⼦どもが勉強をしない理由は︖家で勉強を習慣づけする⽅法は︖

育てる

なぜうちの子どもは勉強しないの?
と頭を悩ませたことはありませんか?

女性
なかなか家での勉強が習慣化しない
女性
どう子どものやる気を引き出したら良いの?

学校から帰ってきてもなかなか宿題に取り掛からない、机に向かわない子どもを見ると、不安や苛立ちが募ることも少なくありません。しかし、子どもが勉強を嫌がるのにはそれなりの理由があり、そこには親としてアプローチできるポイントが隠れています。

子どもが家で勉強しない理由や、家での勉強を習慣づける方法などを紹介しますので、子どもが勉強をしない理由を探りながら、家庭で無理なく勉強を習慣づける方法について考えてみましょう。

子どもが家で勉強しない理由

子どもが家で勉強しない理由には、さまざまな要因が絡み合っています。
まずは、子どもが家で勉強をしない背景にある理由をしっかりと理解していくことが大切です。

そのなかでも子どもが抱えがちな以下の2要因をみていきましょう。

勉強が嫌いで自主性を失くしている

家での勉強が定着していない理由の一つに、単純に勉強が嫌いという気持ちがあります。

ただでさえ勉強に苦手意識を感じているうえに、
親にしつこく勉強を強要された
答えを間違えて学校で笑われた
テストで悪い点を取ってしまった

など、マイナスな経験から勉強への自主性が損なわれている場合もあります。

学校や塾での授業が難しくなってくるとやらされているという感覚が強まり、さらに勉強に興味がなくなってしまうことも少なくありません。

また、こうした状況が続くと勉強に対する苦手意識がさらに強まり、自分から取り組むことが難しくなってしまいます。

勉強よりも楽しいことが気になる

好奇心旺盛な子どもにとって、勉強よりも楽しいことはたくさんあります。
特に現代では、スマートフォンやゲーム、SNSなど、手軽に楽しめる娯楽が身近にあふれており、勉強に意識が向かないケースも珍しくないでしょう。

勉強にはやらなければならないことという意識が付きがちな一方で、楽しいことはすぐに達成感や満足感を与えてくれるため、子どもはついついそちらに興味関心が移ってしまいます。

これらの誘惑を勉強の報酬として逆手に取る方法もありますが、気持ちを切り替えて集中させないと効果的な勉強にはならないので注意が必要です。

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子どもに家での勉強を習慣づけする方法

子どもが家で勉強しない理由を押さえたところで、次は子どもに家での勉強を習慣づける方法を考えていきましょう。

子どもに家での勉強を習慣づけるためには、ただ勉強しなさいと声をかけるだけでは十分ではありません。声掛けを強要だと捉えてしまった場合、逆に勉強する意欲をそぐことに繋がってしまう可能性もあります。

子どもが自ら進んで勉強に取り組むためには、家庭環境や保護者の理解とサポートが重要です。

勉強する意味を考える機会を与える

子どもが勉強を自主的に取り組んでいくためには、「なぜ自分にとって勉強が必要なのか」という勉強することへの意味や目的を理解することが重要です。

しかし、「将来のためだから」など、抽象的で漠然とした答えは子どもにとって想像しにくいため、例えば、子どもが興味を持っている分野や夢に関連付けて「この知識はこういう風に役立つかもしれないよ」などと具体性を意識して話す時間をとってあげると勉強も意味を実感しやすくなります。

子ども自身が勉強への意義を見つけていくことで、学習への自主性が高まり習慣化しやすくなるでしょう。

子どもが勉強している間、親も仕事や勉強をする姿勢を見せる

子どもは親の姿をよく観察しており、その行動に大きく影響されます。
家での勉強する習慣を身に付けてもらうには、子どもが勉強している間、保護者自身も家で勉強する姿を子どもに示してあげましょう。

一緒に“学び”の時間を共有することで家庭内で学びの雰囲気を作ることができます。このような空間を作っておくだけで、子ども自身にとって勉強が特別なことではなく日常の一部であると認識しやすくなり、学習の習慣化につないでいくことができるでしょう。

オン・オフを切り替えられる環境を整える

好奇心旺盛な子どもは些細なことで集中力が切れてしまいます。
例えば、学習スペースをきちんと確保したり、雑音が聞こえないようにするなど、空間を工夫して集中できる環境を整えてあげましょう。

勉強に必要なものだけ置くことでオンモードに上手く切替られるだけでなく、勉強後に片づけを行うことでオフモードに切り替わりリフレッシュできます。

勉強する姿勢をほめ、成果を積み上げる

子どもにとって、勉強に取り組む姿勢をほめてもらうことは大きな励みになります。

親が子どもの努力を認め、具体的にほめることで子どもは「自分はできる」という自信を持つようになります。

また、小さな達成でも積み重ねていくことで、やり遂げたという達成感が生まれ、それがさらに次の勉強への意欲につながります。

ポイントは結果だけでなく、勉強に向かう姿勢や取り組み方そのものを評価すること。最初は大きな結果がだせないとしても、机に向かったり時間を作る姿にも注目してあげるようにしましょう。

まとめ

子どもに家での勉強を習慣づけるためには、親としてのサポートが重要な役割を果たします。

勉強の意義を理解させることから、学びやすい環境と雰囲気を整えること、そして努力をほめて達成感を積み上げることまで、さまざまな場面において工夫が必要です。

子どもが勉強を日常の一部として受け入れられるように親子で一緒に取り組み、家庭での学び楽しく有意義なものになるように声をかけてあげてくださいね!

「住まいリングさせぼ」編集部長

橋本鎌嗣(ニックネーム:もっちゃん)
「住まいリングさせぼ」編集部長

佐世保生まれ、一児のパパ。サイト監修者であり、佐世保・小値賀「海風の国」観光マイスター。宅地建物取引士の資格も有し、不動産や住まい、暮らしのアドバイスも。「佐世保に住もうよ!愛する地元の魅力をもっと伝えたい!!」

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