、実際に入ったお客様は150人程。十分にすごいことだと思うのですが・・・。「半年後、この会場をいっぱいにする」。その想いを胸に、2015年5月。2度目のホールコンサートを開催します。しかし、会場に訪れたのは前回とほぼ同じ人数のお客様。行き詰まりを感じ、どうすれば良いものかと悩んでいる間に、時間は刻々と流れていきました。

いつか満員の会場で

2017年、音楽活動を休止し、村島さんはカナダに渡ります。音楽からも、これまでの環境からも離れ、ノイズの入らない場所で「自分の気持ちと向き合う時間」が欲しいというのが理由でした。そして帰国するとすぐに「アルカスSASEBO大ホール」の下見に行ったのです。「再スタートは地元から」「2020年に大ホール公演を開催する」。村島さんは、より明確な目標を抱き、2018年に音楽活動を再開しました。

村島佳佑さん・アルカスの座席を背に

2018年2月3日。「第一回アルカスSASEBO公演(イベントホール)」を無料で開催。まずは自分を知ってもらい、聴いてもらうことが大事だと思ったからです。チラシやポスターを手に、三ヶ町・四ヶ町商店街を歩き、広報に協力いただけるようお願いして回りました。

村島佳佑さん・四か町のポスターで

村島佳佑さん・ギターでの一コマ

思わず聞きました。「くじけませんでしたか?」と。その質問に村島さんは心底さわやかな笑顔で答えます。「しょうがないですよね。自分のことですから」。

村島佳佑さん・笑顔で語る

村島さんのその情熱と歌声は、少しずつながらも確実に届きはじめ、僅か3年の間にアルカスSASEBO公演を6度開催。その間、佐世保地所様のCMに「足跡」が、松浦鉄道様のイメージソングに「はなうた」が、株式会社星光様のCMに「ツボミ」が起用され、FMさせぼ、NBC長崎放送のラジオ番組パーソナリティにも就任、地域行事や福祉施設等、様々な場所に歌声を届けてきました。

村島佳佑さん・松浦鉄道にて

松浦鉄道キャラクターのマックスくんとともに

迎えた2021年5月、コロナの影響で1度は延期になった「アルカスSASEBO大ホール公演」が開催されました。コロナ禍で数々のイベントが中止となり、演奏の機会が喪失される中、それでも歌への情熱を絶やさなかった村島さん。「アルカスSASEBO大ホールを満員にする」という次なる目標に向けて、志を同じくする仲間と共に、新たな一歩を踏み出しました。

村島佳佑さん・ライブ演奏1

村島佳佑さんライブ・アルカスSASEBOにて

村島佳佑さんライブ・ステージから見える客席

村島さんの柔らかく、強く、あたたかくて伸びやかな歌声は、ホールにこそ相応しいと感じます。自然と浮かびあがるメロディに、想いを綴り、飾り気なく歌うからこそ、一人一人の胸にじんわりと染みわたるように響きます。一度聴けば、こんなにステキなアーティストが身近にいる歓びを、きっと実感するはずです。

村島佳佑さんライブ・スポットライトで歌う

2022年5月8日、日曜日。2度目の「アルカスSASEBO大ホール公演」が開催されます。「まだまだ満席には遠いです。」そう語る村島さんですが、彼を見ていると、いつかきっと、その日はやって来るように思えてなりません。彼の夢を、目標をあなたも一緒に応援しませんか?その歌声を、是非一度味わってみてください。

村島佳佑さんのギターで

パーソナリティー
・NBCラジオ
「ホシノヒカリ」毎週月曜日20時~20時30分
​【提供】株式会社星光

・はっぴぃ!FM
「ラララ!ライブ!」毎週水曜日18時~19時

「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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